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Yamareco

記録ID: 6182114
全員に公開
ハイキング
甲信越

中山道2_薮原宿から鳥居峠越えで奈良井宿へ

2023年11月15日(水) [日帰り]
 - 拍手
yama-baba その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:51
距離
7.5km
登り
380m
下り
357m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:31
休憩
0:21
合計
3:52
距離 7.5km 登り 385m 下り 372m
11:27
15
11:42
11:43
4
11:47
10
13:13
13:20
9
13:29
4
13:33
13:34
24
13:58
14:07
7
14:14
3
14:17
10
14:27
23
14:50
14:52
9
15:01
15:02
17
15:19
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
標識多数あり
その他周辺情報 奈良井宿は観光地だが15時(季節による?)にはほとんどの施設は閉じて閉まるので注意
途中、コンビニ、自動販売機はない
さあ、今日は木曽街道の最難関と言われた「鳥居峠越え」
中央本線の電車の数が少ないため8時台か、10時台かの選択となる。
ゆっくり出発することにした(宿で野尻駅まで送迎してくれる)
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さあ、今日は木曽街道の最難関と言われた「鳥居峠越え」
中央本線の電車の数が少ないため8時台か、10時台かの選択となる。
ゆっくり出発することにした(宿で野尻駅まで送迎してくれる)
駅に着いてもまだ時間があるので野尻宿を少し散策
建物に往時の面影はないがここはわざと曲がりくねらせた「七曲り」と呼ばれた道がある。
正面に見えるのは中央アルプス
野尻駅から藪原駅までは50分程
乗客は観光客がほとんど
列車は木曽川沿いに走るので車窓風景を眺めて楽しい。一人の外国人観光客はカメラを構えて座席から立ったまま、ずっと写真を撮り続けていた。
「寝覚の床」が見える地点では事前に電車のアナウンスが教えてくれた。
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駅に着いてもまだ時間があるので野尻宿を少し散策
建物に往時の面影はないがここはわざと曲がりくねらせた「七曲り」と呼ばれた道がある。
正面に見えるのは中央アルプス
野尻駅から藪原駅までは50分程
乗客は観光客がほとんど
列車は木曽川沿いに走るので車窓風景を眺めて楽しい。一人の外国人観光客はカメラを構えて座席から立ったまま、ずっと写真を撮り続けていた。
「寝覚の床」が見える地点では事前に電車のアナウンスが教えてくれた。
藪原駅到着
標識に従い線路の下を潜って西側にある中山道に出る。
「薮原宿高札場跡」
藪原駅到着
標識に従い線路の下を潜って西側にある中山道に出る。
「薮原宿高札場跡」
薮原宿も往時の面影はない。
ところどころに防火用の高塀跡などがあるのみ。
「お六櫛」の看板のお店がある。
薮原宿も往時の面影はない。
ところどころに防火用の高塀跡などがあるのみ。
「お六櫛」の看板のお店がある。
15分ほど歩くと「鳥居峠」の案内板がある
道はまっすぐ続いているのでこの案内を見逃すとそのまま進んでいきそう
15分ほど歩くと「鳥居峠」の案内板がある
道はまっすぐ続いているのでこの案内を見逃すとそのまま進んでいきそう
右方向に進む
中央線のガード下をくぐる
右方向に進む
中央線のガード下をくぐる
少し進むと「飛騨街道追分(分岐点)」が現れる。
左側(写真では振り返っているので右側)に線路の方向に下っていく細い道がある。
薮原宿は中山道と飛騨街道の分岐点として賑わったと言われる。
少し進むと「飛騨街道追分(分岐点)」が現れる。
左側(写真では振り返っているので右側)に線路の方向に下っていく細い道がある。
薮原宿は中山道と飛騨街道の分岐点として賑わったと言われる。
「原町清水」水飲み場
「原町清水」水飲み場
町外れのお社を過ぎるとカラマツ林の道になり、やがて「現在地」を出発点に「中山道鳥居峠越えコース」の案内板がある。
親切にもこれから辛い峠越えをする人のために「杖置場」も置いてある。
右方向に行く林道は旧国道(未舗装)のようでこのあと何度か交差する。
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町外れのお社を過ぎるとカラマツ林の道になり、やがて「現在地」を出発点に「中山道鳥居峠越えコース」の案内板がある。
親切にもこれから辛い峠越えをする人のために「杖置場」も置いてある。
