見行地谷左又(熊野川 十津川 滝川 栗平川水系)
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 849m
- 下り
- 838m
過去天気図(気象庁) | 2005年11月の天気図 |
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アクセス |
感想
https://powttonchaan.wordpress.com/2005/11/20/%E8%A6%8B%E8%A1%8C%E5%9C%B0%E8%B0%B7%E5%B7%A6%E5%8F%88%E7%86%8A%E9%87%8E%E5%B7%9D-%E5%8D%81%E6%B4%A5%E5%B7%9D-%E6%BB%9D%E5%B7%9D-%E6%A0%97%E5%B9%B3%E5%B7%9D%E6%B0%B4%E7%B3%BB/
熊?鼾?11月下旬でもシャワークライム。快晴で稜線からの眺めはサイコーやけど下山の途中で道を見失う。
・前夜
19:20自宅発→吹田IC〜近畿道〜松原IC→飯・給油→20:55河南道の駅→五條サークルKで食料・酒ゲット→23:15頃 栗平川林道トンネル手前で車中泊(寝しな、熊だか鹿だか獣の立てる音がしていた、が、それより何より鼾がじゃかましー)
・当日
Y口さんの寝袋を なおす音で目覚めた。せゃけど昨晩、諸般の事情により寝不足ですゎ。なかなか起きる気になれず、しばらく寝袋で待機。どりゃぁっと起きると既に7時過ぎ。ほんまは7時過ぎには歩き始めときたかってんけど、時間は戻せない、しゃーない。
どこが見行地谷出合なんか探す。地形図では高圧線より奥になっとる。栗平川沿いの道に入って前夜泊地のトンネル入口までは5分程度やった。ここからは高圧線は見えへん。ってことは未だ奥やろ。トンネルをくぐると高圧線は通り過ぎとった。で、林道対岸の谷を見ながら5分ほど進んだら 方向、地形 それらしき地点があったんで そこのカーブの出っ張りスペースに駐車。以前 来た時の この道はボコボコやったけど、かなり綺麗に整地されとる。
ガードレールを跨ぎ、植林の斜面を適当に降りていくと途中から道にブチあたり、上流側に降りていくと鉄製の橋があるので渡って小屋のある出合から遡行開始。
しばらくの間は2〜5m程度の小滝、そして釜。Y本さんは濡れるのを避け、Y口さんも それに続く。俺は別に濡れるとしても歩きやすそうなとこを選ぶ。水は そない冷たない。この辺りは結構 植林が多い。Y本さんの「俺もう飽きてきたゎ」の声が天に届いたのか、いきなり壁が立って滝が出てきた。左岸も行けそうやけど、右岸から巻いてみる。浮石が多く嫌らしいところ。落石もドカドカ。落ち口方向へのトラバースがなかなか出来ず、「落ち口より だいぶ上に上がってもたな」と思いながらも攀じっていると 下のY本さんから「おーい、ここ(落ち口方向へのトラバース)いけるんちゃうんか」と声がかかる。「行けそうやったら行って下さい」と返し、そのまま上へ。落ち口より20mくらい高度上のとこで ようやくトラバースすると、次も結構な滝が見えたぇ。斜度ゆるめのとこをテトテト降り、下まで行って滝撮影。この滝も何時間もかけないと登れそうにないと見て、戻って また巻きを続ける。小尾根地形を越え、緩い斜面を降りていくと そこは大きい二又。左又を選ぶ。
左又に入って間もなく10m以上の滝。Y本さん「水流右から直登も出来るな。俺はせんけど。」と。近くまで寄ってみようとすると、またY本さんから「”行く”とか言い出すなや」と釘を指さされる。近くで見ると水流の右に窪みがあり、そこから滝上部まで上がれる。が、そっから先はハーケンかんこんしないと登れそうにない。右岸側の斜面からとりつきダイレクトに落ち口へ。最後の数mのトラバースは念のため8mm20mロープで確保で通過。
