赤岩尾根とアカヤシオ

2015年04月30日(木) [日帰り]

• GPS: 05:41
• 距離: 6.4km
• 登り: 950m
• 下り: 933m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:26
• 休憩: 0:16
• 合計: 5:42

距離 6.4km 登り 950m 下り 946m

9:42 スタート地点
10:54 10:57 赤岩峠
11:20 11:30 赤岩岳
14:34 14:35 八丁峠
14:58 15:00 上落合橋登山口
15:24 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

群馬県側からR299経由し、志賀坂峠から金山志賀坂林道に入り日窒鉱山へ。金山志賀坂林道は鉱山のトラック用に作られたと思うので、道幅、カーブは林道にしてはひどくない。しかし所々路肩が崩れていたり、道路上に小石や枝などが散乱しており夜道は危険。
赤岩橋の登山口に駐車場はないが路肩が広いので5,6台は余裕で停められる。回りは廃墟ばかりだし、人気のない山なので問題ないでしょう。

コース状況／危険箇所等

管理の行き届いたルートではありません。山名標識以外の標識はないので、ルーファイ能力と人気のないヤブ山を歩くカンが必要。ピークを巻く踏み跡などが随所にあるが、巻いてばかりいたらこのルートを歩く楽しみがなくなってしまう。
今回時計回りで周回したが、この方向であれば過去レコの先達同様、ザイルは不要と感じた。（今回一応ザイル、下降器、メットなどは持参しました）
岩場の難易度は高いものではないが、鎖など一切ないので（ロープは何箇所かあり）自分でルートを見極めてください。
名前の付いたピーク以外にも小さなピークがいくつもあり、見た目以上に時間と体力を消費します。時間的な余裕をもって行動を。

