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Yamareco

記録ID: 6402991
全員に公開
山滑走
東海

日照岳 谷間新雪滑走

2024年01月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
osamuin その他4人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:08
距離
8.1km
登り
1,023m
下り
1,020m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:26
休憩
0:43
合計
6:09
距離 8.1km 登り 1,024m 下り 1,022m
6:42
250
スタート地点
10:52
11:35
76
12:51
ゴール地点
天候 曇時々小雪
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
R156福島保木トンネル出口近くの道幅が広くなっている地点に駐車。
数台は可能。
コース状況/
危険箇所等
天気 くもり/小雪 気温-2℃ 
国道沿いで積雪量は腰上程度。雪質:パウダー

国道脇から雪のギャップを上がってスキーを履き、すぐにシール走行。
谷の堰堤の左手の緩やかな丘を上がってゆく。
杉林はすぐに無くなり広葉樹の疎林の中を詰める。
ブナの若木が目立ちだし標高900m越えで勾配が増してくる。
雪の量もやや増えラッセルが続く。
標高950m〜1100mは前半の頑張りどころ。
慎重に斜面を選んで上がっていけばOK。
ピンテ多数あり。眼下に御母衣湖が見える。
P1160が近づくと平坦となる。小枝がうるさいところもあるが大きな影響はない。
標高1250mも平坦地となり、今回はここで休憩。
この辺で少し青空が出たこともあったが長くは続かなかった。
さらに上部は風が強いところなのかやや雪が少なくなる分、風の通り道は雪の段差ができている。
雪の段差、小枝、藪、穴などそれなりにあり。
標高1350m辺りからまた勾配が増し雪深くなる。ルート取りも狭くなり木の株近くを登ると急勾配となり難儀する。ここが一番のアルバイト地点だった。
標高1500mを超え、P1534は左から枝を避けながら巻く。風が出てきて寒くなる。一部、雪が飛ばされて固いところが出ていたがほんの少しだけ。
P1534の先はやや尾根が狭くなり藪が立ちはだかる。雪の段差も障害になるので右手から巻き気味に登っていくが木の枝が邪魔をする(下りはあまり障害にならなかった)。
この区間を過ぎると、その先は樹氷とパウダーの尾根が続いていた。
ブナと新雪の日本画的な風景が続く。
強風による雪の段差と南側の雪庇?に気をつけながらラッセルを回す。
尾根の右寄りを進んで標高1700mを超えるとガスが晴れ山頂が目の前に現れる。
山頂に到着すると別山に続く尾根を眺めることができた(奥は霞んで見えなかった)。風はあまり気にならない程度だが天候は曇り空のままであった。
回復を待つため木陰で昼食を取りシールオフして滑走に移る。

序盤はトレース沿いにフサフサ雪の中を高度を落とす。
どこかで北の谷間に入り込むのだろうがとりあえずP1534のポコまで下りよう。
ドライパウダーで板は良く走る。雪も軽めでたまに北風でできた段差があるのでしっかり処理しないと突然ドスンとくるので注意した。
南側は雪庇の可能性があるので尾根の北側滑走が基本。
登りで苦戦した小枝区間は下りの勢いで問題なく通過。
P1534手前まで一気で巻きはトレースを使って尾根に出てさらに滑る。
標高1250mまで高度を落とす。トレースの左手の谷間を縫って滑っていく。
斜度のある深雪斜面、やや重くなってきたが小枝がないところに切り込んで滑っていく。
P1160のポコ手前でトレースを離れ北の谷間へドロップ。
谷間のラインを落としていくので迷いやすいところは無い。
やや小枝が出ていたが快適な斜面が続き、滑走を堪能できました。
標高を落とすと雪が切れ水流が出ていたのでそこだけ注意。
次第に斜度が無くなり、川の右岸を滑り込み、再びトレースに合流。
緩斜面でも雪が生きていて国道沿いにゴール。

