京都市街地山巡り(双ヶ岡〜衣笠山〜船岡山)
- GPS
- 02:57
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 439m
- 下り
- 401m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り)建勲神社前BSからJR京都駅や地下鉄北大路駅行きバスが出ています。実際には地下鉄烏丸線・鞍馬口駅まで歩きました。鞍馬口駅は鞍馬寺に全然近くない駅として有名… |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されています。 仁和寺から成就山は八十八か所巡りのコースになっていてコンクリート舗装。そこから衣笠山は一部急登やザレた下りがあったので一応登山靴で来て安心。 |
その他周辺情報 | 京都の市街地なので観光、食事、温泉と何でも。 |
写真
装備
個人装備 |
普段着
登山靴
色々in山用ザック
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感想
京都市内の蕎麦の有名店でちょっと早い年越し蕎麦の昼食に誘われたので、午前中を利用して市街地にある京都府339山を歩いてきました。該当するのは雙ヶ岡一の丘、成就山、衣笠山、船岡山。(左)大文字山も検討したものの時間が足りそうになく今回は見送り。
どこの山もご近所の散歩コースになっているようで地元らしい方がちらほらと。あとは一の丘では犬の散歩とか、成就山ではシダ藪に正月飾り用の裏白を選びに来たらしい人を見かけました。地元に密着していますね。いっぽう衣笠山から船岡山に向かう途中で通過した金閣寺近くは観光客で大混雑。
観光客相手の商売以外の地元民は大変と思います。市の財政難もあって先行き暗いイメージの京都市ですが、しかし私はあんがい楽観していたりもします。混乱の戦国時代も、朝廷が実権を失った江戸時代も、東京奠都で閑古鳥が鳴いた明治以降も乗り越えて来たんだから地元愛のある町衆がいる限り何とかなる、と。高野秀行さんのソマリランドの本を読んでそんなことを考えたのでした。閑話休題。
混雑と言えばJR嵯峨野線は嵐山を往復する観光客で溢れかえって積み残しも出るほど、という報道を見て心配していたのですが、この日の朝に関しては杞憂でした。京都駅では立ち客がちらほら程度、二条駅で少し乗ってきましたが(近くにホテルがある)、通路を移動するのに支障がない程度。紅葉の季節も終わって少し鎮静化したのでしょうか。
船岡山は枕草子に「丘は船岡」と挙げられるくらい景勝の地だったそうですが、一方で方丈記にあるように葬送の地でもあったようです。双ヶ岡といい、山はお墓ですね。平安京朱雀大路の真北に位置することから四神相応の北の玄武に相当するという説もありますが、野辺送りの地を神聖な山にするだろうかという疑問が。ただ平安遷都の詔には「三山が鎮をなす」旨があり、平城京における大和三山のような位置づけであったという説は有力に思えます。(他の二山は双ヶ岡と吉田山)
何にしても長く首都だった土地は、貴族や大名の御屋敷や御料地が多く、長年開発されながら案外緑が多く残っているのが特徴です。京都や東京と較べると、大阪は商都なので土地が細分化されて大きな公園が少ない印象があります。大事にしてほしいものです。
大徳寺の角のちょっと上等な蕎麦屋(美味しかったです)で昼食を一緒にした後、地下鉄と近鉄で伏見に立ち寄り、京阪で帰途につきました。淀川の右岸で行って左岸で帰ってきたことになりますね。先週末は少し忙しく、でも頑張れば行けないこともないけれど…という状況で何だか気分が乗らず山歩きをサボってしまったのですが、今日はイベント前後の時間をうまく使えて充実した一日でした。ちょっとブランクがあったせいか足が重く感じましたが。新年もコンスタントに山行を重ねていきたいです。(まだ旧年のレコがひとつ残っているのですが)
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