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Yamareco

記録ID: 6274291
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沢登り
伊豆・愛鷹

【西伊豆】宇久須川 川作川右俣遡行・左俣下降

2023年12月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:20
距離
6.0km
登り
549m
下り
552m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:21
休憩
0:00
合計
3:21
7:26
201
スタート地点
10:46
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
砂防工事用道路の脇に駐車。この場所は1台程度。
その他周辺情報 (tamoshima記)
【地名】
・川作川の地名は、現地の堰堤の銘板に拠るが、川作沢とする看板もあった。
・読みは「かわつくりがわ」。

【鉱山】
・伊豆珪石鉱山については、wikipediaに非常に詳しい(良質な記事)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%B1%86%E7%8F%AA%E7%9F%B3%E9%89%B1%E5%B1%B1
(写真の選定とコメントは byたな)
入渓点付近の看板で沢名チェック。
2023年12月10日 06:47撮影 by  SO-02J, Sony
12/10 6:47
(写真の選定とコメントは byたな)
入渓点付近の看板で沢名チェック。
沢床はサビの色。「赤川」の名の通りだった。
2023年12月10日 06:48撮影 by  SO-02J, Sony
12/10 6:48
沢床はサビの色。「赤川」の名の通りだった。
堰堤を巻いて入渓。
2023年12月10日 07:35撮影 by  SCV41, samsung
12/10 7:35
堰堤を巻いて入渓。
これは激シャワーになるので今回は巻きで。
2023年12月10日 07:39撮影 by  SCV41, samsung
12/10 7:39
これは激シャワーになるので今回は巻きで。
岩質は総じて泥っぽい感じ。小滝を越える。
2023年12月10日 07:50撮影 by  SCV41, samsung
12/10 7:50
岩質は総じて泥っぽい感じ。小滝を越える。
随所に炭焼き釜の跡や仕事道の跡がある。
2023年12月10日 07:54撮影 by  SCV41, samsung
12/10 7:54
随所に炭焼き釜の跡や仕事道の跡がある。
遡行図の23m滝は登れないので左岸巻き。
2023年12月10日 08:03撮影 by  SCV41, samsung
12/10 8:03
遡行図の23m滝は登れないので左岸巻き。
根っ子のカーテン。土壁が削れて剥き出しになってしまったのだろう。
2023年12月10日 08:14撮影 by  SCV41, samsung
12/10 8:14
根っ子のカーテン。土壁が削れて剥き出しになってしまったのだろう。
鉄だか泥だかが混ざった激マズい湧水。
(tamoshima:まずそうだと分かっているのにちゃんと味見した)
2023年12月10日 08:17撮影 by  SCV41, samsung
12/10 8:17
鉄だか泥だかが混ざった激マズい湧水。
(tamoshima:まずそうだと分かっているのにちゃんと味見した)
Co.390付近の二俣。水量の多い右へ進む。ここから先は小滝が続く。
2023年12月10日 08:36撮影 by  SCV41, samsung
12/10 8:36
Co.390付近の二俣。水量の多い右へ進む。ここから先は小滝が続く。
お助け出してもらった。
2023年12月10日 08:54撮影 by  SO-02J, Sony
12/10 8:54
お助け出してもらった。
謎の岩オブジェ。粘土のように粒子が細かくて柔らかい岩?が、固い小石が乗った箇所だけ侵食から残って針山のようになっていた。
2023年12月10日 09:12撮影 by  SCV41, samsung
12/10 9:12
謎の岩オブジェ。粘土のように粒子が細かくて柔らかい岩?が、固い小石が乗った箇所だけ侵食から残って針山のようになっていた。
伊豆珪石鉱山跡
露天掘りの荒涼とした開けた景色と、眼下に海を望む、なんともノスタルジーな光景。
2023年12月10日 09:34撮影 by  SCV41, samsung
12/10 9:34
伊豆珪石鉱山跡
露天掘りの荒涼とした開けた景色と、眼下に海を望む、なんともノスタルジーな光景。
左俣は平凡な地形が続き、サクサク降りられる。途中、どんな奇跡で出来上がったんだって感じのCSがあった。
2023年12月10日 10:36撮影 by  SCV41, samsung
1
12/10 10:36
左俣は平凡な地形が続き、サクサク降りられる。途中、どんな奇跡で出来上がったんだって感じのCSがあった。
tamoshimaさん作成の遡行図
2023年12月12日 21:07撮影
12/12 21:07
tamoshimaさん作成の遡行図

装備

備考 ロープ不使用

感想

【計画の経緯】
 伊豆半島の沢で有名なのは三階滝沢と中ノ沢くらいだが、他にも興味を惹く地形のところがいくつかある。12月なのに暖かい予報だったので、その中でも気になっていた川金沢へ行くことに。川金沢だけだと半日だろうと想定し、もう1箇所を考えた結果、たなの提案した川作川に決定。

【感想】
 さほど高い遡行価値を期待していたわけではなかったが、実際、期待を超えない程度の沢だった。しかしながら、特異な沢床の色、何やら感じる硫化水素の臭い、まずい湧水等、地質の特殊性を感じることができ、鉱山で栄えた過去に想いを馳せるという面白さがあった。半日ルートとしては十分満足。

【総評】
 滝登りやゴルジュといった一般的な沢登りの面白さには欠けるが、地質の特殊性を感じられる沢であり、そういうのが好きな方は一度訪れてもみても良いと思う。伊豆半島は冬でも比較的暖かいので、冬に良い。

12月なのに20℃近い天気予報だったので、伊豆の沢へ行く計画が浮上した。あまり参考になる記録も無いので、地形図を見て何となく面白そうな沢筋を探す所からスタート。tamoshimaさんがいくつか候補を出してくれて、合わせて個人的に気になったデカめの鉱山跡を絡めた周回コースも混ぜてもらった。

地形図にある「赤川」という沢名からなんとなく現地の様子は察しが付く。さらに「金山」「天金」などメタリックな地名が目立ち、なるほど伊豆は地下資源が豊富なんだなと考えながら出発。まずは午前中1本目、狙うは赤川の支流だが、tamoshimaさんの事前リサーチによると「川作川」と言うらしい。現地の看板もチェック。

川床は赤茶けたサビ色で、意外にも立派な滝が現れる。凡流の区間を挟み、赤い水の出所を探す。露骨にサビ感が強い湧水を味見したら絶望的に不味かった。途中、白い堆積物が付着した怪しい湧水もあった(これは飲まず)。上部の二俣は水量が多い右へ進み、少し連瀑帯になる。粘土のオブジェなどを見ながら適当に詰め上がり、伊豆珪石鉱山跡へ侵入。
1897年から稼働し、2008年に閉山したとされる鉱山だが、Wikipediaにかなりの情報が載っている。眼下に海を望む荒涼とした景色と、妙に手入れが行き届いた庭園のような景色のミックス。なんとも不思議な気分になった。

適当な分岐から川作川の左俣を下降。意外にも、途中まではサビの堆積物が無く普通の沢の様子。右俣との合流点には古い橋の跡やベンチらしきものもあった。
そのまま車へ戻り、午後の沢へ向けて移動した。

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