皆さん、満腹の滑走でした。
その他周辺情報 道の駅 飛騨白山 食事・トイレ・自販機・足湯など
https://www.hidahakusan.jp/hidahakusan/
大白川温泉 しらみぞの湯(道の駅に隣接)
https://www.hidahakusan.jp/spa/
除雪済み。
ここから取り付く。
板を先にセットしてそこに乗り上げ。
2024年01月27日 06:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 6:42
除雪済み。
ここから取り付く。
板を先にセットしてそこに乗り上げ。
序盤からパウダー。
贅沢をいうとやや重めのパウダー
2024年01月27日 06:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 6:48
序盤からパウダー。
贅沢をいうとやや重めのパウダー
この堰堤の横からハイクアップ
2024年01月27日 06:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 6:48
この堰堤の横からハイクアップ
緩やかな広葉樹の若木の中を進んでいく。
2024年01月27日 07:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 7:07
緩やかな広葉樹の若木の中を進んでいく。
標高900mを超えるといよいよ坂らしくなる。
ラッセル開始
2024年01月27日 07:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 7:22
標高900mを超えるといよいよ坂らしくなる。
ラッセル開始
まずはP1160が目標だが雪が深いところは難儀する。
ピンテが多数あって迷わないがキツイ所にもあって登りやすいところを進む。
2024年01月27日 07:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 7:54
まずはP1160が目標だが雪が深いところは難儀する。
ピンテが多数あって迷わないがキツイ所にもあって登りやすいところを進む。
標高1100mになって坂から解放。
P1160手前に乗り上げ
2024年01月27日 08:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 8:01
標高1100mになって坂から解放。
P1160手前に乗り上げ
P1160の主
2024年01月27日 08:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 8:05
P1160の主
次のポコが出迎え
2024年01月27日 08:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 8:11
次のポコが出迎え
御母衣湖を眺めながらのラッセル。
この辺は日差しが出て天候回復かと期待したが。
2024年01月27日 08:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 8:28
御母衣湖を眺めながらのラッセル。
この辺は日差しが出て天候回復かと期待したが。
標高1250mの平坦地で休憩。
この辺で半分の行程。
2024年01月27日 08:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 8:39
標高1250mの平坦地で休憩。
この辺で半分の行程。
太陽が出ると温かい。
2024年01月27日 08:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 8:41
太陽が出ると温かい。
気温が上がらず木から雪は落ちてこない。
2024年01月27日 08:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 8:43
気温が上がらず木から雪は落ちてこない。
ラッセル再開。
次はP1534。巻けたら巻く作戦。
2024年01月27日 08:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 8:59
ラッセル再開。
次はP1534。巻けたら巻く作戦。
P1534直下、再び雪が深くなり急。
今度は木の根元当りの乗り越えなどで体力を使う。
登る斜面は藪のないところを探しながら上がる。
2024年01月27日 09:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 9:35
P1534直下、再び雪が深くなり急。
今度は木の根元当りの乗り越えなどで体力を使う。
登る斜面は藪のないところを探しながら上がる。
P1534手前から左へ巻きに入る。
やや小枝が邪魔するがそのまま進む。
枝を避けながら標高差を均してトレースを付けられるか
2024年01月27日 09:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 9:44
P1534手前から左へ巻きに入る。
やや小枝が邪魔するがそのまま進む。
枝を避けながら標高差を均してトレースを付けられるか
P1534の巻きを終えて先に進もうとしたが尾根筋は藪に邪魔され右側の斜面から進む。小枝が邪魔をするので手間を掛けながらのトレース作り。
2024年01月27日 10:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 10:04
P1534の巻きを終えて先に進もうとしたが尾根筋は藪に邪魔され右側の斜面から進む。小枝が邪魔をするので手間を掛けながらのトレース作り。
小枝処理中。
雪質は軽くなる。
2024年01月27日 10:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 10:08
小枝処理中。
雪質は軽くなる。
風が出てきて寒さを感じる尾根歩き。
奥は南側で崖と雪庇がある。
2024年01月27日 10:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 10:14
風が出てきて寒さを感じる尾根歩き。
奥は南側で崖と雪庇がある。
ブナと樹氷の尾根歩き
2024年01月27日 10:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 10:21
ブナと樹氷の尾根歩き
山頂までもうすぐの期待感と素晴らしい景色
2024年01月27日 10:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 10:24
山頂までもうすぐの期待感と素晴らしい景色
パラダイス
2024年01月27日 10:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 10:31
パラダイス
山頂ロックオン
2024年01月27日 10:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 10:47
山頂ロックオン
最後の大木を通過
2024年01月27日 10:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 10:49
最後の大木を通過
山頂到着。
これが目印でした。
2024年01月27日 11:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/27 11:01
山頂到着。
これが目印でした。
幻想的な風景。
奥は別山まで通じる。
天候はずっとこのままでした。なので雪は良い。
2024年01月27日 11:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 11:06
幻想的な風景。
奥は別山まで通じる。
天候はずっとこのままでした。なので雪は良い。
風の来ない木陰で昼食
2024年01月27日 11:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 11:10
風の来ない木陰で昼食
山頂から滑走開始。
序盤のブナと樹氷のツリーランとP1530の巻きをこなせば、
後はご褒美タイム。
2024年01月27日 12:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 12:12
山頂から滑走開始。
序盤のブナと樹氷のツリーランとP1530の巻きをこなせば、
後はご褒美タイム。
斜度は十分、雪質も丁度よい。小枝を避ければ斜面は選び放題。
2024年01月27日 12:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 12:38
斜度は十分、雪質も丁度よい。小枝を避ければ斜面は選び放題。
トップが浮いて後傾で浮遊感を味わう。
2024年01月27日 12:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/27 12:40
トップが浮いて後傾で浮遊感を味わう。
山スキー向けのスキー場でしょう。
2024年01月27日 12:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 12:41
山スキー向けのスキー場でしょう。
下までパウダーでした。
2024年01月27日 12:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 12:52
下までパウダーでした。
ゲームセット。
2024年01月27日 12:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/27 12:52
ゲームセット。
撮影機器:

感想

この一週間はドカ雪気味だったので近場でも行けたのだが、平瀬方面の山行予定が会で上がっていたので参加した。
当初は五箇山方面の案だったが白山東方の日照岳に決定。
ホットワックスを終えて準備完了。

国道156号線から登り始め、やがて深雪ラッセルとなるが若手中心でトレースを伸ばす。時折小雪で天候回復は遅れ気味か。日差しが差すときもあったが雪が融けなくてよい。小藪が出ていたので雪は少なく感じられたが深いところは深かった。
P1534を超えるといよいよ高度感が出て樹氷と軽い雪の尾根となり、やや霞んだ天候が幻想的な風景を作り上げていた。
ピークを踏んで天候の回復を待ったが小雪が時折舞い北風が吹き続けたので昼食後記念撮影をしてシールオフ。
後は、写真コメントなどに記載の通り、新雪滑走を堪能しました。

地形が分かればもう少し高いポイントから谷へ入れるかもしれないが、また次の機会に。
同行の皆さんに感謝です。

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