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Yamareco

記録ID: 6432772
全員に公開
山滑走
北陸

薙刀山

2024年02月05日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:42
距離
13.6km
登り
934m
下り
920m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:15
休憩
0:26
合計
6:41
6:56
96
8:32
8:33
61
9:34
9:35
97
椎高谷渡渉
11:12
11:13
42
撤退点
11:55
11:56
9
椎高谷渡渉
12:05
12:25
29
昼ごはん
12:54
12:54
40
13:34
13:36
1
13:37
ゴール地点
天候 曇りのち雪のちミゾレ
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
刻一刻と雪は減少している様子が、3月のそれのようです。
下部の林道は、陽当りの良い所では既に雪が無くなっています。
雪の有る上部林道も、道と山の境の側溝が露出して、危険な地形に成ってる場所も有ります。

椎高谷の渡渉後、対岸の急登は凍った下地の上に少し湿った新雪が乗っていて、シールはスリップするし、エッジを立てようにも雪が硬すぎて登れず。板を脱いでスキーバンドで束ね、ビンディングを雪面に刺し込みながらツボ足で登りました。隣を見るとtooruohさんはザックに板を刺したシートラーゲンで、ウィペットを左右の手に持ち、ダガーポジションで足を蹴りこんで駆け上がってました。距離はわずかですが厄介な場所でした。

天然樹林の中の小さな沢も、地形勝ちでえぐれ段差が大きく、勢い付けて滑り込むとスキートップが突き刺さるスペシャルステージの場合が有ります、アクティビティを楽しんで下さい。
(to)中居神社から橋を渡ってからシールハイク可能でした
2024年02月05日 06:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/5 6:57
(to)中居神社から橋を渡ってからシールハイク可能でした
(to)出だしは雪切れしているところもあります

(gra)私の履いてる板には「ウロコ」を付けて有ります。滑走すると”ビィ〜〜”と鳴ります。
2024年02月05日 07:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 7:09
(to)出だしは雪切れしているところもあります

