北浦道筋 (長門市→下関)これで３つの赤間関街道踏破！

2023年10月30日(月) 〜 2023年11月02日(木)

• GPS: 34:41
• 距離: 125km
• 登り: 1,403m
• 下り: 1,373m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:17
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:17

距離 28.4km 登り 204m 下り 207m

10:29 スタート地点
17:46 宿泊地

2日目

• 山行: 9:53
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:53

距離 32.8km 登り 368m 下り 363m

8:20 宿泊地
18:13 宿泊地

3日目

• 山行: 10:06
• 休憩: 0:00
• 合計: 10:06

距離 29.6km 登り 567m 下り 564m

6:59 宿泊地
17:06 宿泊地

4日目

• 山行: 10:31
• 休憩: 0:00
• 合計: 10:31

距離 34.1km 登り 320m 下り 324m

7:03 宿泊地
17:33 ゴール地点

天候

4日間　晴れ

アクセス

初日朝
厚狭駅から代行バスで長門市駅へ
＊美祢線と山陰線は大雨被害で復旧の見通しが立たないため代行バスを運行している

＊代行バスの最新時刻表とバス乗降場は要チェック！

コース状況／危険箇所等

・ほとんどが舗装路
・詳しい道標などは無いに等しい
・厳しい峠越えは無い
・峠の出入り口に補助事業で作られた赤間関街道の案内板があったが、たいてい道が荒れていて、まともに峠越えはできない

その他周辺情報

・宿泊
１日目　歩き終わりの粟野から長門市に引返し　青海屋旅館
(粟野近辺に宿泊施設がないので)
２日目　特牛　お宿こっといと
３日目　小串　坂田旅館

写真

10/30 10:27

吉亀旅館
北道筋との分岐点から西にスタート！

10/30 11:02

行ってきまーす！
無事に歩けますように。

10/30 11:32

旧道を歩きたくてあっち行きこっち行きしたけど、線路で分断されて繋がらない。諦めた。

10/30 11:47

○○のはなし　って？

10/30 11:53

境川地蔵

10/30 12:11

この陸橋が街道。
本当は、この少し手前から右の山裾を巡りこの陸橋を渡るのが街道だけど、ルートが不明確だし、民家に迷い込み不審者に思われたくなかったので、逆方向から歩いて入ってみた。
掘割って敷設された国道の上を陸橋で渡っているが、往時掘割りはなく、山坂だった。

10/30 12:25

本当はここから旧道の峠越えができるはず。
でも　ここに立ち入る勇気が出ない。不法侵入と思われトラブルのもイヤだ。なので、諦める。

10/30 12:46

現在の椎ノ木峠(しいのきだお)

10/30 12:49

10/30 13:12

地球儀を模した　ステンレス製のモニュメント

10/30 13:37

この辺り、新市ルートの宿場町
ここでこの地域の女性に呼び止められ、街道とこの宿場町について暫しお喋り。女性のお宅はここで宿を営んでおられたそう。付近には薬屋さんやら色々お店があったようだ。この先の赤崎神社にも案内頂いた。

