新穂山 MTB(敗退)


- GPS
- 07:59
- 距離
- 49.3km
- 登り
- 1,326m
- 下り
- 1,728m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
自転車
帰り JR木ノ本駅 |
写真
感想
とんでもない薮山。当然、残雪期にしか行けないので林道の雪が融ける4月まで待つ。しかし、バスに乗って甲津原に着くと、激しく雪が降り続けており、林道は全く除雪されていなかった。
雪の林道で重いスノーシューを引きずりながら進む。林道はやがて新穂峠への峠道となり、標高710mあたりからp805の北西の尾根へと取り付いている。なぜこんな所から取り付いたのかは全く覚えていない。
途中から激烈な薮になり、道に迷いながらも何とか体当たりで薮をくぐり抜けて進んでいったが、物理的に自転車をくぐらせるのが無理であるような樹木の薮が密集する標高850mのヤセ尾根の上で立ち往生し、撤退を余儀なくされた。積雪期に経験した薮の中ではワースト1である。
その後、西側の尾根を直進して再び林道に降りてきて、新穂峠の峠道で再アタック。峠道は谷筋の道なので、積雪が多い時には危険であるが、あの薮尾根に比べればかなりマシだった。
新穂峠に着いてから新穂山までは県境尾根をかなり長いこと歩かなければならない。しかし、峠の近くまで延びている林道には積雪がたっぷりあるものの、尾根上には雪がなく濃密な薮が足元を蔓延っていたので早々にリタイアした。どのみち時間がないので、新穂山までの遠い道のりを考えると100%無理であった。
そこで来た道を引き返せば良かったものの、何故だか雪の積もった林道を岐阜県側へ降りようと企んでしまう。この道がとてつもなく危険だった。大量の雪が斜め30度くらいの勾配で積もっていて、グリップの少ないスノーシューで恐る恐るトラバース?しながら下った。手掛かりも全くないので滑落の恐怖が半端なかった。
無事、岐阜側へ降りたものの、そこからバスか電車で京都に帰ろうかと思ったが、そんな交通網など存在しない超田舎であり、結局、自力で八草峠を経由して滋賀県に戻るはめになった。
新穂山は近江百山に選定されているため登ったが、難易度は★5つのうち★3。つまり中級レベルとして紹介されているが、よく読むと、筆者は無雪期の5月半ばに登っている。しかも薮がひどいためナタをふるって道を切り開きながら登り、山頂近くでは壮絶な藪漕ぎをしたと書いてある。全く当てにならない難易度だ。
この後は新穂山へ行くのはもう不可能だと諦めていたが、のちにネット検索して新しいルートができていることを知り、翌年5月の無雪期に岐阜側に新しくできた林道を使ってあっけなく到達できた。
【参考URL】
http://rk77273.web.fc2.com/sinpoyama.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する