乗鞍滑り台 ↑鈴蘭橋 第3駐車場↓

2024年01月04日(木) [日帰り]

• GPS: 06:24
• 距離: 12.5km
• 登り: 1,234m
• 下り: 1,230m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:15
• 休憩: 0:07
• 合計: 6:22

6:24 鈴蘭橋
7:12 7:12 三本滝バス停
7:45 7:45 かもしかリフト最上部（ツアーコース開始点）
9:17 9:23 ツアーコース終点
12:21 12:21 ツアーコース終点
12:31 12:31 かもしかリフト最上部（ツアーコース開始点）
12:35 12:36 三本滝バス停
12:46 12:46 鈴蘭橋
12:46 ゴール地点

天候

雪後曇り、地吹雪、ガス後晴れ　気温-7〜3度　最大風速18m/s

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鈴蘭橋第3駐車場に駐車。今日は平日のせいか、有料駐車場の看板無し。多分、全て無料だと思う。
前夜は少し手前の観光センターで車中泊。暖房部屋のトイレあり。21時頃？20m横で打ち上げ花火が炸裂しまくり、火の粉をまとった破片が新車の上に、、、。なぜ？

コース状況／危険箇所等

前夜からの降雪で、下部は10〜20cm、中間は10〜20cm、森林限界から上は5〜25cmのパウダー。急斜面や森林限界から上の吹き溜まりでは30cmのところもあり。地吹雪が、ウインドクラストやシュカブラ、吹き溜まりを今まさに作り上げている最中。森林限界から上は地吹雪や昨夜から降った粉雪、それらにガスが混在しており、滑り台のコース以外はもともに視認できない。そのため、滑り台を登坂して滑走した。昨日も今日も下山後の13〜14時からはガスが晴れて山頂が見えていた。
先日までのカチカチ斜面にパウダーが乗っていて結合してないのでエッジがカチカチに当たる。急斜面のルンゼで吹き溜まりが多いと、カチカチ斜面から雪割れして、雪崩のリスクが高そう。
明日、5日はきっとかなり良い状況。ドロップするなら雪崩は注意。

その他周辺情報

休暇村の温泉は800円で、食事は13時まで。

写真

1/3 20:37

今日は乗鞍だったが、明日も乗鞍。だってここしか雪がないから（笑）。ということで観光センターで車中泊してたら、20m横で打ち上げ花火がドンパチ！マジか？20〜30分？続いて火の粉がついた破片まで車の屋根に(~_~;)。危険すぎんだろ！皆さん、観光センター駐車場で車中泊するなら、トイレからは離れましょう！
その後、雪がしんしんと降りました。

1/4 6:23

おはようございます。朝ごはん食べてから第3駐車場まで移動しました。どれだけ寝ても寝足りない。でも行きましょう。4時に起きたのになぜか出発はこの時間。行きたくなくてグダグタしてたんです。

1/4 6:29

雪の中、雪が止む予報を信じて進みます。

1/4 6:45

新雪は10cm程度。

1/4 6:58

でもパウダーだ！

1/4 7:13

1/4 7:31

なんだか一番乗りのようだ。斜面で新雪15〜20cmかな？

1/4 8:04

こんな感じ！

1/4 8:06

1/4 8:10

でも薮は埋まらない。

1/4 8:35

1/4 8:44

やっと太陽！まだ雪は降ってますが、粉雪に変わりました。

1/4 8:46

1/4 9:07

この頃から雪が止み晴れてきました。新雪は15cm位かな、

1/4 9:53

この辺は新雪20cm!多いところでは25cm位かな。斜面ほど吹き溜まってる感じです！下部より森林限界手前の方が多いです。

1/4 9:53

でも前方の森林限界は降った新雪が風で舞い上がり視界が悪い。

1/4 9:58

振り返ると良いのだが、、、。

1/4 9:58

太陽もガスから出たようだ！

1/4 9:58

ここを超えると地吹雪！風速は15〜18m/s。予報の山頂17m/sより最大風速は10m/s位強くなりそうだ。山頂はやめた方が良いな。

1/4 10:02

地吹雪が雪面を叩き、足元はウインドクラスト化が、今まさに進んでいる。

1/4 10:02

この辺で、この先の行動エネルギーのためにパン300kcalと水分を摂取する。もうこの先では摂取は無理だろうから。装備も強化。ミドルウェアと防寒テムレスとインナー化繊手袋、バラクラバ、ゴーグルも装着する。予報の-13℃、自分の想定の風速25m/sへの対応だ。鼻の凍傷も気をつけながらハードシェルのチャックを閉める。

1/4 10:02

地吹雪が空まで舞い上がって視界が、、、。前後左右から地吹雪が体を叩く。

1/4 10:08

気温は-5〜-7℃程度だが、全方向から風が体を叩くのでいつもの倍以上、体が冷える。

1/4 10:08

さて、どこまで行けるか？撤退ラインを見誤ると、今日は命に関わるだろうな。久々に厳冬期を満喫している自分に気がつく。楽しんではいけないのはわかってる。でも、、、心が満たされていく。こんなのおかしいのはわかってるのだが、仕方がない。嬉しいのだから。

