牧之島城〜三角点「下市場」〜更級郡牧郷村道路元標


- GPS
- 01:44
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 94m
- 下り
- 88m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
舗装車道歩き |
写真
このような忘れ去られる一方の石柱にどれほどの人が関心を抱くのかと寂しくなりますけれど、少なくとも、今日自分がこの石柱に出会え、幸福感に満たされた小さな事実に感謝です。
感想
昨年末、地図を眺めていて、「更級郡牧郷村道路元標」を発見。
(国土地理院地図ではなかった気がします)
今では牧郷村も合併した信州新町も長野市の一部になっており、
地元に住んでおられても、村の名前を知らない方も居ると思います。
以前、この地に縁があり、「更級郡牧郷村道路元標」の名が懐かしく
この道路元標を訪ねてみたいと思うようになりました。。
道路元標というのは、大正8年に施行された道路法で
市町村に一個ずつ置かれ、石材その他の耐久性材料を使用し、
表面に市町村名が記載され、道路に面していたそうです。
(勿論現在は存在しない村故、果たして残っているか疑問でした)
道路元標の大きさは、縦横25cm、高さ約63cmの直方体で、
一般に頂部が弧を描くように丸く削られた形状で、
材質は花崗岩ということまでは、調べてわかっていました。
道路元標に向かう前に、懐かしくて牧之島城を再訪し、
堅固な守りと、城の規模の大きさに改めて驚きました。
前回気付かなかったすぐ近くにある三角点を、
路脇の草叢に四方をがっちり石に囲まれた姿で発見し、幸先上々。
丘の上に唯一残された体育館と周りの風景は半世紀前と同じでも
農協のあった辺りや、建て替えられた郵便局付近を探しても、
それらしきものは見つけらず、予報外れの寒さが身に沁み、
バス停待合所をお借りして、寒さをしのぎ、ランチタイム。
農協は既に無くなっていましたが、自販機の温かいコーヒーで一息。
諦めて帰ろうかと思いましたが、もう一度だけ探してみようと思い、
小学校跡を見下ろす丘の上に立つと、昨日建てられたように輝く
牧郷村役場跡記念碑があり、脇に蔓草に絡まれ放題の石柱が存在。
弦を剝がしてみると、微かに更級郡牧郷村道路元標と読めました。
このような過去の石柱にどれほどの人が関心を抱くのか、
と寂しくなりますけれど、今日。自分がこの石柱に出会え、
幸福感に満たされた小さな事実が思い出に残ることに感謝です。
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