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Yamareco

記録ID: 6506798
全員に公開
ハイキング
関東

行道山浄因寺から織姫神社(足利)…五寺社の余韻

2024年02月29日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:49
距離
11.2km
登り
496m
下り
710m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:30
休憩
1:15
合計
5:45
7:47
16
スタート地点
8:03
8:03
20
8:23
8:36
10
8:46
8:46
5
8:51
9:12
18
9:30
9:34
12
9:46
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5
9:51
9:52
5
9:57
10:02
21
10:23
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6
10:29
10:35
22
10:57
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15
11:12
11:14
9
11:23
11:28
35
12:03
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10
12:13
12:13
4
12:17
12:23
2
12:25
12:31
3
12:34
12:35
3
13:04
13:04
7
13:11
13:15
16
13:31
13:32
0
13:32
ゴール地点
天候 晴れ,昼ごろからくもり。朝は2度くらい,のち10度前後。
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー
・JR足利駅〜浄因寺 タクシー3200円
コース状況/
危険箇所等
・たいへんよく整備されて歩きやすいです。鎖場や手を使うような場所はありません。
・展望は行道山頂(石尊山見晴台)と大岩山頂(剣ヶ峰)の二カ所ともすぐれています。
その他周辺情報 ・2021年2月〜3月の大規模山火事については,下記の資料が図入りで簡潔にまとまっています。
令和3年版 消防白書 栃木県足利市林野火災による被害及び消防機関等の対応状況
https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r3/topics1/63757.html
乗ってきたタクシーが去って,がらんとした無人の登山口。谷間にまだ陽がささない時間です。
2024年02月29日 07:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 7:47
乗ってきたタクシーが去って,がらんとした無人の登山口。谷間にまだ陽がささない時間です。
登り始めた石段のそばにさっそくの仏さん。
2024年02月29日 07:51撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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2/29 7:51
登り始めた石段のそばにさっそくの仏さん。
享保二十一(1736)年でした。戒名の前に「帰元」と付くのは臨済宗のならいですね… 死とは「元に帰ること」というのは英語のashes to ashesに通じます…
2024年02月29日 07:52撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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享保二十一(1736)年でした。戒名の前に「帰元」と付くのは臨済宗のならいですね… 死とは「元に帰ること」というのは英語のashes to ashesに通じます…
最初の山門です。左手の手水場は枯れていました。
2024年02月29日 07:55撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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最初の山門です。左手の手水場は枯れていました。
霊場の独特の雰囲気。仏像が三萬三千體,と称するのは「とても多い」という意味でしょう。
2024年02月29日 07:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 7:57
霊場の独特の雰囲気。仏像が三萬三千體,と称するのは「とても多い」という意味でしょう。
二つめの山門。「行道山」の扁額あり。
2024年02月29日 07:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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二つめの山門。「行道山」の扁額あり。
山門まで進むと上に狭い空がぽっかり現れて,ここで霊場の中心部に入ることを合点します。地理院地図の地名の表現からみて,「行道山」はピークの名前ではなくて,この岩に囲まれた谷間の寺院の領域を指すようです。(指道標が行道山の名を使わずに「石尊山見晴台」と書いてあるのは納得です)
2024年02月29日 07:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 7:59
山門まで進むと上に狭い空がぽっかり現れて,ここで霊場の中心部に入ることを合点します。地理院地図の地名の表現からみて,「行道山」はピークの名前ではなくて,この岩に囲まれた谷間の寺院の領域を指すようです。(指道標が行道山の名を使わずに「石尊山見晴台」と書いてあるのは納得です)
