石見畳ヶ浦 ノジュールとハートのハッピーシェル

2023年11月07日(火) [日帰り]

• GPS: 01:51
• 距離: 2.1km
• 登り: 98m
• 下り: 93m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:52
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:52

13:00 スタート地点
14:52 ゴール地点

天候

晴れ、強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

羽田より萩石見空港へ飛び、レンタカーで回りました。

コース状況／危険箇所等

満潮だと歩けません。干潮時刻を調べて来ましょう。
トイレなし。

その他周辺情報

お魚のなかだ。この日はテイクアウトだけでしたがイートインスペースがあります。海鮮丼2000円。新鮮なお刺身がたっぷりのっていて美味でした。

写真

3/18 10:34

私がここに来ようと思ったのは小笠原母島でこれを見たからです。ガイドさんはオニオンストラクチャーといっていましたが、なんか違うなあと思い、地質学の先生に聞いたら、ノジュールだろうとのこと。石見畳ヶ浦で見られると教えてくれました。
小笠原母島小富士　記録ID:5277476

6/10 13:27

これもノジュール。武蔵五日市にある石灰岩の山、勝峰山で見た鈴石。

11/7 13:04

ここから石見畳ヶ浦。駐車場の崖の礫岩。大きな石が脱落して落ちています。

11/7 13:05

石見畳ヶ浦へのトンネル、畳ヶ浦隧道。

11/7 13:06

石見畳ヶ浦の説明。約1600万年前に堆積した砂岩、礫岩層。

11/7 13:07

トンネル内部。

11/7 13:09

賽の河原洞窟。

11/7 13:09

礫岩でできています。

11/7 13:10

11/7 13:11

トンネルの壁に説明板があります。
石見畳ヶ浦は明治5年の浜田地震で隆起してできました。
と書いてあるが、近年見つかった江戸時代の絵に畳ヶ浦は描かれているらしい。

11/7 13:12

千畳敷と節理の説明。

11/7 13:12

ノジュールのでき方の説明。

11/7 13:13

馬の背の説明。

11/7 13:13

断層と海蝕洞の説明。

11/7 13:14

照明がついてなかった。

11/7 13:14

貝化石の説明。

11/7 13:15

クジラとフナクイムシの化石の説明。

11/7 13:15

見られる場所。

11/7 13:16

断層と千畳敷の説明。

11/7 13:16

礫岩の上に砂岩がのっています。

11/7 13:17

千畳敷に来ました。まだ潮が引いておらず、波が押し寄せます。この日は強風で波が高く荒れていました。

11/7 13:18

ノジュール。確かに小笠原でみたものに似ています。
ノジュール(団塊)とは、《小さな塊の意》堆積岩中の珪酸や炭酸塩が化石や砂粒を核として、化学的な凝集を受けて形成された塊。まわりの母岩より固く、球状になる場合が多い。コンクリーション。

11/7 13:19

大きさはこんな感じ。

11/7 13:20

崖にもノジュールが見えています。

11/7 13:21

まだ波が寄せてくるので崖際をへつって進みました。

11/7 13:23

千畳敷の節理と断層。

11/7 13:24

ノジュール、列になっています。

11/7 13:24

ツワブキの花が咲いていました。主に海岸に自生するのだそうです。

11/7 13:25

海鳥に波が迫ります。

11/7 13:26

波高し。

11/7 13:26

筋状のものが節理(亀裂)。

11/7 13:27

これが流木の化石だと思いましたが違ったらしい。

3/1 23:52

これはネットより拝借。流木の化石。これは見つけられませんでした。写真からすると海の方にありそうなので、私が行ったときはまだ海の中だったかもしれない。

11/7 13:30

だいぶ潮が引いてきました。

11/7 13:30

Y字型のノジュール。

11/7 13:32

馬の背。ここにはクジラの化石があるらしい。

11/7 13:32

左側を拡大。真ん中ががきのこ岩。ノジュールの下が風や波で浸食されて形成されるのだそうです。その左がイグアナ岩ではないかな。潮が引いていないのであっちへは行けない。

