GW到来 荒船山 浸食地形メサの上を行く


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 814m
- 下り
- 809m
コースタイム
天候 | 晴れ 気温もちょうど良い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
メサに登るところ(一杯水を超えてから艫岩西)までが急登、急降下。ロープや鎖がある。そして艫岩展望台から落ちて亡くなる方もいるようだ。端には近づかないようにしよう。 |
写真
感想
いよいよGW到来である。このころから自分の山行スタイルをピークハント型に変更していく。というより、雪解けが進んで、ピークハントで行きたい山に行くことができるようになってきたのだ。今週は、土日両方とも自由に使えるようになったので西上州を目指した。
昨年圏央道が開通し、神奈川県相模湾沿岸地域から関東方面各地への交通の便が良くなった。今年はさらに茅ヶ崎から寒川までが繋がり、新湘南バイパス藤沢インターから圏央道で関越自動車道に抜けることができるようになった。ちなみに、ネクスコ東日本のHPで検索すると、新湘南バイパス藤沢ICより降りる予定の下仁田ICまでを検索すると、何と1時間50分台。2時間もかからないのである。
そういうわけで、今回は西上州の山々を候補に挙げ2日間登ってきた、そのうちの第1弾なのである。
荒船山は「メサ」として知られている。メサとは、火山のうちやわらかいところのみ浸食され、かたい部分のみが台地状に残ったところをさす。卓上台地とも呼ばれ、広めの台地上になっている。語源はスペイン語の「台地」より。日本では、屋島や荒船山が知られている。
さらに浸食がすすんだものを「ビュート」と呼ぶ、日本では大分県にある伐株山が知られている。いずれも、乾燥地帯に多い地形でアメリカ合衆国に多い。西上州には、妙義山を始め浸食地形が多い、それだけ昔は乾燥が進んでいたのか?それとも雨が多かったのか?
私は、日本にあるメサを見たかったのである。
金曜日の仕事がはねてから車を出す。車を出す山行はいつ以来だろうか・・・。と思いながら、節約のため高速道路を我慢し、厚木で乗る。本当にあっという間だ、9時前には下仁田IC前にあるPAに到着する。本を読み、仮眠をして次の日に備えるのだ。そう、0時から4時の間に高速道路上にいれば30%割引なのである。
さて、前置きが長くなったが、朝「SAVE ON」で朝食、行動食を買い込んで駐車場に向かう。20台ほど停められそうだ私は6番目ぐらいであろうか。準備をしていそいそと歩き始める。
基本的には安全な道だがアップダウンがある。登山口と山頂の標高差は400mほどだが、累積標高差はもう少しあるだろうなと思う。コースタイムは、艫岩までで1時間半、そこから経塚山まで40分である。
アップダウンの道は基本快調で、一杯水にたどり着く。ここからが急登だ。しかし、降りてきた人から「急だけど短いよ」と言われ、先週の蛭ヶ岳や檜洞丸とは違うだろうと思い登っていく、確かに短かった。丹沢をホームにしている人は健脚だと誰かが言っていたが、たしかに丹沢ってでかいんだな・・・と思った。
メサの上に乗ってしまえばあとは、緩やかなアップダウンで艫岩にたどり着く。ここは、何人も落ちているところだそうだ、行きの時にはいなかったが帰りにはぎりぎりまで迫って両手を広げている人もいて、危ないなあと思った。いっそ、柵をつけた方がいいんじゃないかと思った。落ちた人を収容する警察や消防も大変だろうに。
艫岩からの景色は、若干もやっていて浅間山以外はまともに見えなかった。
指導票のkmはここを基準にしているが、せっかく来たからには経塚山まで行かねばならない。ここに行かずに荒船山を登ったことにはならないのだ。緩やかな道を行く、ここはもうメサの上だ、そんなことを考えながら歩くと最後の急登が待っている。それを超えると、至福の瞬間だ。
写真を撮り終え、来た道を降りることとする。そう、今日はもう一つ行きたい山があるのだ。
艫岩、一杯水と休憩なしに歩き続け、予定していたタイムよりも若干早く駐車場にたどり着いた。
最初荒船山は「見る山」かと思っていた。その情景、風景は遠くから眺めることで際立つと思ったからだ。しかし実際登って見ると、非常に面白い山であった、行動時間も短いし、ロープなどの練習になるし、登山初級者にお勧めしたい山だと思った。ただ、艫岩の先端には近づかないことだ、そんな不注意で命を落としたくないのだ。
結局、その後はこうなりました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-620621.html
(GW到来 物語山 My Birthday Mountainは急登の山であった。)
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