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Yamareco

記録ID: 6052351
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科

秋合宿第一弾は賑わう天狗岳

2023年10月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:53
距離
9.1km
登り
889m
下り
881m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:58
休憩
2:55
合計
8:53
距離 9.1km 登り 889m 下り 889m
6:20
6:22
44
ベンチレーション
7:06
7:14
43
7:57
8:10
32
8:42
17
8:59
9:08
25
岩場取付
9:33
9:51
22
10:13
10:27
14
10:41
30
11:11
11:26
13
天狗平
11:39
6
11:45
13:02
39
13:41
13:50
25
14:15
14:25
31
唐沢の橋
14:56
唐沢鉱泉登山者P
天候 曇り時々晴れ 天高い秋の高層雲
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
唐沢鉱泉登山者用駐車場の路肩にとめました
5AM到着時点で満車でした
帰りに見た感じでは500mほど路肩が埋まっていました
コース状況/
危険箇所等
登山口から尾根筋までは八ヶ岳特有の苔むす樹林帯です。尾根筋は木の根の張った歩きにくい場所がありますがさほど難儀ではありません。山頂直下の岩場は無雪期であれば危険度は低いです。天狗から黒百合まではところどころに岩場があります。ミスコースに注意してください。
黒百合から渋御殿湯の分岐までは沢の中の石飛びです。ところどころ平行する木道もありました。濡れていると大変ですが、この日は乾燥していて助かりました。ですが想像以上に足首や膝にダメージがあります。
その他周辺情報 下山後は尾根一本離れた渋御殿湯に宿泊しました。最近の山小屋に比べればよっぽど山小屋らしい温泉宿でした。泉質がとてもよく疲れた体には最適です。
引き戸の玄関からロビーに入ると鹿の首がお出迎えし、部屋の暖房が石油ストーブだったり、トイレがネポンパールトイレだったり、娯楽の要素は少ないですが、昭和レトロマニアにはたまらない宿だと思います。
廊下に張ってあった注意書きの「ラジュース」の文字に思わず涙が出そうになりました。
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
秋空のこの日
勝手知ったる唐沢鉱泉から出発しました
2
秋空のこの日
勝手知ったる唐沢鉱泉から出発しました
開店前の唐沢食堂を横目に
開店前の唐沢食堂を横目に
登山口の案内板の先にある
登山口の案内板の先にある
しゃくなげ橋から苔むす森の中に足を踏み出し
1
しゃくなげ橋から苔むす森の中に足を踏み出し
なつかしい八ヶ岳の森を1時間ほど登ると
2
なつかしい八ヶ岳の森を1時間ほど登ると
尾根筋に出合います
尾根筋に出合います
さらに小一時間ほどゆっくりと登ると
1
さらに小一時間ほどゆっくりと登ると
明るい日差しに誘われるかのように
1
明るい日差しに誘われるかのように
第一展望台に飛び出しました
第一展望台に飛び出しました
早朝で雲が多めですが
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早朝で雲が多めですが
正面には盟主赤岳と
2
正面には盟主赤岳と
その先に広がる南アルプスの山並みが奇麗でした
1
その先に広がる南アルプスの山並みが奇麗でした
鳳凰三山に始まり
鳳凰三山に始まり
千丈がその秀麗さを競っているようでした
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千丈がその秀麗さを競っているようでした
中央アルプスに目を移せば
中央アルプスに目を移せば
苦労した池山尾根からのマセナギが懐かしくもあり
1
苦労した池山尾根からのマセナギが懐かしくもあり
御嶽山を挟んで
北アルプスを全貌すれば
北アルプスを全貌すれば
穂高連峰
立山・劔を後方に控えさせ
なんとも豪華な針ノ木岳と蓮華岳
2
立山・劔を後方に控えさせ
なんとも豪華な針ノ木岳と蓮華岳
そして最北の白馬岳まで手に取るようでした
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そして最北の白馬岳まで手に取るようでした
隣接する中山から蓼科山へ伸びる
隣接する中山から蓼科山へ伸びる
北八ヶ岳もまた秋を感じさせる装いでした
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北八ヶ岳もまた秋を感じさせる装いでした
十分休憩をとったところで
十分休憩をとったところで
今日の最高峰に向け出発しました
今日の最高峰に向け出発しました
根石山荘を眺めながら稜線を進むと
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根石山荘を眺めながら稜線を進むと
現れました
天狗の頂が
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現れました
天狗の頂が
うっすらと霜柱の残る第二展望台を通過するころには
うっすらと霜柱の残る第二展望台を通過するころには
青空も広がり絶好の登山日和となりました
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青空も広がり絶好の登山日和となりました
山頂直下の岩場をよじ登りながら振り返ると
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山頂直下の岩場をよじ登りながら振り返ると
歩いてきた稜線と遠くに広がる素晴らしい景色が目に飛び込み
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歩いてきた稜線と遠くに広がる素晴らしい景色が目に飛び込み
最果てには頚城の山々もうっすらと見ることができました
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最果てには頚城の山々もうっすらと見ることができました
そして天に突き刺さるような岩場を少し登れば
そして天に突き刺さるような岩場を少し登れば
南八ヶ岳と肩を並べる
南八ヶ岳と肩を並べる
天狗の山頂に到着です
(写真正面は東天狗岳)
1
天狗の山頂に到着です
(写真正面は東天狗岳)
2年ぶりの山頂からは東に奥秩父
