敗退続きの山行 -- 加々森山・光岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,713m
- 下り
- 1,704m
コースタイム
天候 | 2日間ともほぼ快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道に雪が出るのは2000mより上で 少ない。 ただし山の北・東側にはまだ結構残っているが、 思ったより少ない。 |
写真
感想
昨年雨で撤退した加々森山・光岳に再トライすべく出かけたが 体力・技量不足でまたもや敗退。 もう行けないかもわからないが、 チャンスがあれば雪のないときに またトライしてみたい。
23日夜、 兵越にて遠山郷/かぐらの湯に向かうも 佐久間町にて道路流失のため通行止めを食らって 愛知県に戻りR151に変更/大廻りしてかぐらの湯に到着し、 車中泊。 翌24日 朝、 大島の集落から池口の集落に向かおうと車を進めたが、 なんと又もや道路崩壊で 大島の集落へ行けない。 迂回路の案内が出ていなかったが 何とか漆平島へ抜ける路を探し出し 5:30 池口岳の登山口に着いた。 幸先がいいのか悪いのか・・・
先日の摺古木山では 1500mぐらいから結構な雪が有ったので、 こちらも雪が多いだろうと思っていたが 予想外に少なく、 2000mまで 尾根の北面に雪は残るものの雪を踏むことはなかった。 ザラナギでも 木陰や窪地にわずかに雪が残るだけで GWにここでテントを張ると水を作る雪は北側斜面に少し下らないといけない感じだ。 やっと雪が出てきたと感じるのはフィックスロープの掛った二つ目の岩場あたりからでアイゼンなしでも おそらくジャンクションまではいける感じだった。 私は 途中で雪が出てきて少早めにつけてしまったので 結構地面の上を歩くことになった。
2,000mあたりに11:00頃到着し JCTに12:00頃着けるだろうと思ったが、 この辺りからガス欠になりしかも雪も出てズボったりするので 滅茶苦茶に時間がかかり JCTに13:00着となってしまった。 ガス欠になる前に エネルギー補給をすべきだったと いつものように反省。
JCTから 加々森に向けて 下降を始めたが すぐに細尾根の上に出て そこから激下りの崖で、 しかも雪がついて雪庇状になっており 私の技量でここを下れば ほぼ間違いなく滑落。 少し戻って右(南)側斜面を巻けば 降りられそうだが、すでに雪は腐っており ズボること間違いないし、 ルートに戻れるかどうかも判らず、 あっさりとここで前進をあきらめ、 すぐそこにホテルijikemusiを建ててのんびり。
天気も良く風もなかったが、 時間はたっぷりあり 夜間に風が出てうるさいのも嫌だったのでしっかりと防風壁を作って万全で休んだ。 夜、 結構な風が吹いていたが おかげでまったくと言っていいほど 風の影響を受けず ゆっくりと眠れた。 夕刻には 雲が出てきてアーベントは全く期待できなかった。
この場所からは 加々森、光を始め、 聖、 兎、 赤石、 中盛丸山、 塩見までよく見渡せたが、 雪が例年に比べ とても少ないようにみえ、 いづれも谷筋にしか雪が見えなかった。(もちろん 見えているのは南-西面だけなので、北-東面にはもっと着いているだろうが・・・)
25日朝、 晴れているが 霞が濃く とくに西側は 中央アルプスも見えなかった。 そして 残念ながらモルゲンロートもほとんど駄目だった。
6:00に撤収し、 せっかくだからと JCTに荷物をデポし 池口岳に登る。 もう3回目の登頂だ。
荷物も軽くなって 順調に下るも あまり早く帰ってももったいないので のんびりと景色を楽しみながら下る。
8:20にザラナギに着き、 コンロを出して コーヒーブレーク。 あったかいので マットを出して少し横になって休んだ。 コーヒーを楽しみながら 眼前に池口・鶏冠を見て マッタリ。 実にイイ気分。 これだから 山は止められない。
ザラナギからしばし下って 今度は黒薙。 靴紐が緩んだので ここでも小休止。 ガレの縁の三等三角点のそばに腰をおろし紐を締め直して ふと三角点の石柱をみると石の周りの地面が石から剥がれている。 アレー? 誰かが石を揺さぶったのかな〜と思って触ってみると しっかり地面に突き刺さっている。 更に周りを見るとなんと地面に亀裂が入っている。 ・・・これは自分の腰をおろしている付近が崩壊し始めているんだ・・・・と思ってその場を離れ横から見てみると、 自分の座っていたところは地面がオーバーハングしており 崩落寸前だったのだ。 クワバラ クワバラ。 この三角点の寿命もあと少しだ。
後は全く危険のない少し起伏のある登山道を下るのみ。 のんびり下って 11:30 愛車の待つ登山口に到着。 池口川畔のハナモモを愛でてからかぐらの湯で汗を流し帰宅の途に就いた。
目的は達成できなかったが 天気も素晴らしく 楽しい山行だった。 今回も山中2日間、 誰にも会うことはなかった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ijikemusiさん こんばんは。
本日池口岳に行った者です。
新しいトレースがあったので助かりました。
ありがとうございます。
ところで、私もかぐらの湯経由で向かいました。
登山口の集落の目と鼻の先まで行き通行止めに気づき、
約70キロ迂回しました
近くに迂回路ありました?
知りたいような 知りたくないような。。。
ご訪問ありがとうございます。
雪が少なかったですので トレースと云う程の事もなかったかと思います。判りにくいところもほとんどありませんし・・・
迂回路は (通行止めのところに案内は有りませんでしたが)有りました。yahooの地図でもgoogleでもいいんですが、 拡大してみていただきますとかぐらの湯の遠山川を挟んで反対側にアポロ石油が有りますがその付近から漆平島へ抜ける路があり、 これを行けば10分も掛らずに池口集落へ入る道に着きます。70Kmも迂回されたんですか?
ヤマレコ暫くご無沙汰で、前のレコのアザミ岳のコメントを見るのが遅くなり、
失礼しました。
急斜面の痩せ尾根はJCTのすぐ下あたりかなぁ・・・
そのあたりだとすると、多分・夏道はもう少し(東かな)の広い斜面だと思います。
あの時、最終日に泊まったのがその斜面の下、もう少しなだらかで、広い斜面と合流する辺り・・・
僕も帰りにJCTを意識しすぎて、その激急痩せ尾根の下に出てしまい、
ピッケル使いながら、<落ちたら行っちゃうな・・>って思いながら登った記憶があります。
多分、その尾根をそのまま行けたとしたら北寄りの谷のほうへ降りて行ったしまいそうです。
池口・加加森鞍部の痩せ尾根は、雪も然ることながら、
幼木で困難だったのと、
光に登る直前の2・3重の稜線の乗り換えが難しかった記憶です。
letsさん どーも。
ありがとうございます。やっぱりそうですよね。 あそこを降りるなんてとても無理。 登りでもめちゃ危険でしんどいと思います。 多分東側を巻いて行くんだろうと上から見て思ったんですが、 無雪期に2回も通っているのに思い出せませんでした。 目的は達成できませんでしたが 安全一番で マァ楽しかったから良しとしておきます。
またチャンスがあれば雪のないときに挑戦してみます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する