龍崖山ー権五郎⛩ー堂平山ー吉田山・御嶽山 ゴ・ドーハンの山旅 鎌倉武士と紅葉まつり

2023年11月26日(日) [日帰り]

• GPS: 07:13
• 距離: 12.5km
• 登り: 1,021m
• 下り: 1,024m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:04
• 休憩: 1:09
• 合計: 7:13

8:09 東郷公園御嶽山第一駐車場
8:28 8:29 吾野駅
9:13 9:33 りゅうがい山
9:55 9:57 前坂
10:28 10:28 長久保坂
10:40 10:40 栃屋谷登山口
10:54 11:20 権五郎神社
11:58 12:12 堂平山
13:55 13:59 吉田山
14:09 14:09 吾野御嶽山
14:13 14:14 秩父御嶽神社
15:02 15:03 秩父御嶽神社入口
15:21 15:21 東郷公園御嶽山第一駐車場
15:22 ゴール地点

＜参考文献など＞
・『吾野宿　歴史さんぽ』吾野宿再生と吾野を語る会、H28年
・『埼玉の城』梅沢太久夫、2018年
・ネット「城郭図鑑」

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

第1駐車場（本日は有料500円）

コース状況／危険箇所等

一部バリを歩いています。特に危険個所はありませんでしたが、道迷いや通行止箇所があります。

写真

11/26 8:08

東郷公園御嶽山第1駐車場をスタートです。まずは吾野駅方面へ向かいます。鳥居前を右折すると、

11/26 8:11

すぐに諏訪神社。書置の御朱印あります。

11/26 8:12

今回のテーマに相応しい奉納額。屋島の戦いのあまりにも有名な画面ですね。

11/26 8:12

こちらも有名な件なのかな？

11/26 8:15

こちらの紅葉も見ごろですね。

11/26 8:18

奥の峰が龍崖山と思ったのですが、どうでしょう？

11/26 8:28

吾野駅。本日は電車利用を考えていましたが、朝の準備が面倒で車にしてしまいました。

11/26 8:29

美しい晴れ間が見えて、お天気は良くなるのかなと思いましたが…

11/26 8:32

味のある周辺案内絵地図がありました。

11/26 8:33

高麗川と弁天岩。琵琶弾きの弁天様がいらっしゃいます。

11/26 8:34

鎌倉街道上道(かみつみち)脇道「秩父道」、江戸時代は秩父往還吾野道、「仏(信仰)の道」「絹の道」といわれる。

11/26 8:36

幕末、飯能戦争で敗走する振武軍の渋沢一族とのゆかりもあるみたい。

11/26 8:39

白髭神社。東征の際、危機を脱した日本武尊が猿田彦を祀ったそうです。

11/26 8:39

狛犬さんは昭和十五年。背後の岩場の石祠は天王様(八坂社)との事。

11/26 8:42

手水鉢はご当地の石灰岩のようです。「文政十丁亥年三月吉日(1827)　別當　宗(睿)代」

11/26 8:42

西武線のガードをくぐります。地域の方々が草刈り作業中。この日はあちこちで「道普請」が行われていました。ありがたいことです。

11/26 8:45

坂石小学校跡地。立入禁止のようです。

11/26 8:49

その跡地の下あたりが岡部家跡地(中屋敷)らしいのですが…岡部六弥太忠澄は一ノ谷の戦いで活躍した鎌倉武士で、本拠地は現深谷市岡部町でしたが、こちら吾野にも所領があったようです。

11/26 8:51

龍崖山への入口。直後は笹藪が少しうるさいですが、

11/26 8:53

すぐにはっきりした道になります。仕事道も錯綜していますが、尾根筋の道を辿りました。

11/26 8:58

平地になりました。ここが上屋敷跡だと思います。その六弥太の末裔が当地に居住したという説があるようです。

11/26 8:59

『新編武蔵風土記稿』の愛宕社でしょうか。すでに降ろされているようです。

11/26 9:06

テープの案内に従って登ります。

11/26 9:14

山頂とうちゃこ。主郭のようですが、広くはありません。『新編武蔵』によれば「頂上平坦五六十坪」。

11/26 9:15

テープの山名表示「リュウガイ山354m」があります。

11/26 9:17

こちらもありました「龍崖山」、よく見ると「ちがいます…物見山」と加筆されています。しかし、『新編武蔵』には「是より東の方谷を阻て、物見山と云える所あり」とあるようです。

