【房総のやま110】風早山・トビ岩山・物見塚山


- GPS
- 07:13
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 677m
- 下り
- 676m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:14
天候 | 当日の天候:快晴(風強し) 神さんの天候:大嵐 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【相川神社~風早山】 相川神社の右方裏手に回ると、良く踏まれた相川農村共同館からの鉄塔巡視路(?)に出てこれを登っていく。 鉄塔に出たところで、良く踏まれた道は終わり。 藪の中へ続く小径はいくつかあるが、高みを目指す小径を見いだす。 黄色テープ又は赤色テープを拾って藪の中を進むと、痩せた尾根上の道となる。 愛宕神社近くの岩場に行き着くと、崩れやすいきわどいトラバース路を通過し、今回の難所の一つである「タテバイ」と呼ばれる7m程の壁を登る。 1本のロープと1本のワイヤーが垂れ下がっているのでそれらを利用する。 その先は樹林帯の中の登りを一投足で風早山。 【風早山~トビ岩山】 風早山から藪の中の小径を赤テープ頼りに拾っていく。 牧場跡への小径と別れ、尾根よりの小径を拾う。 尾根上の道はやがて視界が開け、トビ岩山の頂上部が見える。 岩稜上を慎重に歩いて、トビ岩山の頂上。 【トビ岩山~物見塚山】 トビ岩山からは迂回路をとった。 東方向の稜線を辿り、大きな岩の間をすり抜けると、南斜面にロープが垂れ下がっているところがある。 ロープを伝って下りると、トビ岩山を巻く小径を見つけることが出来る。 これを西方向に向かうと、大きな岩窟の前に出る。 ここから踏跡が怪しくなるが、岩の近くを巻く小径を拾う。 間もなく難所の一つである土のトラバースと、岩のトラバースが待っている。 足の横幅分しか幅がない。 これらを慎重に通過すると、トビ岩山の直登コースと合する。 その先は、物見塚山まで尾根道を忠実に辿る。 途中の小さなピークでは、似たような形状の支尾根がいくつか別れるので、迷わないように注意する。 赤テープを見なくなったら、支尾根に入った可能性が高いので、GPSなどで確認をする。 倒木を通過する場所はいくつかあるが、問題はない。 【物見塚山~梨沢集落~相川神社】 物見塚山からは、北東方向の赤テープを目印に下りていく。 間もなく、荒れた林道に下り立ち、その林道を下りていく。 里に下りて、里道を拾って、今朝発った相川神社へ戻る。 途中、岩見堂などの見所がある。 |
写真
感想
「房総のやま110」を目指すようになってから、房総の山の面白さを発見している。
今回は、風早山、トビ岩山、物見塚山の3座を周回しよう。
相川神社の裏手にはっきりとした作業道を見つける。
作業道は、鉄塔の下で途切れ、藪の中に入っていった。
黄色テープ、赤色テープを頼りに歩を進めるとやせ尾根に達し、やがて巨岩に行く手を阻まれた。
この巨岩の近くに、愛宕神社があったのだが、私はそれを知らなかったので、見物することが出来なかった。
惜しいことをした。
この巨岩からは、難所が待ち構えていた。
まずは、細い踏跡のトラバース。
崩れそうで恐い。
続いて、7mの壁をロープとワイヤー頼りに登る。
自分の体重をかけるホールドも頼りなく、重い小生の身体を持ち上げるのは難儀した。
この2箇所の難所を通過したところで、緊張から解き放たれヘナヘナと座り込んでしまった。
風早山は、雰囲気の良い樹林の中にあった。
可愛いコアラ?の標識があった。
風早山とは何と粋なネーミングだろう。
風早山からは、東方向へ赤いテープ頼りに下りていく。
あまり追いすぎたので、牧場跡のコースに入っていた。
慌てて尾根の方に向かうと、トビ岩山への赤いテープと踏跡を見つけた。
トビ岩山頂上は、360度グルッと展望が広がる。
爽快!
房総の山は、山容に特徴がないので、なかなか山座同定が難しい。
私が当地できちんと同定できたのは、東京湾観音(大坪山)と鹿野山と鋸山ぐらいしかなかった。
富士や丹沢は、靄がかかって残念ながら見ることはできなかった。
頂上は、風が当たり寒いので、少し東側に下りたところで昼食をとった。
トビ岩山からは、東へ向かい、大きな岩の間をすり抜けた。
間もなく、南斜面にロープが垂れ下がっているところがあり、ここが物見塚山へ向かう巻き道の入り口である。
この巻き道が、今回の大きなポイントであった。
細い踏跡を辿ると、大きな岩窟が現れた。
迫力がある。
この岩窟付近から、踏跡が怪しくなった。
勘を働かせ、なるべく岩の近くの小径を選んで歩いた。
崩れやすい細いトラバース路を緊張して通過すると、一枚岩をトラバースをする場所に出た。
足を置く場所は、足の横幅ぐらいしかない。
慎重にそこを通過したら、トビ岩山の直登コースに合した。
緊張から解き放たれ、ヘナヘナと座り込んだ。
トビ岩山の直下からは、南へ気持ちの良い尾根道を辿った。
あまりに気持ちが良くて、誤って支尾根に入ってしまった。
房総の山の尾根は、似たり寄ったりの形状をしているので、特に下りの場合はまちがった尾根に入りやすい。
赤テープが見当たらなくなったら、すぐに確認をすべきだと思った。
物見塚山は、樹林の中の静かな頂きであった。
富士講と思われる歌碑が置かれていた。
物見塚山から少し下りると、荒れた林道に合し、これを下りていく。
何年も放置された廃乗用車を右手に見て、間もなく里に下り立った。
梨沢集落から今朝発った相川神社へは、黙々と車道歩き。
途中、富津市の文化財である岩見堂や妙蔵寺、岩窟の中の石像など、面白い見所がたくさんあって退屈しなかった。
15時50分、相川神社に到着。
日没まで時間があるので、今朝、登りの途中で行きそびれた愛宕神社に行ってみることにする。
再び、鉄塔を経由して藪道に入るが、先ほどとは違う雰囲気。
朝とは違う踏跡に入ってしまった。
崩れやすい斜面に行き詰まって、やっとの事で斜面を上がると、黄色テープが見つかった。
もうあたりは薄暗く、テープの判別も難しくなってきた。
癪だけれども、今日愛宕神社に行くのは諦めよう。
後日、愛宕神社だけに訪れるのも一興ではないかと自分を納得させ、山を下り、帰路の途についた。
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