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2年ぶりの山頂からは東に奥秩父
爆裂火口の硫黄岳
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爆裂火口の硫黄岳
横岳から
赤岳、阿弥陀岳と続き
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赤岳、阿弥陀岳と続き
南アルプスの三山へと抜群の展望でした
(北岳の右には塩見の頭も見えました)
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南アルプスの三山へと抜群の展望でした
(北岳の右には塩見の頭も見えました)
西側の展望も素晴らしく
中央アルプス、御岳、乗鞍から
西側の展望も素晴らしく
中央アルプス、御岳、乗鞍から
北へと連なる山脈が絶妙なコントラストでした
北へと連なる山脈が絶妙なコントラストでした
そして池の平湿原の奥には笠岳や懐かしの破風岳と
そして池の平湿原の奥には笠岳や懐かしの破風岳と
奥志賀の岩菅山もその形を刻んでいました
奥志賀の岩菅山もその形を刻んでいました
そういえば黒斑山から見た天狗岳もよかったなぁと思い起こしたところで
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そういえば黒斑山から見た天狗岳もよかったなぁと思い起こしたところで
荒船山方面に目を向けると男体山まで見えるではないですか
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荒船山方面に目を向けると男体山まで見えるではないですか
賑わう東天狗の奥には両神山も同定し
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賑わう東天狗の奥には両神山も同定し
なんとも贅沢な展望でした
なんとも贅沢な展望でした
久しぶりに東天狗にも足を延ばそうということで
1
久しぶりに東天狗にも足を延ばそうということで
やってきました
東天狗の山頂から振り返れば先ほどの天狗岳
1
やってきました
東天狗の山頂から振り返れば先ほどの天狗岳
景色は同様に素晴らしいので割愛し
景色は同様に素晴らしいので割愛し
黒百合ヒュッテに向かいます
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黒百合ヒュッテに向かいます
断崖に沿って下るルートからは奥秩父の山々や
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断崖に沿って下るルートからは奥秩父の山々や
正面の中山が秋らしい雰囲気を醸し出していました
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正面の中山が秋らしい雰囲気を醸し出していました
7年ぶりとなる周回コースに感慨もひとしおというところで
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7年ぶりとなる周回コースに感慨もひとしおというところで
広い大地にまで下り着くと
広い大地にまで下り着くと
稲子やニュウの黄葉がすばらしいポイントに遭遇しました
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稲子やニュウの黄葉がすばらしいポイントに遭遇しました
この広場からは天狗の庭の岩肌や
この広場からは天狗の庭の岩肌や
北アルプスを眺めることができますが
北アルプスを眺めることができますが
とりわけ美しかったのが
とりわけ美しかったのが
鹿島槍と五龍です
2
鹿島槍と五龍です
間近には車山や
三峰山など今年のハイライトが目白押しですが
三峰山など今年のハイライトが目白押しですが
最高の一枚はコレ
前層に美ヶ原
中間層に針ノ木・蓮華
そしてバックグランドに立山・劔
の三層構図
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最高の一枚はコレ
前層に美ヶ原
中間層に針ノ木・蓮華
そしてバックグランドに立山・劔
の三層構図
あ〜なんて満足
歩いてよかった周回コース
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あ〜なんて満足
歩いてよかった周回コース
と、余韻を残しつつ縞枯れの森を抜け
と、余韻を残しつつ縞枯れの森を抜け
中山峠から
木道を伝って
黒百合ヒュッテまで下ってきました
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黒百合ヒュッテまで下ってきました
しかもなんと今日は豪華な昼食付です
2
しかもなんと今日は豪華な昼食付です
あ〜ありがたや
出発時間まで昼寝をした後は
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あ〜ありがたや
出発時間まで昼寝をした後は
石飛びの沢下りです
石飛びの沢下りです
疲れたら休憩しながら
疲れたら休憩しながら
妖精の森を駆け抜け
妖精の森を駆け抜け
苔と戯れる余裕さえでてきました
2
苔と戯れる余裕さえでてきました
いつしか唐沢鉱泉の上流まで下山し
いつしか唐沢鉱泉の上流まで下山し
湧き出る泉で一息ついたら山行は無事終了
2
湧き出る泉で一息ついたら山行は無事終了
そしてここからは渋御殿湯に向かう途中で立ち寄った
そしてここからは渋御殿湯に向かう途中で立ち寄った
御射鹿池です
とんでもなく観光地化していたとは露知らず
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とんでもなく観光地化していたとは露知らず
ひっそりとした霊湯につかりながら疲れを癒しました
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ひっそりとした霊湯につかりながら疲れを癒しました
充実した一日の締めくくりに美味しい夕食をいただき
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充実した一日の締めくくりに美味しい夕食をいただき
涙なくしては語れないラジュースの響きを子守歌に熟睡したのでした
(ラジュースについて詳しく知りたい方は「Radius バーナー」で検索)
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涙なくしては語れないラジュースの響きを子守歌に熟睡したのでした
(ラジュースについて詳しく知りたい方は「Radius バーナー」で検索)

