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Yamareco

記録ID: 6408448
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

御大堂山 三度目の正直で登頂成功!

2024年01月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:59
距離
10.4km
登り
471m
下り
458m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:34
休憩
0:26
合計
6:00
8:52
210
櫃取湿原
12:22
12:48
124
14:52
櫃取湿原
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岩手県道171号線の櫃取湿原ゲート前に車を駐めました。ゲートの向こうは登記通行止めなので邪魔にならないだろうと思っていたのですが、スノーモービルの通行があるようです。少し脇を開けておくといいかと思います。
コース状況/
危険箇所等
このコースは渡渉できるか否かに全てがかかっています。先人たちの記録を読むと倒木を利用して渡渉しているようですが、水枯れ期だったので沢底を横断することができました。
他には吹きさらしの場所が多いので強風の時やホワイトアウトしそうな時は注意が必要かと思います。
全線を通して登山道ではないので自己責任にて。
櫃取湿原の通行止めゲート前から林道に入る。
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櫃取湿原の通行止めゲート前から林道に入る。
間もなく道は二手に分かれるので右に折れて橋を渡る。
2
間もなく道は二手に分かれるので右に折れて橋を渡る。
適当なところで左手の沢に下りる。
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適当なところで左手の沢に下りる。
んで、この沢を越える。残雪期だと沢底を通るのは難しいらしいが今日は水が少なく難なくクリア。
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んで、この沢を越える。残雪期だと沢底を通るのは難しいらしいが今日は水が少なく難なくクリア。
対岸に渡ったら樹林帯の急斜面を尾根に沿って登っていく。
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対岸に渡ったら樹林帯の急斜面を尾根に沿って登っていく。
やがて樹林が途切れるので右に方向修正。
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やがて樹林が途切れるので右に方向修正。
放牧地が広がるので、その外縁に沿って登っていく。
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放牧地が広がるので、その外縁に沿って登っていく。
もうちょっと天気良いと思ってたんだけど…。
ツ「薄暗くて気味悪いっぺ」
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もうちょっと天気良いと思ってたんだけど…。
ツ「薄暗くて気味悪いっぺ」
北には阿部館山などが連なっているはずだが、雲が垂れ込めてきて見通すことはできない。
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北には阿部館山などが連なっているはずだが、雲が垂れ込めてきて見通すことはできない。
風よけのためなのか樹林帯が帯のように残されている。このラインを頼りに進んでいくと間違いない。ここまでは。
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風よけのためなのか樹林帯が帯のように残されている。このラインを頼りに進んでいくと間違いない。ここまでは。
標高が1000mを越えるあたりから、だだっ広い放牧場が始まる。
このあたりは吹雪かれたら怖そう。今日は風も弱く絶好のアタック日和だ。
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標高が1000mを越えるあたりから、だだっ広い放牧場が始まる。
このあたりは吹雪かれたら怖そう。今日は風も弱く絶好のアタック日和だ。
放牧地を突破すると林道に合流。
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放牧地を突破すると林道に合流。
やがてこの林道は三叉路へ出る。左手に行くと今朝出発したゲート前へと通じる道だが、我々は右へ。
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やがてこの林道は三叉路へ出る。左手に行くと今朝出発したゲート前へと通じる道だが、我々は右へ。
おや、林道にはついさっきのものと思われるスノーモービルの轍が残されていた。なんかさっきやたらとでかい牛の嘶きのようなものが聞こえた気がしたが、スノーモービルだったか。
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おや、林道にはついさっきのものと思われるスノーモービルの轍が残されていた。なんかさっきやたらとでかい牛の嘶きのようなものが聞こえた気がしたが、スノーモービルだったか。
せっかくのバージンスノーが!などとは言わない。ラッセル続きて疲れていたので、ありがたくトレースを頂戴する。
ツ「あざまーす」
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せっかくのバージンスノーが!などとは言わない。ラッセル続きて疲れていたので、ありがたくトレースを頂戴する。
ツ「あざまーす」
ふと上空を見上げると真っ青な空が顔をのぞかせていた。天候回復に期待するが晴れ間はほんの一瞬だった。
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ふと上空を見上げると真っ青な空が顔をのぞかせていた。天候回復に期待するが晴れ間はほんの一瞬だった。
林道から逸れて、再び放牧地の中に進んでいく。スノーモービルはそのまま林道を進んでいったようで、轍ともここでお別れだ。
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林道から逸れて、再び放牧地の中に進んでいく。スノーモービルはそのまま林道を進んでいったようで、轍ともここでお別れだ。
放牧地の最奥から御大堂山山頂へアタック開始。のっぺりした地形のため分かりづらいが、ほんの少し高くなっている方向を目指して進んでいく。
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放牧地の最奥から御大堂山山頂へアタック開始。のっぺりした地形のため分かりづらいが、ほんの少し高くなっている方向を目指して進んでいく。
樹高が低い灌木帯を進む。横枝がうっとおしく見通しも悪いので方角を見定めながら進む。
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樹高が低い灌木帯を進む。横枝がうっとおしく見通しも悪いので方角を見定めながら進む。
頭上が開けた。
ツ「山頂?」
茶「ん〜、たぶん…」
