摺鉢山経由烏谷山からの堂満岳
- GPS
- 04:57
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,683m
- 下り
- 1,674m
コースタイム
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:57
天候 | 麓は晴れ間がありましたが稜線は雨と風でした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
写真に記しておきますが、地形が変わってしまったのか摺鉢山トラバースルートにある3か所のロープ位置が谷寄りになっているので、ロープより地形を掴んだほうが安全かと思いました。 |
写真
感想
やっと久々に休みが取れました(^^)。1ヶ月以上山に行けなかったな。いつもの比良山系に向かおうと思いましたが、行ったことがない摺鉢山へ行ってみることにします。麓は何度も通過したものの、登ったことがなかったので楽しみです。
ルートは一応破線が引かれています。まずは坊村から牛コバを目指します。御殿山ルートを目指す人が間違ってついてこないか確認しながらスタートです。牛コバまでは林道歩きですが、ちょうどいいアップになります。でも天気が良くないです(^^;)。
牛コバから川の左岸に沿って標高を上げていきます。意外としんどい登りです。登りが一段落したところからトラバース道になりますが、今日はそのまま登り続ける予定です。どこが分岐になるか、大体わかっているもののヤマレコから警告が(^^;)。行きすぎてしまいました。分岐の表示が何もない。と思って探してみると、小さく黄色のスリバチ↑の表示がありました。分岐を右に折れるのに左にあってはわかりにくい(^^;)。尾根に乗って登ります。
武奈ヶ岳へは一服できるトラバースになるところ、摺鉢へは登り続けることになります。一気に踏み跡は薄くなりましたが、結構踏まれているのか普通に登りやすい道でした。コンターからして激急登になるかと思っていたのですが、意外に歩きやすいです。手を使うような場所もありません。痩せ尾根でもなく、テープもあります。眺望はありませんが、気持ちよく高度を上げていきます。
木々の間から見える左右の尾根からして大体の終わりが想像できますが、いい感じに進んでいけます。が、雨風が強くなってきたのでシェルを装着。この天気では摺鉢山ピストンで撤退もあるかな。空が少し見えてきて斜度が落ち着いたと思った頃、まずは最初の目的地である摺鉢山山頂に到着しました。山頂標識も発見。しかしこの風よ。撤退であってもこの風の中稜線を下るよりも南比良峠から谷筋を下ったほうが安全かと判断して先に進むことに。特に眺望もないので、このまま先に進みます。
この先は烏谷山(からとやま)。植林と自然林の間に道があります。なんかガスも出てきてちょっと幻想的。今年はクマがよく出ているらしいので(比叡山でも襲われたそうです)、あえて熊鈴を鳴らしながら進みます。烏谷山まではご褒美のような気持のいい道です。ここを独り占めなんて申し訳ない(^^;)。
最後にちょっと登って烏谷山に到着すると、なんと比良山系東部は晴れ(^^)!琵琶湖の眺望が広がっているではないですか。これはなんと嬉しいご褒美でした。そうか、西風なので西側には雲がかかっているけれど、東側は晴れてるんですね。ここまで来て良かった。南比良峠から先も大丈夫そうな気がしてきました。
メジャールートの歩きやすさは本当にありがたい。荒川越を越えて、南比良峠へ。風はありますが空が青いというのは心強い。目の前の堂満岳に行くことにします。ここはルートではありませんが、冬をメインに直登されているところなので突っ込んでいきます。
道はありませんが、見えているピークに向かってまっすぐ行くのみ(^^)。シダの中を進みますが、取り付きは道なしです。バリエーション感がありますが、ゴールが見えているので不安なしで進みます。意外と手ごたえがあって面白いところでした。進んでいくとだんだん道らしい感じになってきて迷いなく進めます。
登山道に合流。そして堂満岳山頂へ。山頂には休憩されていた1パーティーがいらっしゃいました。私はこの風の強さに写真を撮るだけで撤収することにします。いやはや、琵琶湖の眺望は何度見ても本当に素晴らしい!ここまで来れて幸せです。さてここからは長い下山になります。予定の行程を進めて良かった(^^)。
さてさて、次は金糞峠へ。高度を下げていくとこの素敵な名前の峠に到着です。武奈ヶ岳に行くこともなく、今日はこの源流から川に沿った旅を始めていきます。まずは大橋へ向けて川に沿って下って行きます。水の流れる音を相棒に歩くのもまた楽し。渡渉ポイントはよくわかりませんでしたが、進めなくなったら渡るを繰り返しました。危険はないので楽しんで歩きます。
大橋の手前で初めて人とすれ違いました。こんな場所でこんな時間にちょっとびっくり。クマにビビりすぎですね(^^;)。大橋の渡渉は橋がやばすぎたので適当に渡渉。渡った先の小屋は屋根が朽ちていますが、ビバークは可能かと思います。小川新道分岐を越えるともうすぐ最後の渡渉。取りこぼしたシャクシコバの頭西南稜(と勝手に呼んでいます(笑))途中へつながる旧登山道への取りつきを探そうかとも思いましたが、時間がかかりそうなので今日はこのまま下山します。見つけたとて今の装備では行けないし(^^;)。途中で行き詰るのは過去にわかってますしね。
トラバース道を進んで摺鉢山分岐を越え、牛コバに着くとほぼ登山終了。残るは林道歩き。久々に山域に行けましたが、やっぱり本当に気持ちがいい。今日もありがとうございました。このあと朽木のキャンプ場でキャンプする予定でしたが、なかなかの雨だったので焚火ができないとなりまして、帰宅することにしました。とはいえ十分以上に楽しい一日を過ごさせていただくことができました。ありがとうございました!
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