大師様 見守る白き 星の花 高野三山 名残の曙

2023年10月11日(水) 〜 2023年10月12日(木)

• GPS: 08:57
• 距離: 16.6km
• 登り: 486m
• 下り: 484m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:02
• 休憩: 0:42
• 合計: 1:44

15:22 金剛峯寺
15:34 16:09 根本大塔
16:17 16:18 金剛峯寺
16:29 16:34 徳川家霊台
16:48 16:49 金剛峯寺
16:56 16:56 千手院橋
17:06 宿泊地

2日目

• 山行: 5:24
• 休憩: 1:02
• 合計: 6:26

7:53 宿泊地
8:29 8:42 奥の院
9:06 9:50 摩尼山登山口
10:02 10:02 摩尼峠
10:29 10:30 摩尼山
10:56 10:57 黒河峠
11:30 11:30 楊柳山
12:00 12:00 子継峠
12:44 12:44 一本杉
13:01 13:04 転軸山
14:19 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

高野山・世界遺産きっぷ3540円。難波〜高野山駅までの電車・ケーブル往復乗車券、高野山内バスフリー乗車券。2日間有効。金剛峯寺、根本大塔、金堂、霊宝館2割引券、おみやげ割引券付き。南海電鉄の窓口で買える。

コース状況／危険箇所等

特になし

その他周辺情報

泊まった宿坊 宝善院 1泊2食11000円。一ノ橋すぐそば。

写真

10/11 14:38

11日。高野山は初めての訪問です。
金剛峯寺の入り口。

10/11 14:40

10/11 14:42

高野槙コウヤマキ、裸子植物コウヤマキ科コウヤマキ属の常緑針葉樹、コウヤマキ類は中生代から北半球に広く分布していたが、現生種としては日本固有種である本種のみが生き残っている。
木曽五木: コウヤマキ、ヒノキ、アスナロ（ヒバ）、クロベ（ネズコ）、サワラ

10/11 14:43

10/11 15:01

蟠龍庭。雲海に浮かぶ雌雄の龍が奥殿を守る様子を表す。

10/11 15:23

金剛峯寺全景。

10/11 15:30

壇上伽藍へ行く道。紅葉している木が1本ありました。

10/11 15:32

東塔。

10/11 15:33

10/11 15:34

三昧堂。

10/11 15:35

大会堂。

10/11 15:35

愛染堂。

10/11 15:38

大塔の鐘

10/11 15:43

根本大塔。赤い色が青空に映える。

10/11 15:59

金堂。

10/11 16:32

徳川家霊屋。
家康霊屋。

10/11 16:33

秀忠霊屋。

10/12 7:51

12日。一ノ橋、奥の院参道の入り口。

10/12 7:56

誰かのお墓だと思う。朝日の中。

10/12 8:00

参道。両側はお墓です。

10/12 8:02

お寺だけど鳥居があったりする。
戦国武将、江戸時代の大名家、戦没者、現代の有名企業など、時代も身分も関係なくお墓があります。

10/12 8:04

石田三成様。

10/12 8:17

豊臣家墓所。

10/12 8:18

豊臣家墓所。広い。

10/12 8:26

織田信長様。

10/12 8:34

奥の院経蔵。

10/12 8:35

説明。石田三成様が建てたそうです。

10/12 8:44

御廟橋を渡ったところが奥の院。撮影禁止。ここを渡ったらビリビリっと感じるものがありました。スピリチュアルな場所なのね。ここは即身成仏された弘法大師様がおられます。長い瞑想に入られ、今も修行をされているのです。

