記録ID: 6032524
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沢登り
槍・穂高・乗鞍
【餓鬼岳】乳川 明沢遡行−釣魚沢下降 (落差100m"布滝"解明)
2023年10月08日(日) [日帰り]
長野県
tamoshima
yamakurumi
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 09:36
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,209m
- 下り
- 1,213m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 9:37
距離 12.3km
登り 1,210m
下り 1,213m
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
なお、地理院地図等に描かれている明沢を渡る橋は実在しないので要注意。乳川右岸からのアプローチが良い。 乳川右岸の林道は、少なくとも釣魚沢出合附近までは車で入れるので、車が2台あれば1台を回しておくと、林道歩きを短縮できる。 （tamoshima記） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
遡行図と記録参照 |
| その他周辺情報 | 【他の記録等】 ・布滝の遠望写真：https://blog.goo.ne.jp/kodaru-taki/e/f72927161888df371749b606b80205fa ・布滝の前衛滝までの遡行記録：https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4637930.html 【地名】 ・明沢の読みは、「あけざわ」（明澤橋の平仮名銘板に拠る） ・いずれも名称がないと思われるため、地形図の1866m峰に「明沢山」、今回下降した沢に「明沢山南東面沢」と仮称を付す。 【その他】 ・昭和6年修正の五万分一地形圖『信濃池田』では釣魚沢沿いに径路が描かれているが、1960年ごろには消失していたらしい（「北アルプス」朋文堂編集部,1962）。今回も何の痕跡も見かけず。 （tamoshima記） |
写真
（写真のコメントはyamakurumi記、tamoshima一部修正）ここで沢の読み方が判明。
tamoshimaさんは沢名調査に平気で数時間かける人なので、文献調査の必要が無くなり良かった。
10/8 6:07
（写真のコメントはyamakurumi記、tamoshima一部修正）
ここで沢の読み方が判明。
tamoshimaさんは沢名調査に平気で数時間かける人なので、文献調査の必要が無くなり良かった。
ここで沢の読み方が判明。
tamoshimaさんは沢名調査に平気で数時間かける人なので、文献調査の必要が無くなり良かった。
手を使わず登り切って�教蕕噺世つイ�tamoshimaさん。�教蕕箸垢襪燭瓩亡萃イ詆�要があるのは�教蕕犬磴覆い鵑任垢莨弌�てことで��+にしてもらう。
10/8 7:36
手を使わず登り切って�教蕕噺世つイ�tamoshimaさん。�教蕕箸垢襪燭瓩亡萃イ詆�要があるのは�教蕕犬磴覆い鵑任垢莨弌�てことで��+にしてもらう。
布滝の前衛滝群に突入。3段19m。水線右をフリーで。tamoshimaさんは��-としようとしていたが、この恐怖を��-で済まされては敵わないと��+にしてもらった笑。あまりロープを出さないのは落ちないと信頼されてるからなのでそれは嬉しいが、怖いものは怖い。
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10/8 7:43
布滝の前衛滝群に突入。3段19m。水線右をフリーで。tamoshimaさんは��-としようとしていたが、この恐怖を��-で済まされては敵わないと��+にしてもらった笑。あまりロープを出さないのは落ちないと信頼されてるからなのでそれは嬉しいが、怖いものは怖い。
18m滝もロープ無しで行きかけたが、1ポイント悪そうなのでロープを出した。tamoshimaさんリード。確保無しでは絶対にやりたくないトラバースがあったので、ロープを出して正解。水流を横断するが、水が冷たすぎて手の感覚が無くなった。
10/8 8:17
18m滝もロープ無しで行きかけたが、1ポイント悪そうなのでロープを出した。tamoshimaさんリード。確保無しでは絶対にやりたくないトラバースがあったので、ロープを出して正解。水流を横断するが、水が冷たすぎて手の感覚が無くなった。
合計落差100m。大きく2段に分かれている。水量は少ないが、立派な大滝。
まとめて左岸を大高巻きできそうだが、上段の滝壺に行きたいということで、下段:右岸巻き→中間部で横断→上段:左岸巻きとすることに。
10/8 9:06
まとめて左岸を大高巻きできそうだが、上段の滝壺に行きたいということで、下段:右岸巻き→中間部で横断→上段:左岸巻きとすることに。
