常念山脈縦走 燕岳(小屋)〜大天井〜常念岳〜蝶ヶ岳

天候 | 1日目 曇り 2日目 曇り時々雪 3日目 風雪 4日目 晴れ 5日目 晴れ 6日目 雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
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写真
感想
燕岳から蝶ヶ岳への冬季縦走。
二年前来た時は、暴風雪で停滞、断念したのでリベンジです。
3日目の燕岳から大天井まで強風の中歩いたのは厳しかったが
後は天気も良く計画通り行けた。
1日目 〜中房温泉
タクシーで上がれる所まで行ってもらう。どこか忘れました。
有明山神社の先あたり。
初日は荷物最高に重い。長い林道歩きが堪える。
カメラ込みで29kg
駐車場は地熱で暖かいらしく雪が無かった。
自立テントなら暖かく過ごせそう。
自分は軽量化でツェルトなので雪の上に張りました。
2日目 中房温泉〜燕山荘
稜線に出ると風強くなる。
小屋が目の前に見えるのになかなか着かない直登がきつい。
クリスマスの燕山荘。HPでは、何かサービスあるとか書いてあったけど。
泊り客この天気では自分入れて3人。コタツ独り占めとミカンで過ごすクリスマスだった。
3人でまったりした時間を堪能^^
大天井の小屋番さんがこっちに来ていて、大天井は直登するように、と教えてもらう。
3日目 燕岳〜大天井
10m以上の風が終始吹く天候。
行けない天気ではない、有る意味チャンス、
と思い行くことにする。
翌日の予報は晴れ。常念岳を好天の中越そう、と思う。
ゲエロ岩はざっく担いだまま潜れた。
-10度以下で、15m位の風、視界は100〜200はあるが景色見れない状態だと
テンション↓。疲れて立ち尽くしてると「このまま樹氷になっちゃうのかな」
などと考え出してしまう。
そんで「休むのも歩きながら休もう、」などと変なこと考えながら大天井目指す。
ヘルメットがすーすーして頭が冷えてきてやばいかなと思う。
フード被った上にヘルメットが良いと思ったが、小さすぎて入らなかった。
次の日からヘルメット無しにした。
燕山荘で聞いたとおり、大天井は直登する。
風はさらに強くなっていたが、下るより登りが楽。気合も入り適当に直登。
大天荘には先客1名。
なんと山友のS氏。蝶ヶ岳の方からやってきたという。
なんと言う偶然。驚きました。
ここを境に運が向いてきたのか、
翌日は無風の快晴!
4日目 大天井〜常念の南樹林帯
最高の朝焼けを堪能して、友と分かれた。
槍穂高を眺めながら最高の天気の中歩く。
横通岳の長いトラバースは足に負担が大きかった。
稜線上歩いても良かった。
常念岳の登りは相変わらず迷うし辛い。
樹林帯は、S氏のトレース残り大助かり。
長いラッセルご苦労様でした!
二年前蝶ヶ岳へ引き返した場所、樹林帯鞍部2592手前で幕営。
5日目 幕営地〜蝶ヶ岳
やや風があるが、ほぼ快晴。
寒波が近付いているらしい。2,3日後に荒れる予報。
蝶槍への登り、ワカンをアイゼンに履き変え強風に立ち向かう。
登るほどに強くなる風。頂上越えれば楽になるだろうと思ったが
蝶ヶ岳山荘までずっと強かった。
蝶槍は風下側を登れないのだろうか?
ここまでずっと一人。
蝶槍頂上越え、次の丘に出たと同時に
大勢の登山者が見えた。
皆記念撮影などして盛り上がっている。
目頭が熱くなる。
箒で掃いたような巻雲が出ていた。
徳沢まで降りても良かったが、
思い出の蝶ヶ岳山荘で一泊したかった。
2年前は、暴風でおびえて過ごした冬季小屋。
賑やかな晩になると思ったが
結局泊まったのは、自分一人だけだった、、、
6日目 蝶ヶ岳〜上高地
昨晩降った雪がトレースを隠していたが、なんとなく凹みで分かる。
途中、学生らしきパーティーとすれ違う。
徳沢に付く頃には晴れ間が見えていた。
2年前、徳沢園冬季小屋で一緒になった夫婦と再会する。
これもなんと言う偶然。
自分を覚えていてくれました。
自分は、暫く思い出せなかった。すみません。
ゆっくり休み、明神池見物して上高地バスターミナルでまた一泊。
バスターミナルのトイレで怪現象。
2度目トイレ行ったら鍵がかかっているようで開かない。
自分一人しかここにいない筈なのに、、、
でも誰か遅くに着いたのかな?
一応2,3回ノックする。
するとドアを開けることが出来た。が、
中には誰もいなかった、、、きゃ〜〜〜。
7日目 バスターミナル〜中の湯
リスが暫く一緒に歩いてくれた。
朴伝の湯を楽しみに降りてきたのだが、泊りのお客さんが入浴するということで
入れなかった。
たっぷり時間をかけ天候に合わすことが出来てよい山行となった。
大天井での朝は忘れられないものとなりそうです。
後日、やって来た寒波で自分が歩いてきた所でも、残念ながら遭難者が出ました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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