10/30 13:42

赤崎神社鳥居の横にある子安地蔵。
先ほどの女性は出産の時、こちらにお詣りされたそう。

10/30 13:44

池中に設けた中の島にある辨天祠

10/30 14:29

堂ケ峠に入るところ、わかりにくかったからグルッと回って逆方向から入り、この入口を探し当てた。

10/30 14:32

荒れつつある

10/30 14:33

峠にお地蔵様

10/30 14:36

下りてきたところ
荒人(あらひと)集落

10/30 14:51

人丸峠
右手に人丸神社。

10/30 14:52

人丸神社の鳥居と庚申塔

10/30 15:06

のどか〜
川には　いろんな鳥がいました

10/30 15:28

お地蔵様と庚申塔が一緒に祀られているの、ちょくちょく見かけます

10/30 15:34

庚申塔

10/30 15:53

雑草の茂った線路が切ない。

10/30 16:10

道の上の庚申塔

10/30 16:12

西光寺の椎ノ木巨樹群

10/30 17:12

旧道の山道に入りたいのに入れない。引き返してウロウロ探してみたけど、山側にはずっと金網が張り巡らされ、行けそうにない。

10/30 17:20

そんなことで時間をロスしてしまい、もう夕焼けだ〜。今日の宿泊は長門市。長門粟野駅から長門市駅に戻る代行バスが17時59分なので急ぐ！

10/30 17:25

もうすぐ粟野の町並みに入るというところで、線路の向こうにお地蔵様が見えたので渡ってみる。

10/30 17:25

今回初めて目にした、赤間関街道の案内板！もう日暮れだけど、代行バスの時間を気にしつつ　とにかく入ってみた。

10/30 17:26

もう「道」とは言えない。
これ以上は危険なので引き返す。
さっき金網で入れなかった峠道からこの鉾崎峠は、今は廃道化しているみたい。

10/30 17:41

汗かき地蔵
不完全だけど、今日一日無事に歩けたことを感謝して粟野駅に向かったが・・代行バスの時刻表を間違えていた。更に30分以上待つ羽目に。トホホ・・

10/31 8:16

２日目粟野駅からスタート。
今日は、滝部ルートを二見浦まで歩いたあと、代行バスで粟野駅まで戻り、阿川ルートで特牛まで歩く予定。
昨日の二の足は踏むまいと、代行バスの時間を改めて確認。長門二見駅13時46分発に絶対に乗るよ。

10/31 9:25

沈下橋
豪雨で崩れたみたい

10/31 10:04

庚申塔

10/31 10:14

七曲りに向かう

10/31 10:24

39号線との合流点

10/31 10:24

乃木大将思案の茶屋跡碑

10/31 10:31

粟野峠

10/31 10:48

てくてく

10/31 10:50

辻堂原
大正時代、この四辻には数軒の茶屋があったという。

10/31 11:22

滝部で肥中街道と交差する。
右手に見えるのは滝部八幡宮

10/31 11:48

右　やたま道
左　せき道
39号線から右に入ると、波原の三叉路で阿川ルートと繋がっている。

10/31 12:20

JRの東側にあるはずの街道。今では荒れて歩けない。でもここは少し歩けるかな？

10/31 12:22

この先も旧道が残るか期待してこのタイヤの橋を渡ったけど、すぐに道は途絶える。

10/31 12:47

右　二見浦道
左　下のせき道
39号線から左手に入り、河内神社に向かう。

10/31 12:58

頂上の河内神社を過ぎたところに庚申塔

10/31 12:59

ここを下った先に、滝部ルートと阿川ルートの合流点がある

10/31 13:04

ここまでは来れたけど、この先すぐに荒れて通行不能。阿川ルートとの合流点まであと少しのところまできてるのに。泣く泣く戻る。

10/31 13:32

粟野駅に向かう代行バスの時間には余裕で間に合う。

10/31 13:36

駅前の和菓子屋ときわ屋さんで買ったプリンを食べてバス待ち。
それなのに・・バス乗り場を間違えて、目の前をバスが行き過ぎてしまった！　ピンチ！
仕方なくタクシーで粟野駅に向かう。代行バスなら330円のところ6000円弱かかってしまった。
でも、タクシーの運転手さんの歴史や史跡のお話は為になった。

10/31 15:19

馬路坂峠入口
予定より約一時間遅れで阿川ルートを歩いてます

10/31 15:27

10/31 15:38

馬路坂峠、途中から不明瞭になり、仕方なく崖をよじ登り　191号線に戻る。

10/31 15:45

よじ登って少し歩いた先に　こんな案内板あった。さっきのとこよじ登らなくてもここに繋がってたのかな。でも明瞭な道の出入り口が無いよ。

10/31 15:57

本日の宿泊地特牛まで、舗装路で7キロかぁ。日が暮れるの覚悟だね。

10/31 16:20

庚申塔
自分の影が長く伸びてる。
ゴールはまだ先。

10/31 17:02

本日のお宿は素泊まりなので、食料調達するにはこのコンビニが最後のチャンス。有難い。

10/31 17:21

191号線を左に外れると旧道の峠道。

10/31 17:25

集落の先に　電気柵と金網が・・。こんな時間にここを無理矢理入って峠越えする勇気はない。
撤退だ(泣)