朝日が届いてぴかぴか光る岩壁に仏様。
2024年02月29日 07:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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朝日が届いてぴかぴか光る岩壁に仏様。
山門を過ぎて見あげると,ひっそり咲く紅梅の向こうに懸崖造りの清心亭。
2024年02月29日 08:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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山門を過ぎて見あげると,ひっそり咲く紅梅の向こうに懸崖造りの清心亭。
清心亭に渡る天高橋(てんこうきょう)を,過ぎた先から見上げます。
2024年02月29日 08:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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清心亭に渡る天高橋(てんこうきょう)を,過ぎた先から見上げます。
締め切った御本堂のガラスに映った清心亭。御本堂は「紫雲閣」と称されるようです。
2024年02月29日 08:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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締め切った御本堂のガラスに映った清心亭。御本堂は「紫雲閣」と称されるようです。
御本堂の右手をすこし登って,熊野堂の前から見た境内。観光案内で一番よく見るアングルはこれ。いまはまだ冬枯れで,
2024年02月29日 08:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 8:11
御本堂の右手をすこし登って,熊野堂の前から見た境内。観光案内で一番よく見るアングルはこれ。いまはまだ冬枯れで,
無住になったお寺さんには動くものひとつなく,鐘楼や清心亭への道は傷んだままで遮断され,東屋は乱雑で使えず... 荒廃気味の境内がとても寂しい感じです。
2024年02月29日 08:12撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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無住になったお寺さんには動くものひとつなく,鐘楼や清心亭への道は傷んだままで遮断され,東屋は乱雑で使えず... 荒廃気味の境内がとても寂しい感じです。
熊野堂の一段上に,歴代のお坊様の墓所らしい広場があり,岩の前に朱塗りの建物がありました。なにをお祀りしているのかの説明はありませんでした。これが行基上人分骨入定塚では…?
2024年02月29日 08:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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熊野堂の一段上に,歴代のお坊様の墓所らしい広場があり,岩の前に朱塗りの建物がありました。なにをお祀りしているのかの説明はありませんでした。これが行基上人分骨入定塚では…?
さらにちょっと登ると,岩場の頂上の「寝釈迦」エリアで,これを「行基上人の分骨入定の地である奥の院」と説明する資料が多いです。こちらの仏像はどれも思わず見入る彫りの深さに思います。
2024年02月29日 08:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 8:33
さらにちょっと登ると,岩場の頂上の「寝釈迦」エリアで,これを「行基上人の分骨入定の地である奥の院」と説明する資料が多いです。こちらの仏像はどれも思わず見入る彫りの深さに思います。
たとえばこのイケメンな仏様。六臂(腕が六本)でこの衣装・姿勢は,金剛夜叉明王様でしょう。いかにも悪霊と戦ってくれそう。腕が六本な仏様のお姿は,すべての生き物(六道)に与える救済のあらわれだそうです。
2024年02月29日 08:33撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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たとえばこのイケメンな仏様。六臂(腕が六本)でこの衣装・姿勢は,金剛夜叉明王様でしょう。いかにも悪霊と戦ってくれそう。腕が六本な仏様のお姿は,すべての生き物(六道)に与える救済のあらわれだそうです。
寝釈迦エリアを過ぎると,霊場としての行道山域を脱して,普通の?山道になります。るんるんなお天気です。
2024年02月29日 08:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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寝釈迦エリアを過ぎると,霊場としての行道山域を脱して,普通の?山道になります。るんるんなお天気です。
日陰の霜柱を踏みながら,石尊山見晴台(ヤマレコ上の行道山)にとうちゃく。無風快晴できゃっほう!な眺めです。
2024年02月29日 09:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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日陰の霜柱を踏みながら,石尊山見晴台(ヤマレコ上の行道山)にとうちゃく。無風快晴できゃっほう!な眺めです。
山々を右から順に。
奥白根山,錫ヶ岳,皇海山,袈裟丸山,
2024年02月29日 08:54撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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山々を右から順に。