(gra)私の履いてる板には「ウロコ」を付けて有ります。滑走すると”ビィ〜〜”と鳴ります。
(gra)牧場跡地までの林道の下の方で、南向きの場所は壊滅状態(泣)
2024年02月05日 07:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 7:14
(gra)牧場跡地までの林道の下の方で、南向きの場所は壊滅状態(泣)
(to)シールのまま突破
2024年02月05日 07:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 7:14
(to)シールのまま突破
(gra)歩き始めて1時間位で、雪の心配は無くなって来た。しかし雪の薄い所も有るので、気を抜けない。
2024年02月05日 07:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 7:38
(gra)歩き始めて1時間位で、雪の心配は無くなって来た。しかし雪の薄い所も有るので、気を抜けない。
(gra)なかなか密な植林。雪が硬いと滑走時には緊張します。
2024年02月05日 07:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 7:38
(gra)なかなか密な植林。雪が硬いと滑走時には緊張します。
(to)和田山牧場跡からの野伏ヶ岳
2024年02月05日 08:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 8:12
(to)和田山牧場跡からの野伏ヶ岳
(to)中央奥に今日目指す薙刀山が微かに見える。しかし、この後はガスと雪で見えなくなる
2024年02月05日 08:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 8:12
(to)中央奥に今日目指す薙刀山が微かに見える。しかし、この後はガスと雪で見えなくなる
(to)この頃から雪がパラパラチラつき始める
2024年02月05日 08:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 8:34
(to)この頃から雪がパラパラチラつき始める
(to)薙刀山方面も視界不良
2024年02月05日 08:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 8:34
(to)薙刀山方面も視界不良
(to)例年よりヤブい野伏ヶ岳を眺めながら牧場跡を横断します
2024年02月05日 08:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 8:37
(to)例年よりヤブい野伏ヶ岳を眺めながら牧場跡を横断します
(to)林道跡の道型を推高谷方面に向かう
2024年02月05日 09:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 9:04
(to)林道跡の道型を推高谷方面に向かう
(to)雪がだんだん降ってきたぞ
2024年02月05日 09:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 9:04
(to)雪がだんだん降ってきたぞ
(to)推高谷の渡渉ポイントのスノーブリッジ、前日のトレースがしっかり残っていた。今日はここ以外は渡れそうもなかった
2024年02月05日 09:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 9:29
(to)推高谷の渡渉ポイントのスノーブリッジ、前日のトレースがしっかり残っていた。今日はここ以外は渡れそうもなかった
(to)シールのままトラバースダウン
2024年02月05日 09:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 9:29
(to)シールのままトラバースダウン
(to)アッチこっちに穴があるので要注意
2024年02月05日 09:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 9:32
(to)アッチこっちに穴があるので要注意
(to)薙刀山方面に登り上げる
2024年02月05日 09:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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(to)薙刀山方面に登り上げる
(to)薙刀平も視界なしだが、GPSとトレースに導かれながら進みます
2024年02月05日 10:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 10:28
(to)薙刀平も視界なしだが、GPSとトレースに導かれながら進みます
(to)稜線方面は雪庇が確認できる
2024年02月05日 11:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 11:18
(to)稜線方面は雪庇が確認できる
(to)稜線に出ると強風と視界不良に見舞われ、頂上まで標高差50mくらいだったが敗退を余儀なくされる。稜線から少し降りてシールを剥がす
2024年02月05日 11:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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(to)稜線に出ると強風と視界不良に見舞われ、頂上まで標高差50mくらいだったが敗退を余儀なくされる。稜線から少し降りてシールを剥がす
(gra)視界の悪い中、稜線がかろうじて見える頃、雪混じりの南東風が右手から吹き付けるので、電熱ゴーグルを装着し、手袋もマシマシして防寒。
2024年02月05日 11:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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(gra)視界の悪い中、稜線がかろうじて見える頃、雪混じりの南東風が右手から吹き付けるので、電熱ゴーグルを装着し、手袋もマシマシして防寒。
(to)今日はここまで、下山しましょう
2024年02月05日 11:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 11:31
(to)今日はここまで、下山しましょう
(to)薙刀山への稜線
2024年02月05日 11:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 11:37
(to)薙刀山への稜線
(to)薙刀山方面、なんも見えん
2024年02月05日 11:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 11:37
(to)薙刀山方面、なんも見えん
(to)薙刀山への稜線、雪庇が見える
2024年02月05日 11:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 11:37
(to)薙刀山への稜線、雪庇が見える
(to)下山ルート確認中
2024年02月05日 11:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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(to)下山ルート確認中
(to)推高谷を再渡渉して台地に復帰してのランチタイム。雪が降っているけど寒くはなかった
2024年02月05日 12:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 12:11
(to)推高谷を再渡渉して台地に復帰してのランチタイム。雪が降っているけど寒くはなかった
(gra)樹林帯まで戻ると、先程の吹雪は嘘のように穏やかな静けさ。モナカ気味の雪だがツリーランを楽しんで和田牧場跡地へ降りる。
2024年02月05日 12:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 12:26
(gra)樹林帯まで戻ると、先程の吹雪は嘘のように穏やかな静けさ。モナカ気味の雪だがツリーランを楽しんで和田牧場跡地へ降りる。
(gra)tooruohさんお疲れ様でした。
2024年02月05日 12:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/5 12:26
(gra)tooruohさんお疲れ様でした。

感想

薙刀山は眺めたことは有りましたが、未だ脚を伸ばした事が無かった山です。
手前の野伏ヶ岳からそう遠くは無いんだが、地形図を見るとなんだか遠く見えて面倒に成り行けなかった。
今回の山行で、野伏ヶ岳の南の小白山(おじろやま)か北の薙刀山に候補を上げたが、当日の朝tooruohさんの顔を見るまで、行き先を絞ることは無かった。
印刷した地形図、ガーミンのGPSにルートの読み込みは済ませて有るので、どちらの山に行くのも不安は無かった。
しかし、南岸低気圧が東海沖から八丈島へ向かって駆け抜ける最中の山行なので、悪天候は覚悟していた。

朝のスタート時は曇天だったが、予報通り午前9時頃にはしっかりとした降りの雪に成ってきた。この後昼過ぎには雨に変わると言う。
混み合った等圧線の天気図から、南東の風が吹くだろうと予想していたが、野伏平の牧場跡地では全く風が無い、少し離れた稜線の木々の梢も全く穏やかにしていて、もしかして風は吹かないか?と錯覚してしまった。

