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記録ID: 605660
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雪山ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

梯子山 雪上の兎の足跡と一緒に長い林道歩き

2015年03月26日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:40
距離
13.1km
登り
829m
下り
818m

コースタイム

日帰り
山行
5:20
休憩
0:20
合計
5:40
10:30
160
林道駐車場所
13:10
13:20
100
梯子山山頂
15:00
15:10
60
大谷不動尊分岐
16:10
林道駐車場所
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上信越自動車道「須坂長野IC」降車、
須坂市街方面へ右折後、信号「幸高町」で右折
信号「仁礼町」で右折し国道406号線に入り
1.5km先「宇原川」に架かる橋手前で左折
後は道なりに行くと舗装された林道になります
現在、冬季閉鎖で国道から2km地点に通行止めの看板が出ていますが
その手前でも、倒木が道路を遮断しています
コース状況/
危険箇所等
登山道と思った道は、演習林への道だったようです
途中で踏み跡が雪の下になってしまい、
雪の積もった沢を詰め、尾根に出ました
雪面下を川が流れている為、踏み抜きに注意しましたが
歩き易かったです

尾根から左方向に登り(急坂でした)林道に出ました
緩やかな斜面を見つけて、再び尾根に取り付き
梯子山山頂と思われる地点を目指し
ハンディカーナビで位置を確認しました
積雪50cm以上で三角点はおろか、標識らしい物も発見できませんでした