奥白根山,錫ヶ岳,皇海山,袈裟丸山,
赤城山は大きくて堂々,右下が石尊山。この場所が「石尊山見晴台」なのは,この地域の山岳信仰で行道山と対になる拠点は石尊山だということなのでしょう。
2024年02月29日 08:54撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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赤城山は大きくて堂々,右下が石尊山。この場所が「石尊山見晴台」なのは,この地域の山岳信仰で行道山と対になる拠点は石尊山だということなのでしょう。
赤城と榛名の間,横手山のトンガリと本白根山にはさまれて白根山のまっ白な斜面。日光の奥白根山ともども,「白根」という名前がそのものずばりなのだと納得。榛名山掃部ヶ岳の肩にちろっと白い四阿山が見えてます。そしてちょうど中景に大きく,正月に登った彦谷湯殿山の馬蹄形の尾根を横から展望です。
2024年02月29日 08:54撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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赤城と榛名の間,横手山のトンガリと本白根山にはさまれて白根山のまっ白な斜面。日光の奥白根山ともども,「白根」という名前がそのものずばりなのだと納得。榛名山掃部ヶ岳の肩にちろっと白い四阿山が見えてます。そしてちょうど中景に大きく,正月に登った彦谷湯殿山の馬蹄形の尾根を横から展望です。
そして浅間山。ここは栃木ですが群馬の名山がずらーり見えました。
2024年02月29日 08:54撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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そして浅間山。ここは栃木ですが群馬の名山がずらーり見えました。
景色の左端は,八王子丘陵ごしに蓼科山~赤岳の八ツ主稜。左手前は東西の御荷鉾山,赤縄名山に御座山など,秩父の険しい山々。いい景色ですー◎
2024年02月29日 08:54撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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景色の左端は,八王子丘陵ごしに蓼科山~赤岳の八ツ主稜。左手前は東西の御荷鉾山,赤縄名山に御座山など,秩父の険しい山々。いい景色ですー◎
ところでこの山頂の山名盤,浅間山のシルエットに「榛名山」と書いてあるのはご愛敬か... 眺めを堪能して先へ進みます。
2024年02月29日 09:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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ところでこの山頂の山名盤,浅間山のシルエットに「榛名山」と書いてあるのはご愛敬か... 眺めを堪能して先へ進みます。
尾根筋の露岩は硬いチャートです。ミニなステゴサウルスの連なり。
2024年02月29日 09:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 9:18
尾根筋の露岩は硬いチャートです。ミニなステゴサウルスの連なり。
この岩には「しし岩」とプレートが置いてありました。このたてがみは「ジャングル大帝」クラスですね。
2024年02月29日 09:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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この岩には「しし岩」とプレートが置いてありました。このたてがみは「ジャングル大帝」クラスですね。
ほどなく大岩山山頂(剣ヶ峰と表示あり)です。
2024年02月29日 09:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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ほどなく大岩山山頂(剣ヶ峰と表示あり)です。
ここからは,石尊山見晴台と同様に群馬側の山々が見渡せるほか,南側の展望もあります!
2024年02月29日 09:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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ここからは,石尊山見晴台と同様に群馬側の山々が見渡せるほか,南側の展望もあります!
今日の不二子ちゃんはちょびご機嫌ナナメで,お姿ではなく,まとった雲で存在感を示してくれてます。やるなぁ。不二子ちゃんと重なってるスカイラインは蕎麦粒山あたり。少し右側手前に武甲山の採石場がよい目印です。そして右へ,酉谷山,雲取山と続き,画面右の見切れは三峰山の芋木ノドツケと白岩山です。この角度は長沢背稜をちょうど真横から見るゴージャスな角度。富士の左へは,川苔山と御前山が目立ち,ちょっと離れて左端の見切れは大岳山です。奥多摩北部オールスターズすごいー。
2024年02月29日 09:32撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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今日の不二子ちゃんはちょびご機嫌ナナメで,お姿ではなく,まとった雲で存在感を示してくれてます。やるなぁ。不二子ちゃんと重なってるスカイラインは蕎麦粒山あたり。少し右側手前に武甲山の採石場がよい目印です。そして右へ,酉谷山,雲取山と続き,画面右の見切れは三峰山の芋木ノドツケと白岩山です。この角度は長沢背稜をちょうど真横から見るゴージャスな角度。富士の左へは,川苔山と御前山が目立ち,ちょっと離れて左端の見切れは大岳山です。奥多摩北部オールスターズすごいー。
