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記録ID: 6493345
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アイスクライミング
蔵王・面白山・船形山

【蔵王】不帰の滝左岸アイスクライミング

2024年02月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
tamoshima その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:55
距離
8.4km
登り
1,258m
下り
1,246m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:46
休憩
5:09
合計
6:55
7:12
31
スタート地点
7:43
7:43
14
7:57
7:58
13
8:11
8:41
1
8:42
12:58
4
13:02
13:24
11
13:35
13:35
11
13:46
13:46
21
14:07
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
蔵王エコーラインの冬季通行止めゲート手前の駐車場に駐車。15台程度可。
コース状況/
危険箇所等
・ブルーファング及び不帰の滝は、ブルーファングを懸垂下降して取り付くのが効率的。
・不帰の滝左岸:1p目 58m IV+、2p目 50m V-
その他周辺情報 ・不帰の滝の登攀記録はWEB上にはないが、右岸左岸共に登られているらしい。今回は右岸は登攀可能なほど氷結していなかった。
・不帰の滝の水は鉄分を多く含んでいるため飲めない。また、物を錆びさせやすいため要注意。
不帰の滝を正面から:流心は凍っていないが左岸の氷は繋がっている
2024年02月24日 09:28撮影 by  SO-02J, Sony
2/24 9:28
不帰の滝を正面から:流心は凍っていないが左岸の氷は繋がっている
ブルーファングをバックに不帰の滝1p目を登るサトー:抜群のロケーション
2024年02月24日 09:50撮影 by  SO-02J, Sony
2/24 9:50
ブルーファングをバックに不帰の滝1p目を登るサトー:抜群のロケーション
1p目終了点の奥にあった滝裏の幻想的な空間
2024年02月24日 11:10撮影 by  KYG01, KYOCERA
2/24 11:10
1p目終了点の奥にあった滝裏の幻想的な空間
2p目の氷:この中央から氷柱の裏側を通って登った
2024年02月24日 11:29撮影 by  SO-02J, Sony
2/24 11:29
2p目の氷:この中央から氷柱の裏側を通って登った
2p目をフォローするサトー
2024年02月24日 12:31撮影 by  SO-02J, Sony
2/24 12:31
2p目をフォローするサトー
氷まみれになったサトーのヘルメット
2024年02月24日 13:10撮影 by  SO-02J, Sony
2/24 13:10
氷まみれになったサトーのヘルメット

感想

【計画の経緯】
 不帰の滝と言えばブルーファングは有名だが、不帰の滝自体を登攀した記録は見ない。が、登られているという噂は聞く。流心は凍っていないのに側壁だけ凍っているなんて、一体どんなのだろうか、興味深い。今年は氷結が悪いのでいけるだろうかと思っていたが、前日にブルーファングを登るついでに確認したところ、登れそうなので、連日で行くことにする。

【記録】
 アプローチは、前日のトレースを追うだけなのでさらに楽。が、風が強くて寒い。風を避けて冬季閉鎖中のトイレの陰で準備して、今日もブルーファングを懸垂下降。昨日作っておいたV字スレッドが使えるので楽。
 不帰の滝1p目は、それほど傾斜もなく登りやすそうということで、サトーリード。60mロープが58mくらいまでは出て、いざフォローを始めると、滝のしぶきが酷く、スクリューもクイックドローもハードシェルも凍り付いて、なかなか過酷。しぶきが凍った氷のためアイゼンの決まりも悪く、なんだか落ち着かない。しかもビレイ中に冷えた手足がさらに冷えて辛い… とはいえ傾斜は緩くて登りやすいのでせっせとフォローし、終了点へ。
 1p目終了点からオーバーハングした岩の裏に入れる状況だったので、風を避けて休憩するのも兼ねて、入ってみると、青い氷に囲まれた幻想的な空間。素晴らしい。アイスクライミングをやっているからこそみられる景色だ。暫し堪能して、2p目はtamoshima。あまり滝に近づくとまたしぶきを浴びまくるので、右側の氷柱を登る。が、この氷柱は上までは繋がっていなかったので、左へ行かなければならない。左側の氷柱は好都合なことに裏側を通れるようになっていたので、トラバースして裏側を通り、さらに登る。今度は氷のワイドクラックみたいなのが出てきて、狭くて登りにくい。アイスクライミングとは思えないような変なムーヴを繰り出して登り、漸く傾斜が緩む。最後は堅く締まった雪面を登っていき、雪から氷を掘り出してスクリューでピッチを切る。
 雪の斜面を少し登るともう滝上で、適当にトラバース気味に登っていくと、エコーラインに戻れた。風もだいぶおさまっていて、風が強かった昨日とは違い、今日は快適に下山。

【感想・総評】
 しぶきが酷いので快適とは言えないが、非常に特徴的で印象的なアイスクライミングができる、篤志家向けの氷瀑だった。面白い滝が登れて満足。折角蔵王まで行くなら、ブルーファングだけでなく、不帰の滝も登ってみるのもお薦めである。

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