右方向に行く林道は旧国道(未舗装)のようでこのあと何度か交差する。
原町稲荷社の横の道を林の中に入っていくとー
原町稲荷社の横の道を林の中に入っていくとー
すぐに石畳の道になる
すぐに石畳の道になる
鳥居峠の入口(旧国道と交差)
「鳥居峠」の小さな碑、熊よけの鐘、鳥居峠の案内などが建つ。
外国人の団体(かなりのシニア)の方々が賑やかにたむろしていて我々が休憩している間に元気に藪原方面へ下って行った。
鳥居峠の入口(旧国道と交差)
「鳥居峠」の小さな碑、熊よけの鐘、鳥居峠の案内などが建つ。
外国人の団体(かなりのシニア)の方々が賑やかにたむろしていて我々が休憩している間に元気に藪原方面へ下って行った。
かつて難所と言われたつづら折りの道を登って行く。
途中樹間に藪原宿が眺められる
かつて難所と言われたつづら折りの道を登って行く。
途中樹間に藪原宿が眺められる
「円山公園」分岐で左の尾根道をとり、「森林測候所跡」の広場に出てここでゆっくりお昼休憩
木々があり展望はあまり良くない。
我々は外のベンチで食べたが休憩所の中は綺麗で天気の悪い日の休憩に良さそう。トイレもあり。
「円山公園」分岐で左の尾根道をとり、「森林測候所跡」の広場に出てここでゆっくりお昼休憩
木々があり展望はあまり良くない。
我々は外のベンチで食べたが休憩所の中は綺麗で天気の悪い日の休憩に良さそう。トイレもあり。
尾根伝いに行けばすぐに「円山公園」の広場
薮原宿で我々の先を歩いていた外国人の二人連れが道標のところで盛んに写真を撮っている
尾根伝いに行けばすぐに「円山公園」の広場
薮原宿で我々の先を歩いていた外国人の二人連れが道標のところで盛んに写真を撮っている
なるほど、木曽の山に囲まれた薮原宿の眺めが良い。
円山公園は公園といってもベンチのある広場のようなところで古い歌碑などが並んでいる。
測候所跡よりも円山公園の方がお昼休憩にはよかったようだ。
なるほど、木曽の山に囲まれた薮原宿の眺めが良い。
円山公園は公園といってもベンチのある広場のようなところで古い歌碑などが並んでいる。
測候所跡よりも円山公園の方がお昼休憩にはよかったようだ。
円山公園から少し上がったピークに御嶽神社がある。
奈良井方面から上ってくると最初に御嶽山が見える場所であることから御嶽神社を祭ったのである。
円山公園から少し上がったピークに御嶽神社がある。
奈良井方面から上ってくると最初に御嶽山が見える場所であることから御嶽神社を祭ったのである。
社殿前にあるこの石が「オーストラリアとニュージーランド」にそっくりだとSNSで話題になっている
社殿前にあるこの石が「オーストラリアとニュージーランド」にそっくりだとSNSで話題になっている
社殿周りには神像や行者像などたくさんの石像が並んでいる。これらは御嶽信仰の深さを表している。
神社裏手の遥拝所から御嶽山が見えるというのだが分からなかった。
社殿周りには神像や行者像などたくさんの石像が並んでいる。これらは御嶽信仰の深さを表している。
神社裏手の遥拝所から御嶽山が見えるというのだが分からなかった。
鳥居前の広場にある御嶽神社の解説板
鳥居前の広場にある御嶽神社の解説板
解説板のある鳥居前は開けている
旧国道は中山道の一部を利用していたという。
解説板のある鳥居前は開けている
旧国道は中山道の一部を利用していたという。
ところで旧中山道はここから尾根を辿るのが本来の道らしい。
でも現在は倒木や藪に覆われていて通れない。
旧国道を通るようになっている
ところで旧中山道はここから尾根を辿るのが本来の道らしい。
でも現在は倒木や藪に覆われていて通れない。
旧国道を通るようになっている
「木祖村天然記念物 鳥居峠のトチノキ群」
「木祖村天然記念物 鳥居峠のトチノキ群」
トチノキの巨木を眺めながら歩く
トチノキの巨木を眺めながら歩く
「子産みの栃」
この辺りから乗鞍方面が見えるらしいのだが・・・
雲がかかっているあたりか?
(この後、鳥居峠付近で旧道と出会うが猿の群れに遭遇、刺激しないようにでも急いで通り抜けたため写真なし)
「子産みの栃」
この辺りから乗鞍方面が見えるらしいのだが・・・
雲がかかっているあたりか?
(この後、鳥居峠付近で旧道と出会うが猿の群れに遭遇、刺激しないようにでも急いで通り抜けたため写真なし)
猿の群れと遭遇したのは旧国道の鳥居峠付近
峠の「休憩所」から旧国道(中山道)を進んだ先で旧国道(左)と中山道(右)に分かれる
ここから中山道は奈良井宿へ向けてどんどん山道を下って行く。
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猿の群れと遭遇したのは旧国道の鳥居峠付近
峠の「休憩所」から旧国道(中山道)を進んだ先で旧国道(左)と中山道(右)に分かれる
ここから中山道は奈良井宿へ向けてどんどん山道を下って行く。
どんどん下り、橋を渡り・・・
どんどん下り、橋を渡り・・・
「鳥居峠の一里塚」これは近代に設置されたもの
「鳥居峠の一里塚」これは近代に設置されたもの