南に見える伐採地のある尾根筋は大岩山から南西に分かれる尾根で,これから進む両崖山に続く尾根とは違います。街場までの距離感がつかめてきます。
2024年02月29日 09:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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南に見える伐採地のある尾根筋は大岩山から南西に分かれる尾根で,これから進む両崖山に続く尾根とは違います。街場までの距離感がつかめてきます。
大岩山から下り切ったところに,「浄因寺さんへの捲き道」の分岐(写真の右方向)がありました。調べると,通る方がけっこうおられます。へぇーいろいろなルートありますね。。。
2024年02月29日 09:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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大岩山から下り切ったところに,「浄因寺さんへの捲き道」の分岐(写真の右方向)がありました。調べると,通る方がけっこうおられます。へぇーいろいろなルートありますね。。。
大岩山多聞院最勝寺さん(真言宗)の毘沙門天本堂に立ち寄りします。最勝寺さんは浄因寺さんと同じく行基上人の開山との伝承です。
2024年02月29日 09:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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大岩山多聞院最勝寺さん(真言宗)の毘沙門天本堂に立ち寄りします。最勝寺さんは浄因寺さんと同じく行基上人の開山との伝承です。
ご本堂の脇のこの石碑が目を引きました。奉造立須弥壇供養石とて,享保十六(1731)年の堂内須弥壇造営の記念碑のようです。朝イチで見た仏像も享保年間のものでした。18世紀前半が,この山域の寺院群の最盛期(のひとつ)だったのか...
2024年02月29日 09:58撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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ご本堂の脇のこの石碑が目を引きました。奉造立須弥壇供養石とて,享保十六(1731)年の堂内須弥壇造営の記念碑のようです。朝イチで見た仏像も享保年間のものでした。18世紀前半が,この山域の寺院群の最盛期(のひとつ)だったのか...
尾根筋に戻って先へ進みます。歩きやすい気持ちのよい道がつづきます。旧字の「縣」なのは,どんだけ古い杭?
2024年02月29日 10:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 10:19
尾根筋に戻って先へ進みます。歩きやすい気持ちのよい道がつづきます。旧字の「縣」なのは,どんだけ古い杭?
大岩山の次のこのピークは,黒岩山というらしいです。この先,いくつもの小ピークを越えていきます。
2024年02月29日 10:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 10:22
大岩山の次のこのピークは,黒岩山というらしいです。この先,いくつもの小ピークを越えていきます。
を。ちょうど北関東道のトンネルの真上です。こういう場所でムダにテンションあがるのが私です(^^;。この近くにあったのが「第二ベンチ」と呼ばれるものでした。
2024年02月29日 10:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 10:30
を。ちょうど北関東道のトンネルの真上です。こういう場所でムダにテンションあがるのが私です(^^;。この近くにあったのが「第二ベンチ」と呼ばれるものでした。
露岩はずっとチャートです。ときにきれいな層状をしています。
2024年02月29日 10:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 10:35
露岩はずっとチャートです。ときにきれいな層状をしています。
この細かいクリーム色の泥がジュラ紀の暗黒の太平洋の海底に沈み積もったんですね...ニ億年くらい前に...そんな石の上に自分らが住んでいることも不思議ですが,そんなことをわかる人間の知恵も不思議だなーと。
2024年02月29日 10:36撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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2/29 10:36
この細かいクリーム色の泥がジュラ紀の暗黒の太平洋の海底に沈み積もったんですね...ニ億年くらい前に...そんな石の上に自分らが住んでいることも不思議ですが,そんなことをわかる人間の知恵も不思議だなーと。
最初はまったくわかっていませんでしたが,ここまできてようやく気づきました。「赤と黒の御影石の棒の長さの比率」が,いまコース上のどこにいるかを示していることを。。。歩き始めてちょうど3時間経つのに,まだ半分も来てないやん...?
2024年02月29日 10:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 10:46
最初はまったくわかっていませんでしたが,ここまできてようやく気づきました。「赤と黒の御影石の棒の長さの比率」が,いまコース上のどこにいるかを示していることを。。。歩き始めてちょうど3時間経つのに,まだ半分も来てないやん...?
