月光の白馬連峰イグルー 栂池
- GPS
- 11:04
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 543m
- 下り
- 1,072m
コースタイム
- 山行
- 2:57
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 3:19
- 山行
- 1:05
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 1:13
天候 | 1日め晴れ〜曇 2日め晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
スコップ+のこぎり
スキーストックシールあるいはスノシュー
ビーコン
その他冬山宿泊個人装備(寝具一式・ナイフや灯り地図磁石)
|
---|---|
共同装備 |
ツエルト
ストーブ
|
感想
旧友のゲキさんから、写真家マスさん、それから変態登山愛好家のユカさんとのイグルー山行オファーあり。早朝家までお迎えありで栂池へ。駐車場でユカさんと合流して栂池湿原盆地の奥の方へ。ラッセルはほぼなし。ちょっと寒い春山風の気候。途中大規模な新雪表層らしいデブリ跡あり。このあたりに何度も来ているマス氏によると例年は無いらしく、正月の能登半島地震ではないかとのこと。
明日晴れたら景色の良さそうなところを選んでイグルー講習。まずイグルスキーが作って見せた。新雪層10センチほどの下は良い雪で、弱層もなし。1時間かかった。作っている人だけ寒くない。
続いて周りに放射状にみんなの個室を作る。1.5×1.5の範囲からトレンチを切ってブロックを取り出し床下から二段、三段と取り出す。脇からの三角柱も楽なものだ。やはり栂池は豪雪で雪が良いな。時間差はあれ次々完成。ひとつ大きめに作ったのがブロックがもう中から取れなくなってしまって、諦め。すぐとなりに少し小さめにして初めのところから長くて良いブロックを転用して完成。方針をすぐ変えるのも大事だ。こうして一回行き詰まるのも良い経験になる。どんなサイズで作るかは、やっぱり経験だから。
途中、遠くから知り合いのモカ氏が現れた。日帰りの予定だったけど、家族に連絡して急遽合宿に参加。一個テキパキ仕上げた。
晩は中央イグルーに集まって牡蠣の土手鍋。山料理の非常に得意なユカ氏に全任せで。味噌は土手みたいに鍋の壁に塗ったくるらしいぞ。うまい。酒、ちょっとだけだったのでこれが有り難み深くまたうまい。山料理高評価のユカさんは変態登山ジャンル(無人山域・記録なしルート)愛好派とあってイグルスキーと山行センスが近く話が大いに盛り上がる。こういう道なし小屋なし山行好きならイグルー習得は運命的だ。
十六夜くらいの月が煌々と雪面を照らし、日が暮れると晴れ渡った。写真家のふたりが、寒いのに外に出て行って撮影。イグルスキーは寒いので出入り口をブロックで閉じてしまった。個室連結式だと、各自が出入りに気兼ねなく行動できるのもよい。でも中央イグルー、5人には少し窮屈で、半分体を出す体勢の人もあった。なかなか大きいのを作るのは難しいのだ。
写真家はやはり暗いうちから活動してビューティー写真をバシバシ決めている。イグルーはどこでも粘れるから写真撮影陣地に最適だ。朝飯は掘り込みテーブルを作って無風快晴陽光で春のような朝食。夜は寒かった(マイナス13℃くらい)けど、日が出てから温暖化した。
飛び入りで、寝袋無しでビバークしたモカさんは足先が冷たくて死ぬかと思ったとのこと。眠れないけど足先では死なない。僕も足の指先が冷たくて眠れなかった。マグマカイロをバンバン貼っていた面々は熟睡したとのこと。風と吹き込みもなく、中はマイナス3℃くらいだった。テントよりは暖かいだろう。
課題:今回は夕方までは時々風があり、完成後、隙間からの吹込みも体験できた。やはりブロックをラフに積むと、それだけ隙間を埋めるのに手間がかかるから、積むときにはなるべく隙間ができないように積むように言ったほうがよいかもな、と思った。完成時間短縮を優先させすぎると粉雪攻撃にあうこともある。
ゲキさんが、松本のメーヤウのカレーが食べたいっていうんで、駅に行く前に食いほうだい桐店の方へ行く。午後休みがない、嬉しいお店だ。三時四時でも客がそこそこいる。全種類(10くらい)結局食べた。満腹でゲキさんを松本駅に送る、マスさん運転ありがとうございました。
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