キュウハ沢
- GPS
- 08:52
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,162m
- 下り
- 1,161m
コースタイム
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・水量: 平水 ・他パーティ: 1PT(2人組,記録 https://yamare.co/6213340 ) ・参考遡行図:「丹沢の谷200ルート」P.98-99(2級) 直近記録: https://yamare.co/6128835 ・携帯電話: 駐車場から全て電波無し ・登山届: Compass及び身内のみ ・ソール: CL/SL共にラバー(モンベル サワークライマー)。めちゃくちゃヌメるのでフェルトがおすすめ ・ヒル: 見当たりませんでした 丹沢で、行ったことがなくて、有名で、この気温でも行けるそんなに濡れない…でそういえば戦闘機のエンジン見たことなかった、とキュウハ沢へ。 「キューハ沢」と表記が揺れているが、Google検索結果だとギリギリ「ウ」のほうが優勢だったので、この記録は「ウ」で。 今回、CL/SL共に丹沢山も未踏だったのでついでに百名山……と思っていたが、登攀や巻きに想定よりも時間がかかり、予定していたエスケープラインでの脱渓に。エンジンだけじゃなく、プロペラも見たかったんだけどその手前で断念山行。 夜のうちに雨が少し降って、朝のうちは少し濡れたコンディション。天気は風が強いものの、一日中青空が見えていて非常に良かった。紅葉は標高700m周辺が見所。標高900mより上は落葉していて植生に冬の始まりを感じた。 全体的にヌメリが非常に強く、岩も脆い。そのうえホールドも細かく斜度が強い滝が多く、登攀目的としての遡行はあまり楽しめなかった。 大滝はCLのリードで左のチムニーからの登攀。チムニー状だが基本的にフェースクライミングだった。フェースを登って落口にチムニーを跨いでトラバースする。高度感はあるがホールドは豊富で、CL一人だったらフリーで登ってしまいそう。良く登られているはずだが岩が脆くボロボロ崩れる。残置ハーケンは多い。トラバース始点でロープの流れを作るためにカムを1本(#.4)使った。 エスケープはCo1125の二俣から左岸に詰めた。シカの糞がたくさんあるシカ道が多いのでそれを辿ると良かった。地形図を見ながら土崖を避けるラインを取ると登りやすい。土崖付近は実質的には岩窪でガレているので登りにくく落石も起こしやすいため。 下山の天王寺尾根は、分岐から先は隣に簡単そうな塩水林道があるので、もっと悪路で整備されていないのかと思っていたが、看板や階段なども含めて良く整備されていて非常に歩きやすい登山道だった。 |
その他周辺情報 | ラストコンビニ: セブンイレブン 厚木七沢北店 下山後温泉: 七沢荘 (厚木温泉郷 七沢温泉) |
写真
装備
MYアイテム |
やっくん
重量:0.88kg
|
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個人装備 |
グローブ
雨具
ウインドシェル/防寒具
昼食
行動食
非常食
ハイドレーション
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット/常備薬
保険証
スマホ(兼GPS)
時計
タオル
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
スリング
セルフビレイコード(PAS)
参考遡行図
地形図
バイル
サングラス
ナイフ
登山靴(沢靴)
特小無線機
|
共同装備 |
ロープ(8mm30m)
クイックドローx6
カム(Z4#.3/#.5/#.75)
アッセンダー
マイクロトラクション
ハーケンx4(未使用)
ツェルト
衛星SOS発信機(inReach Mini2)
ジェットボイル
|
備考 | 下山用の登山靴を持っていきたくなかったので横着してラバーソールで行ったが、沢内は明らかにフェルトソールが良かった |
感想
歴史に想いを馳せる沢……なんてそんな崇高な事は大して考えずに、丹沢のこの辺のエリアの沢は登ったことなかったので有名なキュウハへ。
東丹沢・鳥屋待沢と強いヌメリの質が似ている気がした。そのうえに脆い岩質が重なり、登攀は修行感がなかなかに強い……
途中でのエスケープにはなったが、水と滝のある主要パートは全部遡行できたし、思い残すのはプロペラと遊星ギアが見れなかったことぐらい。遅くとも16時までの下山を念頭に作っていたエスケープ計画をしっかり実行でき、機能したことは良かった。詰めのルーファイが上手くいったのも良ポイントかな。
時期的に沢内は貸し切りかと思っていたら、後ろから1PTいらしてビックリ。でもさすがにこの時期にこれだけ暖かい沢は今回が最後ですかね。
山行総距離が長い沢だったので、計画通りの実施したければ、あまり登攀せずにもっとサクサク巻いたほうが良かったかもしれない。ただ、それだとちょっとただの登山感強くてあんまりヤル気出ないという、ジレンマがががw
今回の遡行パートだけでの体感グレードは岩の脆さとヌメリを加味して2級下〜2級ぐらい。一番ダルいのは塩水橋からの往復林道歩き。どうしても往復同じぐらい歩かされる小川谷廊下と比べてしまうと渓相で見劣りしちゃうかな……大滝も10mなので、そこまで「デカッ」という感じにはならなかったりw
…と、まぁそんなことはともかく、紅葉が綺麗で楽しい山行でした。丹沢山は……いつ行こうかなw
ダイジェスト動画: https://x.com/yaklimber/status/1728934158964002841
冬の沢修行ということで前回に続き丹沢へ。
キュウハ沢、不思議な名前。
昨年沢デビューしてフェルトを履き潰し、今年に入ってラバーシューズに転向してずっと遡行してきましたが今回はフェルトがよかったなぁ、と思いました。
沢の中の岩がヌメヌメ。
滝の登攀では岩の頑丈なところは丸く角が取れて足が置きにくいし、角張ってて掴みやすそうだなと思って触ると割と大きめのサイズでボロッと抜けたり、沢全体が緊張感あります。
足置いたら岩が抜ける、とか。何回かありました。
高巻きもけっこう斜面が立っていて高所恐怖症が出たし、あんまり得意な沢ではなかったです。
エスケープは獣道だったんですが、ポカポカ陽気で鹿のフンを辿っていくというほのぼのな詰め。それが一番楽しかったという珍しい経験でしたw
大滝の凹角部分を登って落口へトラバースするところが凄まじく怖かったので、もう行かなくて、いい、かな、、、(涙)
緊張と恐怖でメンタルがすり減った沢でした。帰宅してグッタリです。お疲れ様でした!!
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