装備

個人装備
腕時計 携帯電話 現金 健康保険証 計画書 地図 筆記具 GPSロガー デジカメ モバイルバッテリー ヘッドライト 予備バッテリー サングラス ナイフ ライター EMGシート ホイッスル レジ袋 山岳保険証の写し 着替え 行動食 テルモス カッパ 上着 帽子 手袋 手ぬぐい メインザック ザックカバー サブアタックザック 登山靴 スパッツ トレッキングポール 双眼鏡 虫除け 無線従事者免許証 携帯トイレ マスク アルコール消毒液
共同装備
LEDランタンと予備バッテリー First Aid Kit ストーブ ガスカートリッジ 食糧 無線機

感想

遠方からのメンバーが参加し、久しぶりにパーティーで登山をしました。日帰り山行+温泉宿で反省会というパターンですが、それでも合宿という名にふさわしい充実した山行となりました。天狗岳には2年前に訪れていますが、今回の周回コースはなんと7年ぶりとなります。何もかも変わっているだろうなと思っていましたが、黒百合ヒュッテが新しくなっている以外は昔のままでした。それにしてもこの異常な登山人気は何なんでしょう。朝一で駐車場が満車なんていまだかつて経験したことがありません。などと言いながら普段はマイナーな山しか登っていないので何とも言えないですが。
せっかくなので今回のメンバーについてご紹介します。今回ご一緒していただいたのは、名門山岳部のある大学に在学中に知り合った心優しい登山家です。全盛期は中房温泉から大天井岳経由で常念まで40Kgボッカを平気でこなす強者でしたが、現在はお互いに年相応のロートル登山家となりました。それでも心意気だけは20代で笑い話が尽きません。
そんな懐かしくも平和な山行を無事終えることができ、山仲間もいいもんだねぇなどと自己満足に浸りながらレポートさせていただきました。

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コメント

秋合宿第一弾お疲れ様でした。
良き仲間と登山の後に温泉入ってゆっくり食事、羨ましいですね!
しかも心優しい登山家とは、さぞかし楽しい時間だったでしょう。
第二弾楽しみにしてますね!
2023/10/22 8:41
youichi_horiさん
ありがとうございます。久しぶりに仲間との山行を楽しく過ごさせていただきました。
遠路はるばる参加してくれた仲間にも感謝ですが、みなさんのコメントにも励まされ、まだまだ山行を続けられそうです。
ではまた!
2023/10/22 20:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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