阿蘇山


- GPS
- 04:06
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 479m
- 下り
- 492m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、砂千里ヶ浜登山口の近くに設置されています。 |
その他周辺情報 | 阿蘇山上ターミナル駅(ロープウェイは休業中)にトイレ、お土産屋があります。警察署前の駐車場はなぜか無料です。 道の駅「あそ望の郷くぎの」では、阿蘇山の威容を眺めながら、お食事(あか牛、お蕎麦など)を楽しめます。キッチンカー、書店兼喫茶店、地ビール屋さんなどが軒を連ねます。ドッグランも併設されています。敷地内にmont-bell南阿蘇店があります。 土日祝日は、道の駅に入るための車列が2~3キロになるなど渋滞が予想されますので、早朝から行かれることをお勧めします。 特にトイレ休憩の際は、時間に余裕を持って行かれてください。 ※トイレの水洗い場の水は、夏場でもびっくりするくらい冷たいです。どうでもよい情報ですが。 |
写真
感想
阿蘇山は、根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳の「阿蘇五岳」で構成されている日本百名山の一つです。大観峰からみると御釈迦様が横たわっているよう見えることから、涅槃像と呼ばれ古くから崇拝の対象とされてきました。
外輪山は128kmあり、世界有数のカルデラの中に5万人の人々が暮らしています。水田がとてもきれいで自然と調和した風景が広がります。
倶利伽羅登山口、バカ尾根の仙酔峡登山口、砂千里ヶ浜登山口など、様々なアプローチがあります。
午前8時半、すでに観光客でいっぱいの道の駅「あそ望の郷くぎの」で身支度を整えて、南登山道から砂千里ヶ浜の駐車場(キレイなトイレがうれしい!)へ。火口が近いので、辺り一面、硫黄のにおいで充満しています。
「山上身代不動」で今日の安全を祈願し、中岳第一火口を間近で観察。避難小屋がかわいくて写真を撮っていると、未舗装箇所にちょっぴりはみ出してしまいました。その瞬間、職員の方から「危ない!」と大声で注意されてしまいました。子供じゃないのにな~。みなさまご注意されてくださいね(๑˃̵ᴗ˂̵)
さて、気を取り直して、砂千里ヶ浜登山道の入り口まで車を移動。気温は10度程度でしたが、強風の影響で体感気温はもっと低く感じたので、厚手のソフトシェルを着用して登山を開始しました。
イタドリが群生している、まるで月面にいるかのような砂千里ヶ浜を抜けると、大きなケルンがあり登山気分が徐々に盛り上がってきます。登山者は、夏場と紅葉の端境期なのか少なめ。
しばらくすると、最大の難所である200mの岩肌の急登が眼前に現れます。岩の間にイタドリが根を張っています。植物の生命力には驚かされます。ペイントと木杭を頼りに、ジグザグに登ります。浮き石が多いので注意深く行きましょう!
ガレ場を通過すると、急峻な岩峰がカッコいい「南岳」がそびえ立っています。登る際は、かなり切れ落ちているので慎重に登ってください。高所恐怖症なので、四つん這いで登ります(カッコわる)。てっぺんは、休憩できるくらいのスペースがあります。
ここから中岳、高岳までは比較的緩やかで、高度感が楽しい稜線歩きが続きますが、雲が広がってきました。雨は降らなさそうだったので、そのまま進むことにします。
少しばかり急な坂を登り切ると中岳山頂(1506m)で、第一火口を見渡すことができます。高岳山頂(1592m。語呂合わせで「ひごのくに」)からは、北側にくじゅう連山、東側に祖母山を見晴らすことができますが、今日は天気に恵まれませんでした。
高岳から稜線を歩き、深山霧島が群生している道を進みます。「天狗の舞台」と呼ばれる岩稜を左側に見ながら、高岳東峰へ。
「月見小屋」(ドアが壊れていますが、雨はしのぐことはできそう。トイレはありません。)へ続くルートでは、竜胆が可憐な花を咲かせていました。低い場所は、火山ガスが溜まりやすいのでさっさと通過します。万一、警報レベルが上がったときは、火山ガスは水溶性ですので、水を湿らせた手拭いを口元に当てて速やかに下山してください。
月見小屋裏の小高い丘で根子岳、南阿蘇村と高森町の町並みを眺めながら、おにぎりをもぐもぐ。たっぷり休憩し、コイワカンスゲが群生している道を稜線まで登り返し、来た道をゆっくり下ります。
最後に「南阿蘇パノラマライン展望台」で、紅葉の始まったばかりの阿蘇の絶景を瞼に焼き付けて、帰路に着きました。
※某所でニンニクの効いたタレが自慢の上ホルモン定食を食べて帰りました。うまかったな~
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