10/31 17:39

日暮れだけど、あと少しの間お守り下さい。

10/31 17:43

あれ、こんなとこにさっき撤退した苅束(かりそこ)峠に入る案内板が！　ルートが不可解だなぁ。あと一時間早ければ歩いてみたかった。このあとお宿まで、暗く歩道の無い191号線をひたすら歩いた。

11/1 6:58

３日目。
宿から引き返し、昨晩急いでいて歩けなかった肥中地区の旧道から歩き直す。

11/1 7:15

誓願寺脇の石畳

11/1 7:20

ここに出てくるよ！懐かしい。

11/1 7:27

昨晩泊まった　お宿こっといとを通過。
一組限定なので、ゆっくり快適に過ごせました。キレイなお宿。

11/1 7:39

肥中街道との交差点

11/1 8:03

あれは角島大橋？

11/1 9:03

旧道歩きたいのに、獣よけ柵が・・

11/1 9:26

やっと旧道に入れた

11/1 9:32

庚申塔

11/1 9:53

楽しい山道。
でも　またしてもルート不明で行ったり来たり。

11/1 10:24

おっ、こんな旧道が！
杖坂の津波敷側からの入口。
でも入口からいきなり倒竹だらけ。

11/1 10:32

しばらく頑張ってみたけど、これはこの先絶対ムリ！数メートルで引き返す。

11/1 10:51

空海さま
旧道、諦めるの早かったかな・・

11/1 11:12

ここからしばらく歩道の無い191号線を歩く。

11/1 11:29

車がビュンビュン通るから左に寄りたいけど、草が生えてて寄れない。

11/1 11:36

さっきの杖坂、二見側の出入り口はココなんだ。

11/1 11:38

でも、ここも絶対ムリ！入れない。

11/1 11:42

ポップな色彩

11/1 12:07

二見トンネル横の坂を登ると、阿川ルートの旧道があって、滝部ルートとの合流点に行けるはずなんだけど・・

11/1 12:02

でもやっぱり荒れてる。無理。

11/1 12:12

この真上辺りが、滝部ルートと阿川ルートの合流点だと思う

11/1 12:19

11/1 12:21

夫婦岩

11/1 12:58

草が車道にはみ出していて歩きづらい。

11/1 14:02

ルート間違いに気付き本来のルート191号線に戻ったら、食事処発見。私にしては珍しく　座って食事することにした。オープンして間もない「Rinca」さん。生しらす丼を頂きました。

