伊豆ヶ岳〜子ノ権現
- GPS
- 08:08
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,014m
- 下り
- 1,121m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り: 西武秩父線・吾野駅 |
写真
装備
個人装備 |
レインウェア(雨具)
マグカップ
水筒(飲料水)
御朱印帳
|
---|---|
共同装備 |
緑ビニールシート
ブルーシート
すのこ
シングルバーナー
バーナー風除け
カセットコンロ
紙椀
割り箸
ウェットティッシュ
ゴミ袋
新アルミ鍋
水
酒類
食材
|
感想
もっと早くに登っているはずでしたが、何度か悪天候で中止となり、やっと本日の山行となりました。奥武蔵人気ナンバーワンの山、伊豆ヶ岳に登ります。
西武秩父線・正丸駅に電車が着くと、どっと人が降りました。駅前にはたくさんのハイカーがいます。さすがは人気の山です。人気とはいえ行楽登山と決めつけてはいけません。この正丸駅からの標高差は550メートル。子ノ権現を辿るルートは合計10点ものピークをアップダウンします。
駅ロータリー横の急な階段を下りて架線下を通り、まずはのんびりと集落の沢沿いを歩きます。まだ白梅が満開です。ホトトギスが鳴いています。(今年初めて聞きました…)
しばらく行くと馬頭さまの小さな社祠があり、正丸峠への分岐となっていますが、もちろん直登します。杉林を沢に沿って歩き、少しして沢を離れると見上げるような急傾斜があります。登り一番の難所と言われる2つの急坂、通称「泣き坂」が立ちはだかります。O島部長は歯を食いしばりますが、みるみる失速。苦痛に顔が歪みます。
泣き坂を越えて五輪山に到達し、思わず尻餅をついて喘ぐO島部長。ゼイゼイしながら「山ごはん用の道具を背負ってなかったらもっと楽に登れていますよ」とブツブツ…。
五輪山から20メートル程下ると「男坂」「女坂」へ。通行禁止と思った男坂は“落石注意”の立札はあるものの、自己責任において通行可能のよう。KさんとI幹事は男坂へ。荷重のせいだとしながら即断で女坂ルートを選んだO島部長は、K嬢と行きます。坂の合流地点からすぐに伊豆ヶ岳山頂へ出ます。山頂は唯一の見晴らしを楽しむハイカーで混雑しています。先を行きましょう。
山頂直下は急斜面。滑り落ちそうで危ない。ここからはアップダウンの縦走が始まります。古御岳でまた息を切らしたO島部長でしたが、山ごはんを予定する次のピーク・高畑山まで踏ん張ります。
高畑山で山ごはん。まだお昼前(11時半)ですが、お腹が空きました。今日は焼き餅入りのカレーチーズリゾットです。作り方は至って簡単。細かく切ったベーコンと粗微塵にした玉ねぎを炒め、適量の水を入れて沸かし、ヒガシマルのカレーうどんスープを入れます。冷や飯と細切りピーマンを投入して雑炊っぽくなってきたら、焼けた餅とピザ用のミックスチーズをどっさり…これで完成。出来上がるまでの間、K嬢差し入れの牡蠣くんせいをツマミに、O島部長差し入れの冷たい缶ビールでカンパイ。汗をかいた後の山ごはんにビールは最高。ゆっくりしたいところですが、まだ先は長いので、食べ終わったらすぐに出発です。
引き続き尾根伝いを歩きます。中ノ沢ノ頭に到着(ここがやっとコースの中間点)。更に天目指峠(あまめざすとうげ)を越え、愛宕社祠を通過して、見晴らしのよい開けた場所に出ました。前方に何やら巨大な白い手のオブジェがあります。
そしてようやく子ノ権現天龍寺へ。子の年、子の月、子の刻に生まれ七歳で仏門に帰依した子ノ聖が建立した寺で、子ノ聖が「足腰の病に悩める者、誠の心で我を念ずれば、必ず霊験を授けん」という遺言を残したことから、足腰守護として信仰されているそうです。山登りは健常な足腰があってこそです。誠の心でお参りし、御朱印をいただきました。
さあ、まもなくハイキングも終盤へ。山道コースが終わると、そこに人気の茶屋「浅見茶屋」があります。本コースを歩いたほとんどのハイカーたちがここで一休みします。我々も名物の手打ちうどんや自家製の絶品アイスクームを堪能しました。
茶屋からはゆるゆると小一時間程歩いて吾野駅へと向かいます。最後に駅前にある武蔵野31番札所・法光寺をお参りし、夕焼けに薄く染まる駅舎へと入っていきました。
〔感想〕
しばらくお散歩コースに甘んじていたせいか、伊豆ヶ岳を中心とした今回の奥武蔵ハイキングは、久々の健脚バージョンで足腰に効きました。締めくくりに「足腰守護の仏様」である子ノ権現様をお参りし、低山トレッキング部活動3年間のトリに相応しい山行となりました。
木の根と岩が多く、急傾斜やアップダウンが続くコースですが、駅から直結したアクセスの良さ、男坂のような岩盤をよじ登るトリッキーな場面あり、山頂からの眺めあり、古刹あり、なんと言っても疲れた終盤に待っている浅見茶屋。ビールの美味しさが変わります。
低山トレッキング部の活動も、この3月で丸三年となりました。
東京近郊の人気・定番コースはほぼ行き尽くし、リピートするか遠征するかしかなくなってきた感もありますが、四年目となる4月からも“低山”“日帰り”“電車で登山”にこだわって、まだまだ新たなコースを探していきたいと思っています。
また、4月からスピンアウト企画として「東京ぶらぶら散歩」が始まります。山登りに自信がない人でも参加できるウォーキングバージョンです。乞うご期待。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する