下段上部だけ水線近くを登れそうだったので、ロープを出して登攀。易しいスラブを直上のつもりだったが、近付いてみると思った以上に立っていたので水線へ。こちらはホールドが豊富で助かった。後ろでシャワーを嫌がる「えー」という声が聞こえたので、フォローはスラブ直上もできるようにプロテクションを取ったところ、本当にそのラインで上がってきた。リードでは絶対にやりたくない��+の登りだったとのこと。
2
10/8 9:33
下段上部だけ水線近くを登れそうだったので、ロープを出して登攀。易しいスラブを直上のつもりだったが、近付いてみると思った以上に立っていたので水線へ。こちらはホールドが豊富で助かった。後ろでシャワーを嫌がる「えー」という声が聞こえたので、フォローはスラブ直上もできるようにプロテクションを取ったところ、本当にそのラインで上がってきた。リードでは絶対にやりたくない��+の登りだったとのこと。
落ち口見隊の我々、布滝を巻き終わった後はもちろん落ち口へ。とはいえこれクライムダウンできるのか？って滝までクライムダウンしてしまう、落ち口見隊 隊長の威容を存分に発揮するtamoshimaさん。
10/8 10:38
落ち口見隊の我々、布滝を巻き終わった後はもちろん落ち口へ。
とはいえこれクライムダウンできるのか？って滝までクライムダウンしてしまう、落ち口見隊 隊長の威容を存分に発揮するtamoshimaさん。
とはいえこれクライムダウンできるのか？って滝までクライムダウンしてしまう、落ち口見隊 隊長の威容を存分に発揮するtamoshimaさん。
これが布滝落ち口からの景色！この景色を見たのは我々が初めてだと思う。
tamoshimaさん攻め過ぎ…。あと半歩前に出れば確実に死ねる位置にいる。
上部が小便小僧のしょんべんぽくなってる15m滝。ロープ出そうよとごねて出したが、結果簡単だったのでロープ要らなかったじゃんとtamoshimaさん。いや、��-はロープ出してもいい難しさなんよ。笑
10/8 11:29
上部が小便小僧のしょんべんぽくなってる15m滝。ロープ出そうよとごねて出したが、結果簡単だったのでロープ要らなかったじゃんとtamoshimaさん。いや、��-はロープ出してもいい難しさなんよ。笑
片洞門状滝を登るtamoshimaさん。最初嘗めプしてたが途中から少し悪そうに登ってた。沢慣れてない人が居るならロープ出した方がいいやつです。
10/8 11:45
片洞門状滝を登るtamoshimaさん。最初嘗めプしてたが途中から少し悪そうに登ってた。沢慣れてない人が居るならロープ出した方がいいやつです。
下降する釣魚沢の支沢は最上部が崩壊地になっている。藪がなくありがたい。落石に気を付けながら下降。
花崗岩が崩れたザレ地形が延々続く。ソールには優しくないが、滝が殆ど無いので下降向き。
釣魚沢本流もゴーロが延々続く下降向きの沢。ただ長い。ところどころ獣道を使いながら下降する。
クライムダウンを諦めて獣道で巻き下ったが、この獣道のトラバースが非常に悪かった。
乳川本流沿いの林道は非常に整備されていて歩きやすい。これをしばらく歩いて下山完了。
装備
| 備考 | ・ラバーソール適 （tamoshima記） |
|---|
感想
【計画の経緯】
地形図に名称の記載があり、しかも遠望写真によるとかなり大きそうなのに、滝屋による訪瀑記録もない布滝。一体どんな滝なのだろうと気になったため、日帰りで軽めの1本と目論んで、行ってみることに。それにしても、こんなマイナーな沢に、tamoshimaとyamakurumiのそれぞれで目を付けており、提案した段階でそのことが判明したが、あまりの志向の近さに仰天した。
【感想・総評】
布滝以外には容易な10m未満の滝がいくつかある程度だろうと高を括っていたが、想像以上に滝が多く、登り応えのあるものや変わった形のものもあった上、解明できた布滝も予想より立派で、満足の開拓であった。特に、布滝の落口の景観と雰囲気は最高。
日帰りにしてはかなり内容の濃い沢であり、この近辺で日帰り沢へ行く場合にはお薦めできる。さほど濡れないので秋に良い。3級上程度。
9月に不動川を遡行した際、一日余ったので一人でどこか行こうかなあと地形図とにらめっこして見つけた明沢。その時は計画書まで出したものの、結局面倒になって行くのを止めてしまった。今後わざわざ訪れることも無いだろうと思っていたが、まさかの展開で遡行が叶った。
沢登りではなく訪瀑に終わる(布滝以外は内容が薄い)と思っていたが、遡行対象として予想以上に良い沢で、また滝屋ではなく沢屋ならではのラインで布滝を解明することができ、嬉しい拾い物をした。一人で来ていたら前衛滝で踵を返していたと思うので、tamoshimaさんと来て良かった。
遡行前のtamoshimaさんの言葉。注目を浴びるにはメジャーな沢の記録を上げれば良いが、自分は注目を浴びる記録でなく、将来的に価値のある記録を残したいと言っていた。本山行記録がそうであるなら嬉しい。
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