11/1 14:09

予定では、今頃　小串に着いてたはず。遅れすぎている。頑張ろう。

11/1 14:17

鳥井ケ峠の六地蔵

11/1 15:36

福徳稲荷神社
焦ってるけど、せっかくなので立ち寄ってみた。
上からの眺めは素晴らしい！

11/1 16:25

現在の犬鳴峠

11/1 16:53

光圀稲荷神社
本日の宿までもう少し。

11/2 7:05

４日目スタート
モートン病が痛む。
気合を入れて行こう！

11/2 7:27

四辻に庚申塔と道標

11/2 7:27

南　下関
西　松谷

11/2 7:28

北　萩口
東　岡枝

11/2 8:10

田んぼの中にポツンと取り残された荒神森

11/2 8:13

左　くるそんさん道

11/2 8:49

川棚温泉街で　瓦シュークリームを食す。美味しかった！

11/2 9:11

宮地獄神社
ひっそりと・・

11/2 9:23

11/2 9:53

市の六地蔵

11/2 10:01

この分岐を右に。
そしてすぐ先の分岐をまた右に→。
ココのルート判断に時間を費やしてしまった。

11/2 10:06

11/2 10:08

こんな晴れやかな場所に出てきたよ！

11/2 10:15

金網があるからといって、今日は簡単に引き返さない。乗り越えて行くよ。

11/2 10:30

11/2 10:40

北浦道筋で唯一残る一里塚の説明

11/2 10:43

黒井一ノ瀬の一里塚

11/2 11:40

11/2 11:58

右　うらミち
左　せき道

11/2 12:18

千石岩
かつてはかなり大きい岩だったが、道路の建設に際し大部分が破壊されたという。
この先　船越峠。

11/2 12:39

この先　赤松峠

11/2 13:32

役行者の道標
右　せき
左　長婦
草ボーボーでなかなか見つけられなかった。かき分けてパチリ。

11/2 15:17

やっとここまで来たよ

11/2 15:27

垢田の辻󠄀の道標
右　いさき
左　せき

11/2 16:01

辻堂峠？

11/2 16:37

赤岸通り

11/2 16:57

末廣稲荷神社
下関最古の神社だというので、お詣りしてみた

11/2 17:00

11/2 17:32

やっとこさゴール！
やったー！！と思わず叫ぶ。

撮影機器：

A002SO Sony

感想

chiebee

萩から下関を結ぶ赤間関街道には3つのルートがある。
2022年2月　中道筋踏破
2023年1月 北道筋踏破
やっと今回　北浦道筋で３ルートすべて歩くことが出来た。
(萩から長門市までは北道筋の時に歩いているので、今回は長門市→下関まで)
しかも、欲張って滝部ルートと阿川ルート両方を歩いてみた。
詳細地図や行程などの情報が少ない北浦道筋なので、今回も「歴史の道調査報告書」で事前学習、ヤマレコ以外の活動日記を参考にさせてもらった。しかし全て下関→萩に向かって歩いた記録ばかりで、逆方向に想像を働かせながら歩くのはなかなか難しかった。

こだわったのは、可能な限り昔の道を歩くこと。
それ故、今回は何度も道を行ったり来たり、ルート判断に立ち止まることも多く、歩行距離と時間がかなり増し増しになってしまった。
街道時代の道しるべを全部見つけたかったけど、予習が間に合わず　最終日以外は見逃しが多かった。

連日舗装路で長時間の歩行は予想以上にハードで、足へのダメージが大きかった。
熊野古道を6日間連続で歩いた時は余力があったのに、今回は3日目で足裏にマメができ、モートン病の痛みが出て辛かった。

毎日必ず失敗と反省
・１日目　長門市駅→長門粟野駅
今回は宿泊費をケチり　前日入りしなかったのでスタートが遅くなり、日暮れ近くに発見した旧道を歩くのを諦めてしまった。

・2日目　滝部ルート(長門粟野駅→長門二見駅)を歩いたあと　代行バスで長門粟野駅に戻り、阿川ルートを特牛まで歩く予定。しかし二見駅で代行バスに乗り損ね、時間的、精神的、金銭的にダメージ。
日暮れ後の歩道のない暗い道を歩き　特牛の宿にやっと辿り着いた。

・3日目　特牛(阿川ルート)→小串駅
この日は歩行距離が少ないので気持ちが緩み、お店でランチしたり　神社に立ち寄ったり、古道に執着もして、結局時間も歩行距離も増えてしまった。

・4日目　小串駅→下関ゴール
計算間違いで、最終日の歩行距離が長くなってしまった。3日目に川棚まで歩いておくべきだった。
途中　赤間関街道に詳しい地元の方に声をかけられ、街道話で盛り上がる。
気温が上がり　疲労が増す。
ゴール後は焼肉で自らを労った。

山口県て、山間部とか瀬戸内海のイメージだったけど、今回歩いてみて度々日本海の眺めがあり、港町　漁師の町の面を感じられたことがとても新鮮だった。
山口県、魅力ある県ですね！

コメント

Tong-san (東さん)

赤間関街道制覇おめでとうございます。病人にしか出来ない偉業です。コース全体のアップダウンはノコギリの刃みたいで、、忍耐が求めらますネ。

chiebee

ありがとうございます。
赤間関街道のすべてのルートを達成したいという執念で、歩き切りました。
街道歩きが半年ぶりだったせいもあるかもしれませんが、非常にキツい街道歩きとなりました(苦笑)