赤倉岳爆裂火口
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 951m
- 下り
- 932m
コースタイム
箒場コース昼休憩13:00−14:20箒場登山口(歩きチーム)
12:30−14:10温泉分岐
時間はだいたい
天候 | 晴れ、爆裂火口だけガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
箒場岱 又兵衛茶屋 ソフト250円 今年最初のソフトクリーム |
写真
感想
八甲田温泉分岐をワカン3人・スノーシュー1人・スキー1人・ボードを背負ったスノーシュー1人で出発。
前夜の懇親会の影響で、寝不足体調不良者全員。来年は、テントで眠ろうと誓い合う。体調はイマイチで歩き始めたが、ワカンの足元は軽やか、新雪が降って、真っ白な世界。
爆裂火口だけはガスがかかって、目的が定まらないまま、急なのぼりに備えて、アイゼンをつける。少しワカンを脱ぐのが早すぎたかなと思ったが、傾斜が急になってからの装着だと不安なので、安全策。
傾斜が急になった途端。森かずさんのギアが変わり、元気になった。
恐がりの私やfuzimotoさんには、ガスがかかって、高度感や岩場の荒々しい感じが隠れてくれたのが、幸いし、楽しく登れる。ピッケルやアイゼンの大事さ実感できた。
ずっと2番手3番手あたりで、他の人の作ってくれたキックステップで楽しながら進む。途中「下見てみろ」とガスが少し晴れ、景色がいいことを教えてくれる声がかかるが「(怖くて)見れません」と即答。たぶん他の人はきれいな景色を眺めたのであろうが、私は正面の雪の壁と、ガスのためなんとなくしか見えない稜線(安全地帯)しか見ることはできなかった。
最終段階で、すぐ目の前に(その時は目の前だと思っていた)稜線があるのに、こうへい君にはさらに危険そうで楽しそうな岩場へ向かえと指示がとぶ。ここで、丸山さんと二人になり、稜線へむけて、直登がはじまる。しかしここが、本当に急。雪面も固く、足場が作れない。ちょっと恐怖が走るが、自分で振り捨てる。やっと稜線と思いきや、そこを越えると稜線ははるか上にあった。少し気持ちが萎えた。ガスで見えないが、別コースの沢やさんや森かずさんの楽しそうな声が聞こえる。ガスを通した声は実際の方向と違うほうから巻くように聞こえてきた。ガスの切れ間に、はっきり目的地が見えると、そこまで登ってしまえと気があせる。登りきると、本当に万歳気分。
沢や・森かず・fuzimotoチームが井戸岳よりの稜線から歩いてきて、私と冬のソナタさんと合流。感激にわいわい。
しばし、感動に浸ると、爆裂火口の一番高いところをさっそうと登ってくるはずのこうへい君がおそいことにきづく。声をかけても返事がない。少しずつ動揺が連鎖し、しきりに名前を呼び、笛を吹く。ガスが爆裂火口をかくして、何もみえず。「落ちたんじゃないよな」ということで、沢やさんが降りて見に行くことにする。
こんなとき私は全然役立たず。「二重遭難にならないように、そこにいろ」の指示を守ることだけだ。ザイルを出して、スノークレーバーを雪面にハンマーで打ちつける。「アイゼンに気をつけろ」と注意発する沢やさん本人がザイルを踏みそうになり、さらに気持ちがあせる。冬のソナタさんが確保役になり(頼もしかった)、沢やさんが降り始める。二人をおいて、田茂萢よりから見るために森かず・fuzimotoさんと3人で向かうが、ピッケルなしだと歩けず、もどると、沢や・冬のソナタさん二人とも降りていってしまっている。どうしましょう。とのぞくと、笑い声が、あれ?「居たの?」確実な返事はこないが、笑い声なのでもう大丈夫と思い。森かず・fuzimoto組に声をかけに行くと、「ころんだんだって」と返事が、そうなのかそっちから見えるのか。とまた元にもどる。この間、みんな結構はなれていて、ガスのため意思疎通が難しく、正確な情報はわからないが、大丈夫そうなことはわかった。スキー登山者がみつかったのか?心配している。大騒ぎしたので、スキーの人たちも気にしていた。
こうへい君が上がってきて話をきくと、私達の呼びかけは、ヤッホーと遊んでいるようにしか聞こえなかったと。また、ずっと右の岩場に進んだと思っていたが、あまりに急でひきかえし、私達と同じ斜面を登ったが、斜面の固さにキックステップができず、ピッケルで足場を作りながら登ってきたという。背中にはボードとスノーシュー、ザックは冬用フル装備。本人に全く非がない、ガスのために起きた遭難騒ぎでした。
帰りは、本日のもうひとつの山行箒場コースチームと合流するため、昼食をとらずに、すぐ箒場コースにおりていったが、合流できず、沢や・コウヘイ君のスキー・ボードチームに温泉分岐に行って、箒場に迎えにきてもらうことにして、歩きチームは箒場コースを竹竿と看板通りに道路に向かう。道々ゆうべの懇親会の話題で楽しく歩いて、予想より早く道路につく。私達の足は、スキーと同程度のスピードかも(スキーが下手だから)。
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次回もまた皆で実践練習しましょ
八甲田山も雪の状況次第で色んな楽しみ方あると思います
こんな八甲田は初めてです。
とても楽しかったです。
また、お願いします。
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