巻機山(途中まで)
- GPS
- 07:59
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,471m
- 下り
- 1,460m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
あまりいい天気にはなりそうにないが、とりあえず巻機山の様子を見に。
1月17日以来、普通なら最も積雪の増える時期だが、ほとんど増えていない。むしろ減っているかもしれない。たいした降雪がなかったところへ、最近の凶悪とも言える高温と雨。井戸の壁のブナの根元には穴が開き、地面が見えている。その深さは1mあるかないか。この先しばらくは平年並みの気温が続くようだが、それ以降また高温傾向となれば、あっという間に雪が消えるかもしれない。壁より上のブナ林も根開きが進む。
雨と昇温でカチカチになった雪の上に新雪が10cmくらい。クトーを利かせて登る。もんやりとガスが立ち込め、視界は良くないがもやった森の雰囲気は好みなので景色を楽しみつつ。
7合目辺りまで登った時点でニセ巻は見えていたが、ガスは濃くなったり薄くなったりを繰り返し、この先いつ回復するのか確信が持てない。とりあえず1本滑ってから登り返すことに。新雪は軽いがその下の雪をガリガリ言わせつつ井戸の壁の直上まで。
シール張って登り返し。先程の箇所まで戻るが、ガスはむしろ濃くなっている感じ。
時間もあるのでイグルー練習をすることに。しかしどこも雪が薄そうで、ヤブに当たりそう。そこそこ雪がありそうなところにゾンデを挿すと積雪は1.5mあるかないか。とりあえずブロック切り出しを始めるが、表層数10cmの雪が固くてかなり力を要する。今回は専用のスノーソーを持ってきていたが、剪定用のこぎりの替刃で作った自作スノーソーだと刃が軟らかくて苦労していただろう。カチカチで硬くて重い雪は丈夫でもあった。大きめのブロックを切り出しやすく、それを半分の厚さにスライスして屋根掛け用のブロックとした。いろんな雪でイグルーづくりを経験することで本番での対応の幅も広がるのではないかと考えつつ、新たな知見を引き出しに仕舞い込む。50cmほど掘り下げると刃が何かに引っかかって抜けなくなる。やはりヤブか。ヤブを切るには剪定用替刃スノーソーがいいのだが、なかなか一長一短。
練習ということでぎりぎり横になれるかなれないかくらいの小さめのイグルーだったが、屋根もいい具合に掛かってうまく行った。先週といい本日といい、雪質はいまいちだがそれなりに成功。悪い雪でもうまいことできるようにならねば。もはやイグルーづくりに最適なかるかた雪を期待してはいけない時代になりつつある(大げさ)。
ガスの様子も変わらないので、イグルー蹴り壊して穴埋めて下山。
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