国鉄185系と遭遇した伊東の太平山(おおびらやま)―満開の白梅と柏嶺からの大展望
- GPS
- 04:35
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 702m
- 下り
- 701m
コースタイム
天候 | 曇ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
八王子07:20(JR横浜線) 町田07:46/07:51(小田急小田原線) 小田原08:54/09:08(JR東海道線) 熱海09:31/09:40(JR伊東線) 伊東10:02 復路: 伊東15:21(JR伊東線) 熱海15:45/15:49(JR東海道線) 小田原16:10/16:13(小田急小田原線) 町田17:09/17:13(JR横浜線) 八王子17:35 |
写真
感想
4年前ミルフォードトラックに行った時にお世話になった知人が来月から四国へいってしまうとのことで、その壮行会を兼ねた山行へ。
伊東にある大平山というハイキングコースらしい。
この大平山、「たいへいさん」ではなく「おおびらやま」と読むようだ。
伊東には親の勤めていた会社の保養所があったため子供の頃から何度も行っているが、大室山や小室山しか歩いたことがなかった。
大室山は登山道がないのでリフトに乗って山頂部を一周するだけだが、小室山は歩いて登ることができるので、犬の散歩を兼ねて登ったものだ。
知人他2人は横浜駅から特急に乗るとのことだったが、時間を調べると特急に乗るまでもないので、友人と小田急、東海道線、伊東線経由で向かうことにした。
今年は暖冬傾向で冬型の気圧配置が続かず、関東地方も曇りの日が多い。
今日も朝から雲が多く、自宅付近では朝日に輝く富士山を見ることができたが、小田急線で沿岸に向かうにつれ雲が増えてきた。
今日は山の上から富士山の雄姿は望めそうにない。
東海道線乗車中に他の車両で異音がしたとのことで6分ほど停車したが、無事熱海駅で伊東線に乗換えることができた。
後で調べてみると東京湾北部震源の最大震度4の地震も発生していたようで、あちこちで電車が遅れていたようだ。
伊豆急直通の伊東線内は思いのほか混んでいた。
伊東にはしょっちゅう来ていたがいつも車だったので伊東線に乗るのは実に19年ぶりだ。
その時は就職活動中で翌日に面接があるため家族より先に帰らなければならず電車で帰ったのだった。
伊東駅で特急で来るメンバーを待っていると、駅前に国鉄185系が臨時特急で走るイベントのブースができていた。
知人たちが乗ってくる特急はその臨時の185系の特急だったのだ。
それなら乗ればよかったなと思った。
大平山ハイキングコースの入口へ向かうと踏切があり、撮り鉄たちがたまっていた。
ちょうどその踏切のところが伊東線と伊豆急の境界となっていて、先程の185系特急がここで折り返すらしい。
少し待っていると185系特急がやってきて、その雄姿をじっくりと見ることができた。
この車両が見られなくなるのも、そう遠くないのだろう。
四国に行くという知人に転勤なのか尋ねるとなんと転職とのこと。
しかも琴電に勤めるとのことだ。
鉄道会社に転職するほど鉄道が好きだったんだなと思った。
最初は運転もするとのことでちょっと羨ましい気もするが勤務形態などは大変だろう。
自分も鉄道の運転士に憧れたことがあったが、すぐに腹を下すので席を外せない職場は無理だ。
知人を訪ねて讃岐富士や剣山に登りに行きたいなと思う。
始めは山の斜面を切り開いた傾斜のきつい住宅街を抜け、照葉樹林帯に入っていく。
この時期に歩くことの多い他の伊豆の山と同じ雰囲気だ。
最初から寒くはなかったが、時折陽が射してくると、ますます暖かい。
丸山公園では白梅が満開だった。
ウメの花の時季はスギ花粉と被るのでウメの花はあまり見に行かないのでちょっと得した気分だ。
途中、江戸城の石垣に使われた石を切り出した「江戸城石垣石丁場跡(えどじょういしがきいしちょうばあと)」がある。
東伊豆で石を切り出せばそのまま相模湾を通って江戸まで船で運びやすかったのだろう。
石丁場跡といってもそんなに岩場というわけではなく、ところどころに大きな火成岩が転がっているだけである。
岩がところどころにしかないのは、かなり石を切り出してしまったからだろうか。
それとも土砂崩れかなにかで岩場の上に土砂が堆積したのか。
ところどころに転がっている岩には「中○」みたいな文字が刻印されており、案内板によるとそれは加賀前田家の印とのこと。
すごく展望が開ける場所はあまりないのだが、時折振り返ると伊東市街地が見下ろせ、海には伊豆大島が大きく浮かんでいる。
大平山山頂からも同じように伊東市街地と伊豆大島、そして初島が近くに見える。
富士山はどうだろうと北側に見に行くと、ちょうど雲と雲の間に富士山の山頂部分だけを見ることができた。
この冬は富士山の見え率がかなり低い。
山頂の後はあまり展望も開ける場所もなく、けっこうアップダウンがある。
柏峠は中伊豆と伊東を結ぶ峠道だったようだが、今は廃れてしまったようだ。
このまま展望もなく終わるのかなと思っていたら、最後「柏嶺」で一気に展望が開けた。
伊東市街地から小室山や大室山など懐かしい景色が広がっている。
小室山ではよく犬を走らせたが、あの時ここを知っていたらここも良かっただろうなと思った。
今日は日帰りだったが温泉旅行を兼ねてのハイキングにちょうどいい場所だ。
伊東駅でこれから「東海館」と「怪しい少年少女博物館」へ行くという知人たちとは別れて友人と帰途に就く。
あの「博物館」には昔一度行ったことがあるが、ああいうエログロの演出は苦手だ。
個人的には男子中高生くらいが楽しめる施設だと思うのだが。
コメント
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山中湖あたりにも大平山ってあったので、そこかと思いました
ここは電車でアクセスでき周回で歩けるのがいいですね🎵
天気が良ければ眺望もより期待できる感じでしょうか
早速行ってみたい候補に入れておきます〜
コメントありがとうございます。
僕も誘われるまでここの太平山は全く知りませんでした。
天気が良ければ山頂から富士山や箱根、丹沢が見えるようです。
軽いハイキング程度なので、伊東の温泉旅行のついでに歩くのもいいかもです。
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