大菩薩嶺【はじめての山小屋宿泊】
- GPS
- 11:40
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,312m
- 下り
- 1,308m
コースタイム
- 山行
- 3:35
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:25
天候 | 初日:快晴→曇→午後から一時強い雨(雹) 二日目:霧→快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿駅07:30発の特急あずさで山梨県塩山駅へ移動.塩山駅南口からは大菩薩嶺登山口行きの09:30発のバスに乗り,大菩薩嶺登山口(裂石登山口)で09:50ころ下車. 【復路】 大菩薩嶺登山口発15:00のバスに乗り,塩山駅南口へ移動.塩山駅16:25発の特急かいじで新宿駅まで戻った. 【運賃】 東京都内〜塩山駅 特急券込みで 片道4000円 塩山駅南口〜大菩薩嶺登山口 片道 300円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は全体的によく整備されていて歩きやすい.特に,上日川峠〜大菩薩峠の区間は道が広くなだらかで歩きやすい.分岐点には標識があり,道に迷うことはない. 上日川峠の山小屋(ロッヂ長兵衛)には登山届のポストがある. 山頂〜丸川峠間の登山道には雪がうっすら残っていた.登山道の輪郭ははっきり残っており,迷うことはない.ここですれ違った人はアイゼンをつけておらず,通常の登山靴でも十分行動可能と思われる.ただし,一部雪で滑りやすい所があるので注意が必要. |
その他周辺情報 | 裂石登山口周辺には飲食店が多数ある. 上日川峠〜大菩薩峠までは山小屋がある.飲食物はここでも手に入る. |
写真
装備
個人装備 |
ザック (ケストレル48)(1)
帽子(1)
長袖ポロシャツ(1)
長袖シャツ (1)
シャツ・パンツ予備(1ずつ)
トレッキンググローブ(1組)
靴下予備(1足)
タオル(2)
ポケットティッシュ(3)
雨具(1)
サングラスと眼鏡入れ(1)
高機能腕時計(1)
コンパクトデジタルカメラ(1)
トレッキングブーツ(1足)
ポール(1組)
コンパス(1)
ライター(1)
ハイドレーション(1)
ヘッドランプ(1)
ヘッドランプ用予備電池(1組)
十徳ナイフ(1)
iPhone(1)
筆記具(1)
登山地図(1)
2.5万分の1 地形図(1)
地図ケース(1)
熊避けのスズ(2)
ストーブ(1)
ガスカートリッジ(1)
ゴミ袋(1)
スポーツドリンク(1リットル)
粉末スポーツドリンク(1)
水(500ml+山小屋で1lもらう)
主食(3)
おやつ(2)
非常食(1)
コッヘルセット(1)
セミロングスパッツ (1組)
軽アイゼン (1足)
|
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備考 | 下山中にかかとにマメができた.もっと厚手の靴下を履くべき. |
感想
はじめて山小屋を利用して一泊二日の山行に行ってきた.
登る対象に選んだのは大菩薩嶺である.首都圏からも近く,中腹部に山小屋があり,登山道もよく整備されているらしい.なにより,大菩薩峠からの眺望がすばらしいとのこと.初心者から中級者に脱皮(?)しつつある私にうってつけの山だと思った.
さすがは2000m峰だった.今回の山行では天候がめまぐるしく変わった.快晴・霧・強雨・雹...今回の山行はまさに火責め(直射日光)・水責め(雨)・氷責め(雹)・雪責め(残雪)が揃っていた.装備・技術・経験を向上させることの重要性を再認識する.装備だけはお金で買えるが,技術と経験はコツコツと自分で積み立てていくしかない.この程度の天候変化で動揺しているようでは,自分はまだまだ未熟だと感じた.もっと山での修行が必要だろう.
初日は上日川峠にあるロッヂ長兵衛に宿泊した.ご主人はとても気さくな人だった.夕食は山菜中心のメニューで,山菜の天ぷらがすばらしく美味しかった.旬の物を食べることができたのは幸運だった.部屋には明かり取りの天窓があり,意外と明るかった.はじめての山小屋宿泊はとても楽しく,心地よかった.
大菩薩峠から雷岩にかけての稜線はすばらしかった.草原の稜線がとても心地よい.このまま寝転びたい衝動にかられた.しかし下山時刻を考えて先を急いでいたので,あまりゆっくりもできなかった.これだけが今回の山行での後悔である.稜線を歩いている時はこのまま時間が止まってしまえばよいとさえ思った.快晴の空には霞がかり,完全な眺望ではなかった.それだけに,雲間から富士山や南アルプスの山々が見えたときはとても感動した.南アルプスの山稜を見たのは今回がはじめてである.
今回の山行は私の体には相当過酷だったらしい.この感想は下山3日後に書いているが,脚に激しい筋肉痛が残っている.未だに階段の登り降りがとても辛い.それでも大菩薩嶺は素晴らしかった.この山行を思い返すたびに,幸福な余韻に浸ってしまう.あの山に登ったことを考えれば,筋肉痛すらも幸せに感じる.
山頂を許し,無事に下山させてくれた山に感謝したい.
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