釣瓶岳ー釈迦岳
- GPS
- 07:28
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 1,360m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:26
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
小笠原での足慣らしで、土日しかバスの便がない比良に出かけ、雪積期の下見も兼ねてナガオ尾根を歩いてみた。長時間歩くのは数年ぶりで、途中で挫折しないようにノンビリと歩くのに徹し、暗くなっても歩けるように準備を整える。
出町柳は臨時バスが2台用意されていたが、先頭の通常便に乗車する。もちろん立ったままで、平に着くまでは満員のままだった。栃生までの間で、昔懐かしい「貫井」「梅の木」などのバス停の名前が案内される。比良の山を雪積期や沢登り以外で歩くのは数十年ぶりである。持っていた”山と高原地図”に載っていない新しいルートが、地形図に載っているのも時間の経過を感じさせる。
登山口から急斜面のジグザク道を30分程上ると杉の植林も少なくなり、ハッキリとした尾根の上を歩き始める。風も通るようになり、熱くなった身体を気持ちよくさせてくれる。ササ峠の分岐にある急な登りを終えたところで休憩をとる。バス停の朝食サンドイッチの続きで、水分と一緒におにぎりを食べる。この時期、風も爽やかで歩くのには適した季節で歩いていても気持ちに暑さの苦痛を覚えない。ただ慣れていない脚には疲れや、股関節に痛みを感じるようになったきた。それをこれから行く先の稜線とびわ湖の姿が癒やしてくれる。
釣瓶岳ではナガオ尾根の降り口はすぐに分かったが、ここからは武奈岳が見えない。右手に武奈岳やコヤマノ岳を木々の間に見ながらナガオ尾根を下る。この尾根は危険もなく歩きやすい。ナガオ尾根から細川越えの道に出るのに偵察を兼ねていたので991点と手前のピークの谷を降りたが、冬ならピークの手前から下れば広谷の橋に真っ直ぐに出られそうだ。
このまま比良ロッジ跡までスキー場のゲレンデを歩いたが、コヤマノ岳を望む緑は絶景であった。しかし、2004年に撤退したスキー場の植林が進んでいない。鹿の食害で苗木が食べられたり、土が流されるために進まないのだろう。
この後釈迦岳を通り寒風峠まで出たが、途中木々がなく荒れた斜面になっている箇所がある。一旦木々が無くなると崩壊のスピードも早まるのだろう。ただびわ湖を眺めたり、歩いてきたナガオ尾根が見られたりと楽しませてくれる。
寒風峠からの下りは、川の流れに沿って歩く心地の良いルートだった。別ルートの大石道に合流する涼峠へは、地図上では40mほどの最後の上りがあるが、なだらかな上りに変わり500mほど先で合流するルートになっていた。慣れない身体で吐き気がするほどに疲れてしまった身体には、最後の下りは地獄だった。
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