11/26 9:23

主郭の石積？自然石？

11/26 9:23

虎口かな。

11/26 9:24

二の郭らしい。

11/26 9:24

自然の要害を利用した深い堀切。

11/26 9:25

久しぶりに吾野産のコカリナを持参しました。まずは左のクルミ材の物を。最近はハープばかりだったので、運指を思い出しながら。

11/26 9:32

ここも堀切？

11/26 9:35

尾根筋に立ちはだかる岩。

11/26 9:37

これは沢の源頭部ですね。

11/26 9:41

吾野駅からの主要道(左)との合流点振り返り。右が龍崖山へのルートですが、案内の類は何もないようです。

11/26 9:43

合流して左、前坂方面へ。

11/26 9:43

振り返って、尾根筋に下る道は岩殿観音堂方面への近道ですが、一般にはあまりお薦めできません。

11/26 9:56

前坂を乗越します。

11/26 10:03

舗装の林道に出ました。

11/26 10:16

道標に従い、廃屋の脇から再び山道に入り、尾根を目指します。

11/26 10:20

尾根上に「山王神社」の木祠がありました。

11/26 10:25

サンドのリス君のあたりで、尾根筋から離れ左に下ります。

11/26 10:40

小橋を渡って車道に出ました。

11/26 10:41

その対面、モミジのある岩陰に馬頭観音が祀られていました。

11/26 10:42

「明和五戊子天十月吉日(1768)施主久保市郎右門」

11/26 10:44

その先の岩陰に今度はお地蔵様。台石には、

11/26 10:47

「享保四亥年四月吉祥日(1719)中沢村施主(廿二)人」

11/26 10:54

一旦、神社を通り過ぎて、お気に入りの道標を見に行きます。

11/26 10:58

路傍の大岩の下部にお地蔵様、

11/26 10:58

上部に富士登拝碑、そして

11/26 11:01

中段に道標銘のある「南無阿弥陀仏」名号塔です。この裏手の尾根を行けば竹寺方面です。「ミぎ ねのごんげんみち 是より三十五丁」「ひだり ごづてん王みち 是より十五丁 」「明和三丙戌年九月吉日(1766)」

11/26 11:07

今回は子の権現方面に向かいますので、先ほどの神社へ戻ります。権五郎神社です。今まで？な神社でしたが、長尾景春関連で出てきてビックリしました。

11/26 11:08

ここも石灰岩の手水鉢です。「天保七丙申年七月吉日(1836)納之」

11/26 11:08

権五郎神社。祭神は後三年の役で名を馳せた鎌倉権五郎景政ですが、岡部六弥太忠澄も祀られており『新編武蔵』にはすでにその記載があります。明治になって天神社も合祀されたそう。

11/26 11:09

鳥居の左に稲荷社と疱瘡社、

11/26 11:10

右には少彦名命と大山祇命の社。

11/26 11:10

社殿。狛犬は昭和十一年、当地出身で荒川区三河島住の落合氏。当社を勧請した方の末裔かな。石工さんは日暮里の石材店。

11/26 11:16

扁額は「御霊大神」、もとは坂東平氏の流れをくむ鎌倉氏や長尾氏等の祖霊を祀る御霊神社。通称権五郎神社。長尾景春の流れでその謂れを知り、六弥太も合祀ということで今回再訪しました。