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頭上が開けた。
ツ「山頂?」
茶「ん〜、たぶん…」
樹林帯の真ん中にぽっかりと開けた空間があった。この慎ましい膨らみが山頂ということでいいのだろうか?
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樹林帯の真ん中にぽっかりと開けた空間があった。この慎ましい膨らみが山頂ということでいいのだろうか?
三角点っぽいのもあるし。
茶「ターッチ!」
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三角点っぽいのもあるし。
茶「ターッチ!」
一応眺望も得られる。
…のだが、山頂標識の類が見当たらない。念の為GPSを確認すると残念ながらここは山頂ではなかった。
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一応眺望も得られる。
…のだが、山頂標識の類が見当たらない。念の為GPSを確認すると残念ながらここは山頂ではなかった。
山頂はこの林の向こう側のようだ。
どこもかしこも似たような高さに見える。GPSがなかったら、たぶんここを山頂だと思って下山したに違いない。
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山頂はこの林の向こう側のようだ。
どこもかしこも似たような高さに見える。GPSがなかったら、たぶんここを山頂だと思って下山したに違いない。
林の向こうに、またまた広場があった。
今度こそ山頂だろうか。
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林の向こうに、またまた広場があった。
今度こそ山頂だろうか。
山名標識発見! GPS確認! 山頂で間違いなし!
茶「登ったどー!!」
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山名標識発見! GPS確認! 山頂で間違いなし!
茶「登ったどー!!」
真の山頂はぐるっと灌木に囲まれているので眺望は得られない。しかし木々が風を防いでくれるので休憩するには良い場所だった。恒例のコーヒータイム後、下山を開始。
5
真の山頂はぐるっと灌木に囲まれているので眺望は得られない。しかし木々が風を防いでくれるので休憩するには良い場所だった。恒例のコーヒータイム後、下山を開始。
ツ「ここで帰らなくて良かったっぺな」
茶「まったくだ。この50mくらいの差で登頂不認定になったら洒落にならん」
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ツ「ここで帰らなくて良かったっぺな」
茶「まったくだ。この50mくらいの差で登頂不認定になったら洒落にならん」
ニセ山頂からのほうが景色はいいんだけどね。
これは青松葉山…かなぁ…。よくわからん。
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ニセ山頂からのほうが景色はいいんだけどね。
これは青松葉山…かなぁ…。よくわからん。
こっちは盛岡方向。微かに町並みが見える。ということは盛岡からもこの山が見えているはずなのだが、形に特徴がなさすぎて見えていても認識していないような気がする。
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こっちは盛岡方向。微かに町並みが見える。ということは盛岡からもこの山が見えているはずなのだが、形に特徴がなさすぎて見えていても認識していないような気がする。
さて、下山しますか。
奇をてらわず、来た道を忠実になぞって帰ることにする。
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さて、下山しますか。
奇をてらわず、来た道を忠実になぞって帰ることにする。
分岐点は間違わないように注意。
3
分岐点は間違わないように注意。
なんか空が暗くなってきたなぁ。
3
なんか空が暗くなってきたなぁ。
トレースがしっかり残っていて道迷いの心配がないのでガンガン下る。
2
トレースがしっかり残っていて道迷いの心配がないのでガンガン下る。
渡渉ポイントにはピンポイントで下りたいのでトレースを忠実になぞり樹林帯へ。
2
渡渉ポイントにはピンポイントで下りたいのでトレースを忠実になぞり樹林帯へ。
ガフガフ雪の急な下りを重力に任せてワシワシ下っていく。
よく登ってきたな、このフカ雪。
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ガフガフ雪の急な下りを重力に任せてワシワシ下っていく。
よく登ってきたな、このフカ雪。
ピクミン?
ツ「若い子は知らんのでは?」
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ピクミン?
ツ「若い子は知らんのでは?」
やあ♪
ツ「かわいいっペ」
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やあ♪
ツ「かわいいっペ」
ツ「いろんなスノーマンがおるのぅ」
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ツ「いろんなスノーマンがおるのぅ」
渡渉点まで戻ってきた。
ちょっと気温が上がったから増水が心配。
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渡渉点まで戻ってきた。
ちょっと気温が上がったから増水が心配。
さすがに真冬では雪解けの増水ということもなく無事に渡渉成功。
2
さすがに真冬では雪解けの増水ということもなく無事に渡渉成功。
茶「ドボンしてもゴールはすぐそこだから大丈夫やでー」
ツ「御免被る!」
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茶「ドボンしてもゴールはすぐそこだから大丈夫やでー」
ツ「御免被る!」
無事にゲートまで帰ってきた。
ツ「おつかれさまでしたぁ!」
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無事にゲートまで帰ってきた。
ツ「おつかれさまでしたぁ!」

感想

三度目の正直で御大堂山に登ることができました。
一度目は残雪期に松草側から挑もうとしたものの、すでに雪が切れていて敗退。
二度目は同じく残雪期に大志田側から挑もうとしたものの、林道の途中で車が故障して敗退。
今までチャレンジすらさせてもらえなかったのですが、今回ようやく入山することができました(笑
先人たちの記録を参考にすると、この時期一番確実なのは櫃取湿原からのルートであろうということで盛岡から片道2時間半かけて登山口へ。盛岡市に境を接している山なのに、まぁ遠いこと遠いこと。岩手の広大さを思い知らされます。
入山ポイントの渡渉がどうなるか心配でしたが、それも難なくクリア。あとは二人でトレースを延ばすことに専念して無事に山頂を踏むことができました。
思ったより天気が悪くて景色が残念な感じでしたが山頂付近では霧氷を見ることもできました。風も弱く穏やかだったので過ごしやすいコンディションで思ったより楽に登ることができたと思います。
岩手の山150で宿題になっていた山を一つ登ることができて満足です♪

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