大持山-武甲山
- GPS
- 06:45
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,333m
- 下り
- 1,424m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年11月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
5時半に家を出る。明るくなってきた空は良く晴れているが、昨日ほどの快晴ではなく、また思ったほど寒くない。池袋からの西武鉄道特急券が早朝というのに「残席わずか」だったのには驚いた。帰りが思いやられるがどうしようもない。飯能からのバスも満席で立つことになった。
座席を埋める程度の20人ほどが終点名郷まで来たが、鳥首峠へ向かったのは3人だけ。途中、キャンプ場の売店のトイレを借りる。9:15ごろ、舗装路がセメント鉱山で尽きるところで背広にジーンズ?の変な奴を抜いて先頭に立った。工場施設の通路のような所を通り、トロッコの線路を横目に急勾配にかかる。左に並行する簡易モノレールを見ながら杉林を行くと白岩の廃村に。まっすぐ集落跡を突っ切る。道ははっきりしているが、この後(9:45)、二つ目の沢を渡る手前で右に登る整備された階段を見て、一瞬迷った。何の指導標もない。結局、そちらは作業通路で、磁石の方角と踏み跡の新しさから見当を付けた。時折、黄色い東電の巡回通路の標柱があり、この辺ではこれを辿れば良い、すなわち東電の鉄塔保守通路を登山道に拝借していると考えれば良いらしい。
峠への最後の標高差150mほどは、杉林を一気にジグザグして詰める胸突き八丁。尾根に出ると、吹き抜ける風がさすがにちょっと寒い。そこからは北へ再び杉林を急登し、東電の鉄塔をパス。葉を落とした木々の隙間から行く手の大持山や向かい尾根がのぞき、ところどころ色づいてもいる。天気良好の秩父山系は初めてだけに新鮮だ。ウノタワは、唐松の疎林にあるちょっとした運動広場のような地形だった。ところどころ色づいたモミジがある。そこからもうひとアルバイトで妻坂峠からの道と合流する展望台に着いた。先客が3人。東の眺めが良い。
大持山を過ぎると、武甲山が正面にどーんと見える。岩場のみならず、記憶より険しいアップダウンを越えて小持山へ。それにしても登山者が多い。小持山頂も5、6人の先客がいた。食事の大休止を経て待望の最終コース、武甲山へ。日は翳ったり晴れたりだったが、南斜面でまともに日を背負うこの期に及んでカンカン照りになった。シラジクボへ違和感のある左ひざをいたわりながら下り、ノンストップで尾根道に取り付く。左は唐松、右は杉林という境目を登るのだが、日陰はほとんどない。一度服が乾きかけたのにまた大汗かくのかと嫌になったが、意外にあっけなく頂上直下の登山道十字路に着いてしまった。そこから御嶽神社までは一投足。展望台は境内を社殿の裏へ回った先で、右から大回りしてたどり着いた。
まさに絶景で、足下の秩父市街地はもとより北西の両神山や遠く浅間山までが一望のもとに広がった。ここで山の名前について言葉を交わした夫婦が、後で再会して同じ千葉県在住と分かった。夫婦は一足先に降りたのだが、ちょうど最後の杉林のジグザグ急降下が終わるところで追い抜き、林道出合いで汗を拭いている時に三たび出会った。向こうは車で来ていて、「駅までどうですか」の誘いにずうずうしく応じ、浦山口駅まで送ってもらった。
もっとも電車は出たばかりで、結局、16時発まで待たされた。西武秩父駅への乗り換えは急いだのだが、特急券はやはり売り切れ。16:30発の普通列車へカップ酒片手に乗り込んだ。
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