帰りは全くトレースのない林道を長々と下りました
積雪30cm程、雪が締っている為、踏み抜きは殆どありません
危険箇所は特にありません
宇原川を右に見ながら舗装の林道を緩やかに車で行きます
宇原川を右に見ながら舗装の林道を緩やかに車で行きます
正面に見えている山が梯子山へと繋がる尾根ではないかと思います
正面に見えている山が梯子山へと繋がる尾根ではないかと思います
この先道路上に雪が多そうなので、路肩に駐車して歩行開始
この先道路上に雪が多そうなので、路肩に駐車して歩行開始
カーブを一つ曲がったら、道路を塞ぐ倒木!車を置いて来て大正解(-_-;)
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カーブを一つ曲がったら、道路を塞ぐ倒木!車を置いて来て大正解(-_-;)
石仏がありました
2015年03月26日 10:41撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 10:41
石仏がありました
宇原川を渡る橋
晴れ渡った完璧な空。山に登る日はこうでないと(*^^)v
晴れ渡った完璧な空。山に登る日はこうでないと(*^^)v
でたあっ!
いつ出るかと思っていたら意外に早く出ましたね
2015年03月26日 10:48撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 10:48
でたあっ!
いつ出るかと思っていたら意外に早く出ましたね
道路の脇の木段に吸い寄せられるように向かっていました。どこへ行くのか分かりません。行き止まりになったら、足跡を頼りに下れば良いと決断。
2015年03月26日 10:50撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 10:50
道路の脇の木段に吸い寄せられるように向かっていました。どこへ行くのか分かりません。行き止まりになったら、足跡を頼りに下れば良いと決断。
丸太ですがちゃんと橋があります
丸太ですがちゃんと橋があります
須坂園芸高校演習林なのですね。そのために付けられた道かもしれません。
2015年03月26日 11:02撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 11:02
須坂園芸高校演習林なのですね。そのために付けられた道かもしれません。
道と川が一緒になってしまいました(T_T)
2015年03月26日 11:02撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 11:02
道と川が一緒になってしまいました(T_T)
ここにも
でも、ちゃんと橋も
でも、ちゃんと橋も
何やら標識?
2015年03月26日 11:14撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 11:14
何やら標識?
正に倒れる寸前の小屋
3
正に倒れる寸前の小屋
急坂ですが道のように見えるので、尚もぐんぐん登ります
2015年03月26日 11:16撮影 by  N905i, DoCoMo
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3/26 11:16
急坂ですが道のように見えるので、尚もぐんぐん登ります
「標柱3」だそうです
「標柱3」だそうです
小規模ながらデブリ(*_*;
小規模ながらデブリ(*_*;
落とし穴
尾根が近いのか、光が眩しく射し込んで来ましたよ!
2015年03月26日 11:52撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 11:52
尾根が近いのか、光が眩しく射し込んで来ましたよ!
さあ、どこへ出たのか景色で分かるでしょうか?
さあ、どこへ出たのか景色で分かるでしょうか?
どうやら国道406号線の上方にいるようです
どうやら国道406号線の上方にいるようです
あれが梯子山でしょう。ハンディカーナビでも確認しました。この後、小灌木の藪と急坂と斑の雪に行く手を阻まれながらも大奮闘!
あれが梯子山でしょう。ハンディカーナビでも確認しました。この後、小灌木の藪と急坂と斑の雪に行く手を阻まれながらも大奮闘!
梯子山に直に繋がる尾根に出たと思われます
梯子山に直に繋がる尾根に出たと思われます
林道に出そうな感じです
林道に出そうな感じです
やはり林道でした!(^^)!全く除雪されていないので、ただの窪みが続いているようにしか見えませんが。
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やはり林道でした!(^^)!全く除雪されていないので、ただの窪みが続いているようにしか見えませんが。
正面に根子岳稜線
正面に根子岳稜線
道が下り加減なのが心配になって来ました。どこかで右斜面に取り付きたいところです。
2015年03月26日 12:49撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 12:49
道が下り加減なのが心配になって来ました。どこかで右斜面に取り付きたいところです。
カーナビではこの辺りが梯子山山頂
カーナビではこの辺りが梯子山山頂
木の隙間に根子岳
周囲はカラマツの植林帯で眺望は殆どありません
木の隙間に根子岳
周囲はカラマツの植林帯で眺望は殆どありません
再び林道に降りました
再び林道に降りました
深い雪
ちゃんとした林道もただの斜面
2015年03月26日 13:38撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 13:38
深い雪
ちゃんとした林道もただの斜面
足跡のない道を淡々と歩きます
足跡のない道を淡々と歩きます
不思議なくらいピカピカのカーブミラー
不思議なくらいピカピカのカーブミラー
何の小屋でしょう?
何の小屋でしょう?
それにしても空が綺麗(^_^)
2015年03月26日 14:11撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 14:11
それにしても空が綺麗(^_^)
大谷不動尊分岐
林道タカオチバ線
一般車両通行禁止だそうです
林道タカオチバ線
一般車両通行禁止だそうです
写真では分かりにくいのですが、正面に氷爆のような筋が見えます
2015年03月26日 14:35撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 14:35
写真では分かりにくいのですが、正面に氷爆のような筋が見えます
大谷不動尊は絶壁の下の急斜面辺りにあるようです。長年行ってみたいと思いながら、まだ夢を叶えていません。
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大谷不動尊は絶壁の下の急斜面辺りにあるようです。長年行ってみたいと思いながら、まだ夢を叶えていません。
大谷不動尊への歩道&旧大笹街道入口
大谷不動尊への歩道&旧大笹街道入口
案内板
是非近いうちに又ここを訪れたくなります。できれば、まだ氷爆がみられるうちに…
案内板
是非近いうちに又ここを訪れたくなります。できれば、まだ氷爆がみられるうちに…
東屋もあります
ここにも案内板(この方が新しめ)
ここにも案内板(この方が新しめ)
昔からの道標でしょうか?なんとも言えない懐かしさを醸し出しています。
2015年03月26日 15:01撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 15:01
昔からの道標でしょうか?なんとも言えない懐かしさを醸し出しています。
重厚な雰囲気の黒い門が
重厚な雰囲気の黒い門が
大谷不動尊入口でした。何だか気が引き締まります。
大谷不動尊入口でした。何だか気が引き締まります。
旧大笹街道峠道説明文
大谷不動尊とセットで歩いてみたい道。でもやはり雪が消えてからでないと難しいかも。
旧大笹街道峠道説明文
大谷不動尊とセットで歩いてみたい道。でもやはり雪が消えてからでないと難しいかも。
東屋から案内板の裏側を見ながらコーヒーブレーク
東屋から案内板の裏側を見ながらコーヒーブレーク
大きな石碑
2015年03月26日 15:12撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 15:12
大きな石碑
さようなら
又近いうちに来たくなります
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さようなら
又近いうちに来たくなります
カラマツの芽吹きは、一瞬紅葉のように見える鮮やかさ(*_*;
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カラマツの芽吹きは、一瞬紅葉のように見える鮮やかさ(*_*;
石小屋洞穴の案内板
石小屋洞穴の案内板
道路の下に降りて行く道がありましたが、行ってみませんでした
道路の下に降りて行く道がありましたが、行ってみませんでした
砂防堰堤だそう
石仏
2015年03月26日 15:28撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 15:28
石仏
始点に到着
やっと周回完了しました(^^ゞ
2015年03月26日 15:59撮影 by  N905i, DoCoMo
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3/26 15:59
始点に到着
やっと周回完了しました(^^ゞ
周りの雪がぽっかり融けた石仏
2015年03月26日 15:59撮影 by  N905i, DoCoMo
3/26 15:59
周りの雪がぽっかり融けた石仏
橋が見えて来ました
橋が見えて来ました
通行止めの標識を後ろから
通行止めの標識を後ろから
どうやら無事下山しました。帰りの林道歩きが長く、疲れました。
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どうやら無事下山しました。帰りの林道歩きが長く、疲れました。
撮影機器:

感想

峰の原高原の片隅にある「梯子山」は国土地理院地図に載っていながら
登った記録を全く見た事がなく、ずっと気になっていました。
最近、予報があまりあてにならず、ついゆっくりしていると
青空が広範囲に広がって来て、出かけなければもったいない天気に。

大慌てで支度をし、行く先を梯子山と決め、車をスタート。
こんな時は決まって忘れ物が多く、カメラを忘れる大失態。
自宅からのんびり歩く計画もしてみたのですが、
徒歩だと目指す林道入口までざっと13km、きついので車にします。
林道入口といっても、通行止めの看板の位置と車道の積雪状態が
わからないので、現場に着いてから駐車場所を考えます。

国道406号線を左折、宇原川を右に見ながらほぼ直線に走ると
最初のS字カーブ手前で積雪が現れました。
車で無理する事はないので、即、道路脇に駐車して歩行開始。
カーブの先の直線道路上に倒木があり、当然ここで車は通過不能ですし
歩き始めて10分の地点に通行止めの看板が立っていましたから
駐車位置は大正解だったと思います。

看板のある橋付近から全く除雪されておらず、積雪5〜15cm程。
ウォーキングシューズは早くも用なし状態で、登山靴に履き替えます。
林道を終始歩く積りでスタートしたのですが、
100mも行かない道路脇に木段を発見し、吸い寄せられるように
木段を上がり始めていました。

カメラは忘れて来たし、大まかな道路地図しか持っていないし
こんな状態で大丈夫なのだろうかと自問しますが
道が無くなったら、残してある足跡に従って戻ればいいさと
気楽な返事が、別の自分から発せられます。

登山道と思った道は須坂市の高校の演習林の道でした。
どこかで全く前に進めなくなれば、諦めて引き返したのですが
歩き易い雪の積もった沢を詰めて行くと、遂に尾根に出てしまいました。
尾根で大体自分の現在位置が分かり、ハンディカーナビでも確認。
(これをたまたま持っていてラッキーでした)

そこからがこの日の最難関で、梯子山は見えているのですが
急斜面の沢を一つ渡らねばならない様子。
仕方なく今居る尾根を詰める事にしますが、
もちろん踏み跡もなく、残雪の霜降り状態のやたら急坂、
小灌木や木に掴まりながら、やっとこ身体を引き上げる始末。
雪に深く覆われた林道らしきものが見えた時は
この世で天国に巡り合ったような感じがしました。

足取り軽く林道を歩き始めると、道は梯子山の左側を下って行きます。
それでは、これまでの苦労が何の意味もないので、
適当に緩やかな斜面を選び、再び尾根に登り返しました。
短い急坂を越えると平坦なカラマツの植林帯が広がり、
ハンディカーナビが山頂付近に居る事を示しています。

積雪は50cm以上あると思われ、三角点の確認はできません。
標識も無論なく、カラマツの幹に巻かれた古びた赤テープを
三角点の位置と信じるしかありません。
夏道もあるかどうかの超マイナーな山、しかも殆ど視界ゼロの山ですが、
もし無雪期に行かれる方がいたら、三角点の写真に期待します。

プチ冒険のつもりがハラハラドキドキの展開になったものの
結果的には無事目指す山に辿りつけたので、満足感を胸に
帰りの長く退屈な雪の林道をひたすら耐えて歩きました。
途中の大谷不動尊の入口の下見が出来た事も収穫。
長年行きたいと思いつつ、なかなか実現していない大谷不動尊、
今年こそは(氷爆が見られたら良いのですが)訪ねたいと思います。

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