融雪早し七高山滑走
- GPS
- 04:14
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,076m
- 下り
- 1,061m
コースタイム
天候 | 晴れ(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
水洗トイレ、水道あり。 満車の時には50〜100m下ったところにも50台以上が停められる駐車場があります。 |
その他周辺情報 | 登山口から山に向かって左側の迂回コースの雪も切れてしまいました。 その更に外側のほんの少しだけ板を外して潅木帯の枝を避けながら歩く必要がありました。 七ツ釜非難小屋の東側も繋がっていましたが、上側で一部ギリギリな部分もありました。 氷の薬師は通らずに東側を通りましたが、頂上付近まで雪は繋がっていました。 山頂直下の急斜面手前には頭蓋骨大の落石が数個転がっていました。 土曜日は踏み跡が少なく、山頂直下の急斜面などはアイゼンがあれば楽に直登出来ると思います。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
日よけ帽子
ブーツ
ザック
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
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感想
5月17日に登頂予定であったが強風の為に泣く泣く諦めて帰った。
そのリベンジで今週も登山口で車中泊決定。
駐車場に到着すると既に5台程度のクルマが停まっていた。
車中泊している方がいると思われるので、それらの方から離れたところにクルマを停めて狭い車内で車中泊の準備。
準備が終わり寝ようとしたときに東北最北県のナンバーの登山者が2台で到着。
自分のクルマの数メートルのところにエンジンを掛けたままで40分もの時間を掛けてテント設営をしていました。
やっと寝られると思ったところ・・・やはりそんなに甘くはなく・・・彼らは宴会スタート。
自分の就寝予定時刻を1時間も過ぎたところで仕方なく、彼らのテントから一番離れた場所にクルマを移動。
しかしその場所まで彼らの宴の声は届いていたし・・・
駐車場所を移動したことで風当たりが強く、風の音に悩ませながらも何とか就寝。
結局貴重な睡眠時間を2時間近くも無駄にした・・・
そして起床予定よりも遥かに早い4時前にエンジン音に起こされる。
原因は隣にエンジンを掛けて停まったクルマ2台。
今度は日の出を撮影に来た方々に睡眠時間を奪われる。
風のせいで寒いのか日の出を待つ間に、何度も何度もクルマに戻ったり出たり・・・
その都度にドアの開閉音がバタン、バタン・・・
うんが悪かったとしか言えないが・・・もう少し回りのことを考えてくれると助かるのだが・・・
そんなこんなで2時間ちょっとの睡眠時間で行動開始。
登山準備を終え、5時半前に登頂開始。
駐車場付近から予報通りの強風。
祓川ヒュッテ前でも恐ろしい強風・・・
こんなのでホントに頂上まで行けるのか・・・不安がよぎる。
しかし登り始めると意外に風が少ない場所も多くホッとする。
竜ヶ原湿原を過ぎて雪渓に入りアイゼンを装着。
しかしすぐに夏道に入り一度アイゼンを外す。
そして再び雪渓に入り七ツ釜まで一気に登る。
七ツ釜からは東寄りに方向を変え、氷の薬師を迂回して登る。
そしてこの頃から時折恐ろしい強風が吹き荒れる。
さらにその突風と共に5mm程度の氷のツブが沢山飛んで来る。
顔面にぶち当たり恐ろしく痛い。
山頂直下の急斜面に入ると、その突風は吹き降ろしの他に突如左右から吹いたりもした。
その都度、体勢を安定させて立ち止まり風が弱まるのを待つ。
この繰り返し・・・
めげる気持ちを何とか抑えて山頂を目指す。
突風に加え疲れもピークに達しナカナカ進まない。
それでも約3時間で何とか七高山の頂に達することが出来た。
あまり風の強い時に登山することが無いのだが、生涯の登山でトップクラスの強風だったと思う。
晴れてはいたが、薄雲があり遠望は得られず。
辛うじて月山は薄っすらと確認出来た程度。
山頂から少し下がった比較的風の少ない場所で休憩し滑走準備開始。
背負って登ったスキーブーツに履き替えスキーを装着。
融雪が早いとは言え、山頂付近は一面の銀世界。
雨水のせいか縦溝のようになっていたものの、そこそこ軽快に飛ばして一気に下る。
七ツ釜付近からは東側をルートを探りながら下っていく。
一箇所のみ雪が切れており5mほどの潅木帯を横切る。
それを過ぎ、最後の中斜面を下ると滑走終了。
スキーを外し竜ヶ原湿原の木道を歩いて祓川ヒュッテに到着。
下山カードを記入し駐車場に戻る。
融雪が早い今年も何とか雄大な鳥海山を滑走することが出来た。
強風の中でも満足の行く山行となった。
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