1/4 10:16

次々とシュカブラが描かれていく。美しい、、、。自然の脅威、芸術がここにある。まるで意思を持っているかのような大自然の力を肌で感じる。

1/4 10:16

ああ、、、。心が静かになっていく。

1/4 10:20

厳冬期、、、。
時々、自分を中心に粉雪の小さな竜巻となる。渦を巻く粉雪が天高く昇っていく。

1/4 10:21

うっとりとする厳冬期の乗鞍がここにある、

1/4 10:25

時折見える稜線。前方には富士見岳と滑り台。このラインのみが辛うじて見える。ここを滑ろう！心が吸い込まれていくように歩を進める。

1/4 10:25

剣ヶ峰は粉雪のベールと白い太陽の共演！あそこには進めない。滑れない。

1/4 10:31

振り返ると天国があった。戻ることもできる。

1/4 10:42

それでも、前方の白い世界に進みたい。

1/4 10:44

1/4 10:44

稜線から吹き下ろす地吹雪の美しさ

1/4 11:01

足元を叩きつける地吹雪がシュカブラの紋様を作り上げていく。初めまして、大自然の芸術家！

1/4 11:02

時折見える山々が神々しい。

1/4 11:02

たまらない！

1/4 11:14

滑り台のコルに到着。

1/4 11:20

今日はここまで！今日の乗鞍は、これ以上は許してくれない。
右も

1/4 11:21

左もこの通り！

1/4 11:21

どちらに行っても

1/4 11:21

戻れる確証はないもの。

1/4 11:21

しばし、荒れ狂う乗鞍に見惚れる。

1/4 11:21

もう少しだけ居させてくれ！

1/4 11:32

そろそろ逃げないと、滑り台も白くなりそうだ。
シールを剥がしてハードシェルの中に投げ込む。
さあ行こう！

1/4 11:34

パウダーのルンゼ。自分だけの天国、振り返ると自分のシュプール。5分後にはなくなる自分が生きた痕跡。

1/4 11:38

死の世界から生の世界へ！

1/4 11:40

生還しよう！

1/4 11:41

これまでで1番美しい滑り台だ！

1/4 11:42

こんな時のシュプールこそ美しい。

1/4 11:42

私の神様、また来るね！

1/4 11:43

さっきまで居たあの場所は、既に遠い夢のよう。

1/4 11:43

さようなら。

1/4 11:44

1/4 11:44

1/4 11:44

1/4 11:44

1/4 11:45

1/4 11:45

1/4 11:46

一瞬だけ剣ヶ峰が

1/4 11:46

姿を現した。
ありがとう！

1/4 11:46

1/4 11:46

1/4 11:47

名残惜しいが

1/4 11:48

これで見納め。あまり長く居てはいけない場所だから。

1/4 11:48

この後、山スキーの男性と遭遇！お話がてら、しばし腰を下ろしてパンと白湯を補給する。楽しいお話、ありがとうございましたm(_ _)m。

1/4 12:26

ここからはひたすらパウダーを堪能して下る。

1/4 12:33

さっきまでの世界が嘘のようだ。

1/4 12:35

最後までパウダーを楽しんで

1/4 12:50

今日は終わり。素晴らしい1日だった。

1/4 13:37

そして振り返ると、いつものように剣ヶ峰は姿を見せていた！
これ、お約束ですね（笑）。
でも、やっぱり地吹雪の乗鞍の方が好きだな。
おしまい。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

装備

個人装備

ジオラインLW上2枚 スーパーメリノウールMW下１枚 ミレードライナメッシュのシャツ上とハーフパンツ下 モンベルウィックロンロング モンベルトレールアクションパーカー モンベルのジオラインバラクラバ2枚（使用せず） 防寒テムレス2セット インナー手袋（使用せず） ハードシェル上下 スキー板（dpsワイラー168cm） スキーブーツ（マエストラーレ26.5ｃｍ） ザック(オルトボックスオートルート40) パン3袋（2個消費800kcal） 非常食（柿の種） ヘッドランプ（レッドレンザーＭＨ5を2個） GPS(ガーミンmap66sを1個) スマホ BDウィペット（直径12cmのスノーバスケット） ココヘリ 防寒着（ダウン） ツェルト（juza） 4mmロープ10m1本 ゾンデ（モンベル240ｃｍ） スコップ 自作スノーソー ヘルメット ゴーグル シール（ポモカ） マムートビーコンBarryvox クトー(不使用) 水0.5L(0.3L消費) お湯入り水筒0.3L ドライバー アイゼン 合計14.0ｋｇ（板 ブーツ シール ウィペット ヘルメット除く）

感想

グリーン☕⛷

頼む。奥美濃、白川郷も早く雪降ってくれ！