写真

4/30 9:44

ここから登山開始

4/30 9:45

廃墟と化した公民館の上に威圧的にそびえる赤岩岳、手前の白い花はなんだろう

4/30 9:44

人はいなくても花は毎年咲くんですね

4/30 9:46

ここは右

4/30 9:48

「山火事注意」の横断幕手前の鉄橋を渡りヒノキ林に入る

4/30 9:48

ヒトリシズカもにぎやかに

4/30 10:23

筆リンドウ、ですか？

4/30 10:27

ヒノキ林を抜けると新緑の広葉樹林

4/30 10:30

このようなちょっと足場の悪い斜面を登る

4/30 10:31

ハシリドコロがたくさん

4/30 10:55

ここで先行者は大ナゲシに向かいました

4/30 10:56

峠から見る赤岩岳

4/30 10:59

この辺りアカヤシオがたくさん

4/30 11:08

いやあ、最盛期でしたね

4/30 11:10

右のピークが大ナゲシ

4/30 11:19

峠から北へ回り込みルンゼ状、リッジ、急な樹林帯を経て山頂到着、でも今日はこれからが本番

4/30 11:20

昨日登った八ヶ岳が見えた

4/30 11:37

手前の集落跡から登りました

4/30 11:39

ちょっとしたナイフリッジの小手調べ

4/30 11:56

ザイルの垂れた岩場が現れました。左側は切れ落ちてます

4/30 11:57

真新しいザイルだったのでプルージックで安全確保

登り切って上から見下ろします

4/30 12:07

今日最大の難関、1583m峰のフェースが見えてきました。
中央やや右寄りを直上します

4/30 12:07

ここからロープがぶら下がっているのが確認できます

4/30 12:20

対岸には両神山

4/30 12:23

下りきったところのトラバースにザイルあり、念のためビナをかけて横切る

4/30 12:24

フェース登攀開始、初めはトラロープが。初めの一歩が微妙

4/30 12:26

難しくはありません。ルートをよく見極めればガシガシ登れます

4/30 12:28

2本目のロープ、さっきの写真に写っていたもの、なるべく体重をかけないように登る

上から下を見てます、樹林があるせいか高度感はさほどでもない

4/30 12:31

あともう少し

登ってきたところをまた見下ろす

4/30 12:35

山頂に着きました。

4/30 12:36

相変わらずアカヤシオが迎えてくれます。

4/30 12:41

あれはP4かな

4/30 12:59

1583m峰の下りで道をロスト、滑りやすい急斜面を下る

4/30 13:02

赤ペンキ発見！でも周囲に道が見つからないんですけど・・

4/30 13:04

バイケイソウが生える斜面を直上すると上に道がありました

4/30 13:10

この時点でP4は巻いたと思い、あれはP3だと勘違い

4/30 13:14

道はこんな感じ

4/30 13:19

登ってみたら・・・P4でした〜

4/30 13:28

急な登下降でP3

4/30 13:36

急斜面を登る

4/30 13:43

と、レコで見たチムニー現る。すぐ右に巻道があるけどやっぱり登るでしょ！

4/30 13:44

ロープはなくなってました。ホールド豊富で突っ張って登りました。

上から見下ろす。10mもないけどほぼ垂直

4/30 13:49

この尾根はどこへ行ってもアカヤシオがお出迎え

4/30 13:54

もう少しで判読不能、P2

4/30 13:57

目指すP1、正面が「ゴジラの背」かな

4/30 14:03

通って来た赤岩尾根を振り返ります。充実感に浸ってます

4/30 14:05

P1は右から回り込むようにしてリッジに出た。

4/30 14:07

これがレコで見た「ゴジラの背」ですね。難しくはないし高度感もそれほどでもない（麻痺したかも）

4/30 14:07

P1到着、疲れた〜

4/30 14:08

ここから両神山と八丁尾根が良く見えました

4/30 14:09

北には二子山、あれにもいかなくちゃ

4/30 14:21

ここからは一気にほのぼのとした散歩道、緊張感が溶けていくー

4/30 14:29

山神様、たいしたトラブルもなく感謝。

4/30 14:31

八丁峠まで来ると急に標識が増える

4/30 14:31

赤岩尾根の入り口にあります

4/30 14:57

峠からしばし下りこんな滑が現れると林道近し

4/30 14:59

ここに下山、車まで林道を歩いて登山終了

4/30 16:25

帰りに神流町の「鯉のぼり祭り」に寄りました。

4/30 16:29

神流川の上を大量の鯉のぼりが舞う姿は必見

4/30 16:29

結構風があったのでよく泳いでましたよ

4/30 16:30

一つ一つ名前が書いてあったけど地元の子供たちでしょうか

撮影機器：

FinePix XP70 XP71 XP75 FUJIFILM

感想

Satwo3

終了しての実感、正直岩場の難易度と高度感は表妙義の方が上と思う。ただ皆さんと同様、逆方向であればザイルは欲しい。それよりRFが楽しい。自分でルートを探しながら歩く楽しさは希少。かえって惑わされそうなので赤テープ類はこれ以上つけないでほしい。
また各ピークの間が地図で見るより登下降が激しい。巻道を通らないで行った場合、距離、標高差以上に体力を消耗する。手を使う機会が多いので、意外と上半身の力を使い、腕の筋肉痛になりました。
今回アカヤシオの最盛期と重なり非常にラッキーでした。
充実した山行になり機会があればまた行きたい。

コメント

AIKEN

赤岩尾根
八ヶ岳と赤岩尾根の連登と遠征おつかれさまでした
いつか歩いてみたいルートに赤岩尾根がありまして、レコ拝見させて頂き参考にさせて頂きます！妙義のように紅葉時期を考えましたが、アカヤシオの季節もいいですね 「鯉のぼり祭り」も見れたりして春ならでは！
しかし難易度は高そうです！いつか行くときは心して掛からねばと思いました

Satwo3

Re: 赤岩尾根
返信遅れてごめんなさい。

表妙義縦走が面白い、と思える人は赤岩尾根にも興味を持つのは当然の成り行きでしょう。
ジャンダルムにも軽々登ってしまうAIKENさんなら、赤岩尾根の岩場は問題ないですよ
ただ逆回りは難所が下りになるので、１ランク難易度は上がります。
また本文にも書きましたがポイントはRFです。

歩くペースの速いAIKENさんなら大ナゲシと八丁尾根をつなぐのも面白そうですね
自分も次に行く機会があれば両神山までつなげて歩いてみたい