薙刀山の南東にある薙刀平の南の端を越え、稜線が薄っすらと見える頃には、樹間が大きく空いて、さながら森林限界の様子を思わせる。
この辺りから南東の風が強く吹く様に成り、ガスも湧いて視界が奪われる。
堪らず、電熱ゴーグルを装着してから稜線に上がる。
アップダウンを繰り返す稜線と、時々やってくるホワイトアウト、雪が右手から強く横殴りに吹き付け、二人の歩みを止める。
「どうする?」  「どうしよう?」 互いに発する言葉は、自然と疑問符付に成る。
あの辛抱強いtooruohさんにそんな迷いが出るのは、かなり寒いんだろう、かれは手の冷たさに敏感だ。自分自身もハードシェルの上着のフードだけが、ゴーグルに隠れない顔の露出した所を風雪から守ってくれる唯一の物だが、さっきから風雪の当たる右の頬が寒さで痛い。
「ピークはまた今度にしよう」とどちらからともなく出た言葉に、もう一度天を仰いでから、この悪天候を飲み込みながら頷いて、来た方へ身を返して高度を下げた。

少し風の弱まる場所に滑り降り、滑走の準備の儀。
寒いので早く降りよう。gravelもかじかんだ指先を温めたかった。

シッタカ谷の渡渉を済ませ、対岸の急登を板のまま登り返したら、直ぐに林道の名残の道形が有るので、そこで昼ご飯にした。
何も言わなくても、昼はカップラーメンだ!それが俺達のフォーマルな昼食だwtooruohさんはカレー味、gravelはシーフード味。

雨に変わった和田山牧場跡地でシールを張り直して、平地と少しの上りをこなして、杉の樹林の中を滑り降りて、大進橋から2つ目の橋の袂にでる。
後は少しの林道を滑って終わり。朝には乾いていた大進橋も、帰りには雪が積もって居て、板のまま車に到着。
tooruohさんお疲れ様でした。
帰路は本格的な降雨の中を南へ、これじゃあ山の雪は溶けちゃうな。


今シーズン石徹白も雪は少ないが、中居神社を過ぎて橋を渡るとシールハイクが可能くらいは積もっていた。林道下部は何ヶ所か雪切れしていたが、シールのままやり過ごす。その後は林道を適当にショートカットしながら和田山牧場跡に登り上げる。前日は多くの登山者が入ったとのことでトレースがボコボコながらもしっかりつながっていた。薙刀山方面へもトレースが続いているが、このトレースとGPSに導かれて推高谷の渡渉ポイントまで進む。スノーブリッジはここしか無いようで穴の空いた沢に落ちないように渡った。他にも渡れそうなところはないかと下山時に探ってはみたが、他に適当なところは無さそうだった。

薙刀平に登り上げると雪が強くなって、雪山登山の雰囲気満点なってきたが、いかんせん視界が悪い。微かに薙刀山への稜線が見えるが、雪庇だらけでどの辺に登り上げれば良いのかよく分からないのだ。雪庇の下にはあまり近づかないようにトラバースしながら稜線を目指して行くと、雪庇の切れ目から稜線に上がれそうなポイントが有り、登り上げると前日のトレースが現れた。適当なところは、ここしか無いのかなという感じだ。しかし、稜線に登り上げると結構な強風と吹雪で視界がせいぜい20m位で、稜線の幅も狭く見える。ちょっと嫌な感じがする、頂上まで標高差で50m程であったが、graveltrekさんと相談して今日はここまでとした。

そうとなれば稜線から少し下がったところでシールを剥がして下山滑降だ。降ったばかりの新雪は良く滑って快適に高度を下げる。推高谷の渡渉ポイントはスキーのまま登り返した。ラーメンランチを平らげ、ツリーランと林道ランを楽しんで大進橋に着いた頃には雪は雨に変わっていた。

頂上直下での敗退は残念だったが、今度は野伏ヶ岳を混じえての周回でリベンジすることになった(だったっけ?www) また、よろしくお願いしますgraveltrekさん。

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