その後も10mクラスの滝がポンポン現れる。暑い時季に来たほうがええんやろか、でも蛭の大群は嫌やしのぉ。
とあるところにプチゴルジュあり。Y本さんは突っ込むの嫌がっとったが、「いけますいけます」ゆーて突っ込み、ゴルジュの最後の滝は絶対濡れまっせってとこに来た。仕方なしにザックから合羽を出して羽織ってるとY本さんが追いついてきて「何、合羽きとんねんっ」。「せっかく ここまで濡れんと来たのに」とのことやけど、皆、合羽着てシャワークライム。その後、Y本さんの情熱に火がつき、その後しばらくの滝で一人、シャワークライムに勤しんでいた(若干、ヤケクソ気味)。とある滝では俺一人 直登でトライし詰まるが皆 先に行ってしまっていて神経をスリ減らしながらクライムダウンする場面もあった。
11時過ぎ、日差しのあるとこで昼飯を食った、谷風が少しあり、じっとしとると寒い。Y本さんにラーメンの汁を分けてもろた。
紅葉が楽しめる癒し渓の雰囲気を味わいながら歩いていくと、谷全体が立ってきた。Y口さんは先頭でガンガン登っていく。「よーあんな体力あるのー」、必死のパッチでついていくがどんどん離される。やがてザレっぽくなってきたところで右の急な枝尾根に逃げ、木を掴みながら這い上がっていくと、マーキングのある切り株がよぉけ出てきて、くじけそうになりながらも獣の踏み跡があるっぽいところを辿っていくと しばらくで尾根近くの送電塔に出た。今日は藪漕ぎなしやよーん。で、この送電塔んとこ、めっさ眺めええねん。写真とりまくりやど。天気もよかったし、七面の大グラもバッチシ見えたぇ。あの大グラ見えると なんか嬉しいねゎ。なんでかわからんけど。
しばし休憩後、稜線を目指す。つづら折りの道がついてて楽。送電塔から5分で南北に走る尾根道に出る。GPSは電波を捕捉、ちょうど地形図上の1100m地点に出た。枯葉の敷き詰められた尾根道を辿る。Y本さんの鮎足袋はズルズル滑るらしい。すぐの見晴らしのいいT字路を左にとるとモノレールが現る。そのまま東へ下って送電塔をくぐり、東方向の尾根を辿る。ここら辺から踏跡が薄ぅなってくる。平らな尾根が傾斜を強めるあたりで南東を目指そうとするが踏跡は途切れ、どこが道なんか分からんようなってもた。樹林のためGPSも入らない。送電塔あたりまで登り返してモノレールの道を選ぶ手が思い浮かんだが、降りだしたら止まらないゼって感じで植林をズルズル降りていく。植林の踏み跡っぽいところは所々に見受けられ、なるべく南東方向に降り易いとこを選んでいく。が、道からは完全に外れた模様。どうも地形図上の道より右(真南方向)にズレてもたみたい。既に標高500mまで高度を落としとる。栗平川本流は標高250〜300mほどなので あと200〜250m。よっぽど悪場が無い限り1時間もありゃ降りれるやろ。少し空が開けた平らなところに出たんでGPSの感度があるかなと見てみると 三ノ滝谷と見行地谷の間の谷に入ったみたい。”地形図上の道を目指してトラバースしていく”か”このまま降りるか”の選択肢。Y本さんに相談すると「うりゃぁと降りよ」とのことで谷筋を降りていく。間もなく高い滝の落ち口に来たので、左岸を巻いておりると その後は傾斜が緩くなり、植林を辿って栗平川本流に出た。数百m離れて高圧線・送電塔が見えるゎ。まぁでもほっとした。懸垂もせんと降りてこれたし、道から外れてもたけど、まずまずのリカバリーか?!
その後、本流遡行の醍醐味を味わい、堰堤から林道に這い上がって車に戻る。
着替えてると冷たい風が吹いてきて「もう冬やなー」という感じ。夢ノ湯で ぬくもり、西吉野で柿をゲットしてから帰宅。
・コースタイム
8:14栗平川林道見行地谷対岸P発→12:50 1100mピーク東の送電塔→14:45栗平川本流に降り立つ→15:23栗平川林道見行地谷対岸P着
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