安瀬山
- GPS
- 07:40
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 994m
- 下り
- 983m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ、風は強め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
濃昼山道よりアプローチ。良く整備されていて歩き易い。整備されている方々に感謝。 沢はラバーだとややヌメる。この時期だからか岩は落ち着いているが、上部の二股周辺は未だにデブリが溜まっていて歩きにくいところもある。 鹿道が発達しているので活用するとかなり短縮できるが、美味しいものを見逃す可能性もある。 |
その他周辺情報 | 帰りは江部乙温泉へ |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
タイツ
靴下
グローブ
雨具
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
携帯
タオル
ツェルト
カメラ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
アブミ
タイブロック
ハンマーバイル
アングルハーケン
渓流シューズ
|
---|---|
備考 | 懸垂しなかったのでザイルはなくても良かった。朝頑張って早起きして作ったおにぎりを忘れたのが痛恨のミス。 |
感想
雪を被った大雪を横目に、まさかの11月の沢。何となく1,000mを越えなければ大丈夫だろうと思い、幾つか暖めていた増毛、樺戸方面の山を目指すこととする。
当初は厚田川からの円錐峰を目指そうとしていたが、目指す198分岐の手前3.5km手前で林道が崩落していた。途中すれ違ったハンターさんから、クマを捕り逃したと言われたため、往復7kmの林道歩きが恐ろしくなり撤退を決意。サブ案として用意していた安瀬山に行くことに。
8:00過ぎに滝の沢トンネル入り口横の駐車場に到着。身支度を整えて8:30前に出発となった。我々の他には三人組のパーティーが濃昼山道を歩くとのことで、熊避けの笛を鳴らしながら歩いて行った。
濃昼山道は良く手入れされて歩き易い道になっている。15分程で滝の沢(バカ臭い沢)に出会い、一瞬登りかけるも、念のため地形図を見て、間違いに気付き修正できた。
さらに10分程度歩き、本命の谷地形に到着。入渓とする。晩秋の沢は藪も枯れ果て、非常に見通しが良い。思ったよりも大きな川で、右岸左岸には鹿道が発達しており、非常に歩き易い。ただし、濡れた岩はヌメりがついており、注意が必要。
標高100付近でF1。二段の滝となっており、右岸から登れる。180の二股は左の方が水流が多いが、右へ行く。230辺りでF2。濡れたくないので脇を登る。
1:50で280の二股。分かりにくいがここは左へ。そのあとすぐに出てくる300の二股は右へ取る。この当たりから傾斜が増してくる。最後に390の二股を左へ行く。
幾つか出てくる滝を危なげなく越えると、500を越えた辺りで流れは途切れ途切れとなり、550辺りで藪に突入する。笹をベースにシャクナゲ、灌木、ハイマツが入り交じっているが、どれもそこまで背は高くなく、密度も増毛にしては薄いのでそこまで大変ではない。
20分程の藪こぎでピークの北の稜線に到達。何となく付いている踏み跡をたどりピークへ。三角点回りはキレイに整備されているが、周りは背より高い藪で囲まれ展望は全くないので、カップ麺を食べて速やかに下山する。
来たときとは違う沢筋を辿ろうと、稜線を北へ歩く。途中で開けたところがあり、暑寒からピンネシリまでの展望にしばし見とれる。
適当なところから下山するが、こちらは背の高い笹藪にブドウが絡みつくイヤらしい藪になっており、一苦労した。半分転がりながら下るとアジサイ畑に飛びだして藪が終わる。途中の7m滝は右岸側に巻き道がある。ナメコが成る木を二本も見つけ、ホクホクで下山する。
6:40で濃昼山道まで戻ってきたので、海岸線まで行くことにする。集塊岩をくりぬいたゴルジュになっているが、相変わらずヌメる。なお深さはせいぜい太ももまでで、この時期なのに水もそこまで冷たくない。
20分弱でトンネルに到達。ネットの記録を見ると、山側の扉からトンネルに入れるとのことだったが、取手のようなものは見当たらなかったので現在は使えないかもしれない。
トンネルの下をくぐり海へ。最後は4~5mに広がるナメを歩いて日本海へと到着した。間もなく夕暮れと言う時間帯、でゴールに相応しい雰囲気となった。
海岸沿いを歩いて帰れるかと思ったが、どちらを見ても日本海の荒波を被っており、歩ける雰囲気ではないため、トンネルまで戻っでると、左岸側にフィックスのロープが付いており、上に登れる。
右岸にはハシゴ、左岸にはおそらく送電線の保守用の山道が付いている。辿って行くとドンピシャで鉄塔にぶつかるので、近くなった所で適当に濃昼山道に戻ることができた。
11月に沢に行けるだけでも嬉しいのに、海抜0mゴール、ナメコ、一等三角点と、盛りだくさんの山行となった。なお、今回はクマさんの痕跡は見なかった。
余談だが、濃昼山道の途中から下を見ると、滝の沢(バカ臭い沢)にはかなり大きな滝があるようである。
今回遡行した方は大沢と呼ばれているようで、トンネルの名前の由来になっている滝の沢と言うのがバカ臭い沢の方であるならば、大沢よりもこちらを滝の沢と呼ぶだけの理由があったはずである。
送電線の保守道を辿ればおそらく滝の沢の河口付近に降りることもできるのではないかと思われるため、雪溶けの時期に再訪して確認してみたい。
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