11/26 11:32

前回同様力技で神社裏を這い上がって尾根に乗りましたが、ここを単純に下れば、楽な取付点がありそうです。

11/26 11:56

尾根道は明瞭、もうすぐ山頂です。

11/26 11:58

堂平山520ー530mとうちゃこ！

11/26 12:01

おやつ休憩＆コカリナタイム。今度はイタヤカエデ材のもので。

11/26 12:18

飯能アルプスのメインコースに合流しました。

11/26 12:28

六ッ石の頭から棒の折山方面。かなりガスっている感じ。

11/26 12:37

メインコースは左ですが、今回は未踏の右の尾根を下ってみます。

11/26 12:41

小さなケルンのある小ピーク。そのまま下れそうでしたが予定通り少し戻って左に下りた所の尾根に行きます。
。

11/26 12:43

先ほどの小ピークの直下は結構な岩場になっていました。

11/26 12:45

子の権現が見えました。♪山のお寺の鐘が鳴る…頻繁に聴こえてきました。あちらは人気のようですね。もちろんこちらは人っ子一人もいません(笑)。

11/26 12:46

尾根筋にはかわいいケルンが点在していました。

11/26 12:50

まさにお城の石垣のような岩がありました。

11/26 13:00

412m峰。ここから左に下る予定でしたが、テープに従い右に下ってみます。

11/26 13:03

ちょっといい感じ。

11/26 13:05

こちらにも412mの表示がありました。

11/26 13:08

この先下り傾斜が心配でしたが、特に難な、、

11/26 13:21

こちらに出ました。

11/26 13:21

川沿いに注連縄のある大岩がありました。この後青場戸から入って小床峠経由で吉田山に向かう予定でしたが、

11/26 13:26

沢に小橋があったので行ってみました。

11/26 13:27

作業道のような道がありました。

11/26 13:27

そしたらこんな看板が。

11/26 13:28

「八まん坂」(平成4年)。まだ新しいもののようです。

11/26 13:29

和合杉。初めて知りましたが、後で詳細地図を確認すると記載されていました。

11/26 13:31

こちらが八まん坂かな。八幡社は気づきませんでした。

11/26 13:40

御嶽山の遥拝ポイントがありました。

11/26 13:42

尾根にはテープがありましたが、少し嫌な予感がしてきました。

11/26 13:52

そうです、あの有刺鉄線のある尾根でした。失礼しました。

11/26 13:56

8月に来たばかりですが、一応踏んでおきました。前回は吉田城址を下り、旭稲荷から御嶽山に登り返しました。

11/26 14:03

吉田山から御嶽山に向かう途中。以前薄暗い中、カーブする道に気づかずにこの尾根を下ってしまい難儀しました。

11/26 14:09

御嶽山を通過して、

11/26 14:12

秩父御嶽神社まで降りてきました。下の方からまつりの音曲が聴こえていますが、この辺りはいつも同様静かでした。

11/26 14:20

さらに紅葉を愛でながら下っていくと、

11/26 14:21

そのステージ裏に出てしまいました。仕方ないのでそのまま通過させていただきました。

11/26 14:22

ステージはjazzの生演奏でした！ラスト3曲間に合いました。♪チュニジアの夜、♪追憶、そしてラストナンバーは

11/26 14:24

♪フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン。今ウクレレで一番弾いている曲でした。ピアノトリオにヴォーカルの編成。

11/26 14:25

お腹が空いていたので焼きそば(300円)をいただきながら。
アンコールは♪ラブ。やっぱりライブはいいですね。

11/26 14:50

11/26 14:52

11/26 14:52

存命中に唯一許された東郷平八郎像。

11/26 14:53

11/26 14:55

東郷公園のもみじ楽しめました。

11/26 15:01

11/26 15:02

いつ雨になるか心配な空模様でしたが、

11/26 15:02

今回も充実した山旅ができました。

11/26 15:04

おまけに、なかなかタイミングの合わなかった『URARA』さんが営業していました。しかも「本日はカレーのみ」のグッドタイミング！

11/26 15:05

かしましお母さん方が切り盛りなされていました。

11/26 15:10

「ウララのお家カレ〜」(750円)。まさに典型的なお家カレー、お肉もたっぷりで美味しかったです。

11/26 15:17

バナナのサービス。マラソンやトライアスロンをやっている頃は常備していましたが、久しぶりのバナナでした。

11/26 15:22

駐車場に戻ってゴールです。

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

godohan

・先日、熊倉城址を歩いた後、荒川歴史民俗資料館で長尾景春関連の資料を見ていたら、見覚えのある飯能市の権五郎神社の写真があり、なぜ？と思ったら、そういう関連があったことがわかりました。さらに岡部六弥太も祀られているそうなので、以前から気になっていた岡部屋敷跡と龍崖山(城址）とセットで歩いてみました。