【西伊豆】宇久須川 川作川右俣遡行・左俣下降
- GPS
- 03:20
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 549m
- 下り
- 552m
コースタイム
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:21
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | (tamoshima記) 【地名】 ・川作川の地名は、現地の堰堤の銘板に拠るが、川作沢とする看板もあった。 ・読みは「かわつくりがわ」。 【鉱山】 ・伊豆珪石鉱山については、wikipediaに非常に詳しい(良質な記事)。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%B1%86%E7%8F%AA%E7%9F%B3%E9%89%B1%E5%B1%B1 |
写真
装備
備考 | ロープ不使用 |
---|
感想
【計画の経緯】
伊豆半島の沢で有名なのは三階滝沢と中ノ沢くらいだが、他にも興味を惹く地形のところがいくつかある。12月なのに暖かい予報だったので、その中でも気になっていた川金沢へ行くことに。川金沢だけだと半日だろうと想定し、もう1箇所を考えた結果、たなの提案した川作川に決定。
【感想】
さほど高い遡行価値を期待していたわけではなかったが、実際、期待を超えない程度の沢だった。しかしながら、特異な沢床の色、何やら感じる硫化水素の臭い、まずい湧水等、地質の特殊性を感じることができ、鉱山で栄えた過去に想いを馳せるという面白さがあった。半日ルートとしては十分満足。
【総評】
滝登りやゴルジュといった一般的な沢登りの面白さには欠けるが、地質の特殊性を感じられる沢であり、そういうのが好きな方は一度訪れてもみても良いと思う。伊豆半島は冬でも比較的暖かいので、冬に良い。
12月なのに20℃近い天気予報だったので、伊豆の沢へ行く計画が浮上した。あまり参考になる記録も無いので、地形図を見て何となく面白そうな沢筋を探す所からスタート。tamoshimaさんがいくつか候補を出してくれて、合わせて個人的に気になったデカめの鉱山跡を絡めた周回コースも混ぜてもらった。
地形図にある「赤川」という沢名からなんとなく現地の様子は察しが付く。さらに「金山」「天金」などメタリックな地名が目立ち、なるほど伊豆は地下資源が豊富なんだなと考えながら出発。まずは午前中1本目、狙うは赤川の支流だが、tamoshimaさんの事前リサーチによると「川作川」と言うらしい。現地の看板もチェック。
川床は赤茶けたサビ色で、意外にも立派な滝が現れる。凡流の区間を挟み、赤い水の出所を探す。露骨にサビ感が強い湧水を味見したら絶望的に不味かった。途中、白い堆積物が付着した怪しい湧水もあった(これは飲まず)。上部の二俣は水量が多い右へ進み、少し連瀑帯になる。粘土のオブジェなどを見ながら適当に詰め上がり、伊豆珪石鉱山跡へ侵入。
1897年から稼働し、2008年に閉山したとされる鉱山だが、Wikipediaにかなりの情報が載っている。眼下に海を望む荒涼とした景色と、妙に手入れが行き届いた庭園のような景色のミックス。なんとも不思議な気分になった。
適当な分岐から川作川の左俣を下降。意外にも、途中まではサビの堆積物が無く普通の沢の様子。右俣との合流点には古い橋の跡やベンチらしきものもあった。
そのまま車へ戻り、午後の沢へ向けて移動した。
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