ネットより拝借したきのこ岩とイグアナ岩。上の写真の左側方向から撮った写真と思われます。

11/7 13:34

真ん中が削れてお椀状になったノジュール。

11/7 13:34

節理のところにある不思議な穴。なんかが外れた跡かも。

11/7 13:37

このあたりから化石が見られるようになりました。ノジュールの中はこんな感じなのでしょうか。

11/7 13:40

三角の細長いのはカドノサワキリガイダマシ。

11/7 13:44

このあたりはより波の侵食を受けているようです。

11/7 13:46

これは生痕化石でしょうか？巣穴とか、通り道とか。

11/7 13:48

オオヘビガイ？

11/7 13:49

見つけました、ハッピーシェル。ノムラナミガイが縦に削られてハートになる。

11/7 13:49

ハッピーシェル。

11/7 13:50

ハッピーシェル。

11/7 13:50

ハッピーシェル。茶色いのはマグマが飛び散った跡。

11/7 13:50

大きさはこんな感じ。

11/7 13:51

ハッピーシェル。

11/7 13:51

ハッピーシェル。

11/7 13:52

ハッピーシェル。

11/7 13:54

ノジュールの中。黒い貝はシラトリシジミでしょうか。

11/7 13:55

ハッピーシェル。

11/7 13:55

爆音を響かせて飛行機が飛んで行きます。航空自衛隊のC-2輸送機。

11/7 13:59

めがね橋に来ました。断層と海蝕洞。断層は3mくらいズレているそうです。

11/7 13:59

戻ります。

11/7 14:01

振り返ってめがね橋。

11/7 14:01

小さなノジュール。小笠原のに似ている。

11/7 14:02

めがね橋へは岩の縁を通り、岩を渡って行きます。要注意。

11/7 14:03

砂岩の層にこんな出っぱりがありました。

11/7 14:04

帰りも探すハッピーシェル。

11/7 14:10

ハッピーシェル。

11/7 14:11

これもきのこ岩。

11/7 14:11

きのこ岩。

11/7 14:12

きのこ岩。

11/7 14:13

キモい化石。フナクイムシの巣穴の化石です。ぎっしりと穴を開けてるのですね。

11/7 14:14

削れたノジュール。これは小さな石が入っている。

11/7 14:18

行きに見たお椀型のノジュールですが、これはノジュールの部分が取れてしまったと考えたほうが良さそう。

11/7 14:23

ひょっこりひょうたん島のようなノジュール。

11/7 14:27

だいぶ潮が引きました。浅く水が残っているところは鏡面になります。夕暮れに撮ると絶景写真になるらしい。

11/7 14:30

ノジュールは何列もあるようです。斜めになった断層が削れるのでこうなるらしい。

11/7 14:32

11/7 14:33

順光で撮るとこんな風景。

11/7 14:36

戻ってきました。

11/7 14:36

完全に潮が引くのはあともう少しかかります。

11/7 14:43

賽の河原洞窟から猫岩。

11/7 14:45

駐車場に戻りました。犬岩と猫岩。

ニュージーランドのモエラキボルダーズ。ノジュールでか！
ここに行きたい。写真はネットより拝借。

撮影機器：

LUMIX DC-TZ90 パナソニック

Galaxy A53 5G SCG15 au サムスン

iPhone 13 128GB SIMフリー Apple

感想

simunee

以前から三瓶山には登ろうと思っていましたが、ノジュールのある石見畳ヶ浦を教えてもらい、三瓶山、石見銀山と巡る旅行を計画してここにやって来ました。干潮時刻を調べて計画した訳ではありませんが、幸いにも15時過ぎが干潮時刻で海岸を歩くことができました。見落としもありましたが、興味深い地質を見られて色々勉強になりました。日本にはあまり知られていないけど面白いところがたくさんありますね。