さらにどんどん下り、橋を渡り・・・
さらにどんどん下り、橋を渡り・・・
「中の茶屋跡」(現在は東屋のみ)のある「葬沢(ほうむりさわ」
「中の茶屋跡」(現在は東屋のみ)のある「葬沢(ほうむりさわ」
「葬沢」の説明によればー
「木曽義昌が武田勝頼の二千余兵を迎撃し、大勝利を収めた鳥居峠の古戦場である。この時、武田方の戦死者五百余名でこの谷が理もれたといわれ、戦死者を葬った場として、葬沢(ほうむりさわ)と呼ばれる。」
「葬沢」の説明によればー
「木曽義昌が武田勝頼の二千余兵を迎撃し、大勝利を収めた鳥居峠の古戦場である。この時、武田方の戦死者五百余名でこの谷が理もれたといわれ、戦死者を葬った場として、葬沢(ほうむりさわ)と呼ばれる。」
とてもここで休憩する気にならない。
心なしか冷気さえ感じる葬沢の橋をそそくさと渡ってその場を離れる
とてもここで休憩する気にならない。
心なしか冷気さえ感じる葬沢の橋をそそくさと渡ってその場を離れる
途中「展望台」という案内があったので登ってみた。
高台に東屋があったが周りは木に囲まれていて展望は良くない。
多分あの白い雲が固まっているあたりが御嶽山だろう。
途中「展望台」という案内があったので登ってみた。
高台に東屋があったが周りは木に囲まれていて展望は良くない。
多分あの白い雲が固まっているあたりが御嶽山だろう。
一部石畳の道もある
一部石畳の道もある
車道に出た。
こちら側の「中山道鳥居峠越えコース」の入口
車道に出た。
こちら側の「中山道鳥居峠越えコース」の入口
鎮(しずめ)神社 奈良井の鎮守様
奈良井宿に到着
鎮(しずめ)神社 奈良井の鎮守様
奈良井宿に到着
鎮神社本殿
鎮神社の側には水場と高札場
鎮神社の側には水場と高札場
神社付近から見る奈良井宿と中山道
奈良井宿の長さは約882m、上町、中町、下町の三つからなる。
こちらは京都側入口で上町。
馬籠宿同様にここにもそれぞれ枡形があって中山道はそこで曲がっている。
神社付近から見る奈良井宿と中山道
奈良井宿の長さは約882m、上町、中町、下町の三つからなる。
こちらは京都側入口で上町。
馬籠宿同様にここにもそれぞれ枡形があって中山道はそこで曲がっている。
中町 本陣付近 間口も広い千本格子の立派な家が並んでいる。
この付近が奈良井宿の中心部
中町 本陣付近 間口も広い千本格子の立派な家が並んでいる。
この付近が奈良井宿の中心部
下町 道幅は狭い
振り返って来し方を見たところ
陽が傾いてきて灯りが灯されている
この辺りには木曽の工芸品を売っているお店があって私は念願の「お六櫛」を購入した
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下町 道幅は狭い
振り返って来し方を見たところ
陽が傾いてきて灯りが灯されている
この辺りには木曽の工芸品を売っているお店があって私は念願の「お六櫛」を購入した
奈良井宿北の入口付近に道の駅があり「木曽の大橋」というのが目玉らしいので寄って見たががっかり。
工事中らしく橋の周辺は立ち入り禁止
道の駅は駐車場は広いが休憩施設はなく、(屋外でアイスクリームを販売していてパイプ椅子が置かれている)物産店にはお土産、お菓子が申し訳程度に並んでいるだけ。
奈良井宿北の入口付近に道の駅があり「木曽の大橋」というのが目玉らしいので寄って見たががっかり。
工事中らしく橋の周辺は立ち入り禁止
道の駅は駐車場は広いが休憩施設はなく、(屋外でアイスクリームを販売していてパイプ椅子が置かれている)物産店にはお土産、お菓子が申し訳程度に並んでいるだけ。
電車の時刻までまだまだ時間があるので奈良井宿に戻って飲食店に入って食事と休憩をする。
奈良井駅から帰路に着く。
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電車の時刻までまだまだ時間があるので奈良井宿に戻って飲食店に入って食事と休憩をする。
奈良井駅から帰路に着く。

装備

備考 重い登山靴は必要なし(舗装道路歩きも多い)
それでも山道もあり距離が長いのでローカットではあっても靴底はしっかりしたトレイル用の靴

感想

果たして「鳥居峠」とはどこなのか?
帰ってきてから写真を見てもそれらしい回答の出る写真が何もないことに気がついた。
鳥居峠の歴史を調べてみると明治期に馬車の通れる新道が作られたようでこれが鳥居峠付近では中山道を利用しているらしい。
峠越えで度々未舗装の林道と交差する地点があったのはこれらしい。
当初トチの木の遊歩道から旧道(車道)との交差点かと思ったがこれは違うらしい。現地ではここで猿の群れに遭遇して刺激せぬよう通り過ぎるのを待った。だからその交差点の写真もないし、あまり周囲を見ていない。
標識に従い休憩所方面へ、この時に切り通しを通過したがこれか?
休憩所付近を「鳥居峠」と呼ぶこともあるようだ。

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