10/12 9:01

奥の院をあとに、高野三山へ向かいます。

10/12 9:05

アケボノソウ、まだ咲き残っていました。

10/12 9:05

10/12 9:06

雄蕊の葯が星型になっていて花弁と二重のお☆様。可愛い。葯が黒っぽい個体。

10/12 9:06

全体のお姿。

10/12 9:07

花弁が4裂、5裂が多い。

10/12 9:47

10/12 9:50

緑色がかった個体。

摩尼山登山口。左へ入ります。

10/12 9:53

松風草があちこちに咲いていました。

10/12 10:01

摩尼峠。ここまで結構急登だった。

10/12 10:02

さらに登って行きます。

10/12 10:22

摩尼山山頂。1座目。

10/12 10:22

頂上の祠。

10/12 10:56

黒河峠。

10/12 10:56

ずっと樹林の中の道。展望はありません。

10/12 11:17

楊柳山山頂の祠。2座目。

10/12 11:17

10/12 11:18

祠の裏の三角点。高野三山の最高地点、1009m。

10/12 11:37

10/12 11:37

10/12 11:44

こんなところに曙草が。

10/12 11:47

ここにも。

10/12 11:59

子安地蔵。

10/12 12:23

平らな道になりました。湿地になっているところもあります。

10/12 12:25

葉がピンクになったマツカゼソウ。

10/12 12:30

ここにもアケボノソウ。

10/12 12:31

6裂花弁発見。

10/12 12:34

大瑠璃腐オオルリソウ、ムラサキ科オオルリソウ属の越年草または多年草。

10/12 12:34

全体のお姿。

10/12 12:35

10/12 12:37

10/12 12:40

すごいアケボノソウの群落がありました。咲いている花は少しだけ。最盛期の頃はさぞかし見事だったろうと思います。ここが花盛りの時に再訪しよう。

10/12 12:41

まだ咲き残っているもの。この個体は葯が緑色。

10/12 12:43

舗装道路まで降りました。

10/12 12:46

色づき始めたマムシグサの実。

10/12 12:45

道路を渡ります。

本日最後の登り。転軸山へ向かいます。

10/12 13:01

転軸山山頂の祠。3座目。

10/12 13:19

下ります。

10/12 13:28

道路に出ました。ずっと樹林帯にいたから分からなかったけど、こんなに空が青かったのね。

10/12 13:41

ススキが綺麗な場所がありました。

10/12 13:44

奥の院の参道に出ました。
少し戦国武将のお墓を探しました。

10/12 13:48

武田信玄様。

10/12 13:48

10/12 14:08

明智光秀様。
この後、宿まで戻り、登山は終了しました。

10/12 14:46

帰りのバスを途中下車して女人堂へ。

10/12 14:55

昔、女性はここまで、山内に入ることはできませんでした。

10/12 14:48

これが女人結界だね。

10/12 14:48

お竹地蔵。

10/12 14:49

説明。

10/12 14:50

ここは弁天岳の登山口。朝日がきれいらしい。
ここから中の橋の方へのハイキングコースもあるようです。

10/12 14:51

高野山の地図。山道で囲まれているのですね。高野三山は歩いたので他の道も歩いてみたいなあ。

10/12 15:03

高野山ケーブル。結構な斜度でした。

10/12 15:18

極楽橋駅の天井。

10/13 9:42

観光協会で貰った地図。

10/13 9:48

頂いた御朱印。どれも手書き、美しい書体で素敵です。
御利益ありそう。

弘法大師生誕1250年記念御朱印。

撮影機器：

LUMIX DC-TZ90 パナソニック

Galaxy A53 5G SCG15 au サムスン

感想

simunee

　高野山は弘法大師様のお寺、くらいしか知識がなく、ヤマレコでアケボノソウがたくさんあって緑色のもあったりするというのはみていました。少し時期は遅いですが、高野三山を歩き、アケボノソウを探そうと思ってここに来ました。高野山を参拝しつつ、御朱印をいただきながらハイキングをしました。
　奥の院には有名な戦国武将や大名のお墓や供養塔があり、敵も味方も勝った人も負けた人もみんな一緒の場所にいます。どうしてだろうと思いネットで調べてみました。
　弥勒菩薩は、釈迦が滅した56億7千万年後に仏となりこの世に現れ、釈迦の教えで救われなかった人々を救済すると伝わっています。その時に三度にわたって説法をするのですが、その一カ所が高野山なのだそう。この日のために席取りをして待っているという説がありました。そんなに長く待ったら太陽系がなくなってしまいますが、みんな仲良く同じ場所で救ってくれる人を待つのは何だかほっこりします。
　戦国時代、寺院と戦国大名は対立していたそうですが、高野山は自衛のために有名大名と宿坊の契約、師檀制度を提案し、大師信仰のもと墓石や供養塔を作るようになった。江戸時代に徳川家康が高野山を菩提所と定めると各地の大名がこぞって墓を建て始め、一般庶民の憧れの場所となった。現代においては世界遺産となり、外国人も訪れる場所となっています。。ふーん、なるほど。弘法大師様はとてつもないインフルエンサーだということなのね。
　高野三山は、弘法大師様が永遠の瞑想修行されている奥の院御廟を護る山として信仰されています。一の橋を出発して1周約10キロ、何とか歩き通すことができました。健康体なら厳しいコースではありませんが、足腰を痛めている身なので歩き通せてよかったと思います。弘法大師様の御利益のおかげ。
　アケボノソウは時期的には遅く、緑のも探すことはできませんでした。でもすごい群落地があることがわかったので、こんどは9月下旬にまたここに来ようと思います。