野谷荘司山
- GPS
- 07:02
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,298m
- 下り
- 1,299m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 7:02
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
山岳会の例会で野谷荘司山に行ってきました。
この山は初めて、今回は連れて行ってもらう立場で少し気楽です。
とは言え昨年、雪崩で亡くなった方がおられる場所ですから、緊張感は高まります。
登りは安全のため樹林帯から尾根沿いを進みます。
表層雪崩連発かと思いましたが、意外と安定してました。ただ稜線上は強風で、油断するとバランスを崩して滑落しそうでした。
途中から滑降する他のパーティーもおられ、だんだんこちらも「この辺でいいのでは?」という空気が流れてきましたが、さすが今回のCLは前に進んでいきます。
私は前日の貝月山二周で最初から体力消耗済みだったのですが、ちょうどいい感じでした。
強風に耐え、三方岩岳への稜線にたどり着くと、穏やかな空気がただよっていました。野谷荘司の山頂を目指していた歩行隊は、あまりのラッセルに途中で諦めて戻ってきました。ここでお昼にします。
お昼を済ませたらシールを剥がして滑る準備をしていたら、どうもピークハンターのOさんが山頂を目指したいという。5人くらいいればラッセルも余裕とか。
昨日の貝月山で体力を消化してはいましたが、ラッセルと聞いて黙ってられない性分、またシールを装着して山頂に向かうことにします。
Oさんが先行されてましたが、途中の斜面でモフモフともがいています。ほら〜また檜塚状態ですよ〜と心の中で思いながら、横っちょをスキーで登っていきます。さすが極太板なら余裕でした。
体力それほど残ってませんでしたが、またまた心拍数maxにして山頂をガンガンと目指します。そして15分ほどで山頂に到着。白山がバーンと見えました。
ここからの笈ヶ岳、大笠山の眺望も最高でした。うーん、ついてるなぁ。
山頂からは途中登り返しがありますが、やはり山スキーヤーの端くれならシールを剥がして滑ります。カーン!と山頂からは一瞬でした。
登り返しはちょっと大変でしたが、何とかお昼をしていた平坦地に復活しました。
さてここからはいよいよ白谷の滑降です。斜度的には雪崩がとても起こりやすいところで、なかなかリスキーです。まぁエアバッグ付きのザックを持っている私が生け贄?で最初に急斜面から突っ込みます。一気に何ターンもして楽しませていただきました。
白谷の後半はさすがに雪も重く、難しい滑走を強いられます。これも山スキー、これをクリアするのが仕事です。板がめりこんで、下手をすると足を痛めるくらいの厳しいコンディションでしたから、入山される方はそれ相応の覚悟でお願いしたいところです。
とてもスリリングかつエキサイティングな山で、来て良かったと思いますが、さすがに単独で入ろうとは思いません。それほどにリスクの高い山と谷筋、それが野谷荘司だと思います。
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