「小天狗」への分岐をわけます。天狗山が右前方に見えてきました。
2024年02月29日 10:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 10:50
「小天狗」への分岐をわけます。天狗山が右前方に見えてきました。
「雷電神社分岐」の手前でふり返る大岩山。つんつんとがってます。
2024年02月29日 10:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 10:56
「雷電神社分岐」の手前でふり返る大岩山。つんつんとがってます。
「雷電神社分岐」まで来ると,両崖山の急斜面のシルエットがようやく見えてきます。かっこいー。
2024年02月29日 10:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 10:58
「雷電神社分岐」まで来ると,両崖山の急斜面のシルエットがようやく見えてきます。かっこいー。
両崖山に向かって細くなった尾根を進みます。わくわく。
2024年02月29日 11:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 11:01
両崖山に向かって細くなった尾根を進みます。わくわく。
ここが「第一ベンチ」で,天狗山も,
2024年02月29日 11:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 11:08
ここが「第一ベンチ」で,天狗山も,
振り返る大岩山も,よく見えます。
2024年02月29日 11:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 11:08
振り返る大岩山も,よく見えます。
そして天狗山の左は金山ごしに遠く,三つの山頂が並ぶ甲武信ケ岳,そして左へ破風山・雁坂嶺,ちょっと離れて水晶山・古礼山。奥秩父の最奥部が見れましたー◎
2024年02月29日 11:10撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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2/29 11:10
そして天狗山の左は金山ごしに遠く,三つの山頂が並ぶ甲武信ケ岳,そして左へ破風山・雁坂嶺,ちょっと離れて水晶山・古礼山。奥秩父の最奥部が見れましたー◎
ほどなく今日最後の目だったピークの両崖山です。両崖山は中世には山城で,登りの最後は深ーい空堀を越えていきます。
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ほどなく今日最後の目だったピークの両崖山です。両崖山は中世には山城で,登りの最後は深ーい空堀を越えていきます。
両崖山上の御嶽神社さんは「おんたけ」さんです。こちらは幕末の1840年代に,地元の御嶽信者さんが勧請し,神習教・足利丸信支教会(丸信講)を組織されてお祀りされているそうです。
2024年02月29日 11:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 11:25
両崖山上の御嶽神社さんは「おんたけ」さんです。こちらは幕末の1840年代に,地元の御嶽信者さんが勧請し,神習教・足利丸信支教会(丸信講)を組織されてお祀りされているそうです。
この一角の奥は日本武尊様の碑でした。
2024年02月29日 11:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 11:26
この一角の奥は日本武尊様の碑でした。
神社さんの下の新しい(火災後に作られた)多角形ベンチから足利市街。ここまで来るといきなり町中に出たも同然な雰囲気で,歩かれる人の数も各段に増えて,これまでとがらっと雰囲気が変わります。
2024年02月29日 11:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 11:34
神社さんの下の新しい(火災後に作られた)多角形ベンチから足利市街。ここまで来るといきなり町中に出たも同然な雰囲気で,歩かれる人の数も各段に増えて,これまでとがらっと雰囲気が変わります。
この尾根の先端がゴールの織姫神社さんです。お天気は持っており,このあと30分ほどは陽が射していました。
2024年02月29日 11:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 11:34
この尾根の先端がゴールの織姫神社さんです。お天気は持っており,このあと30分ほどは陽が射していました。
振り返ると男体山・女峰山。
2024年02月29日 11:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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振り返ると男体山・女峰山。
チャートの岩肌に自分の好きな黄色いコケ。
2024年02月29日 11:41撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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2/29 11:41
チャートの岩肌に自分の好きな黄色いコケ。
両崖山から織姫神社さんまで,露岩が多い道が続きます。
2024年02月29日 11:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 11:51
両崖山から織姫神社さんまで,露岩が多い道が続きます。
織姫公園に入りました。山上にいくつか古墳が認定されています。古墳,奈良時代から続く寺院,中世の山城,近世の神社さん...いろいろな時間が詰まったコースです。
2024年02月29日 12:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 12:14
織姫公園に入りました。山上にいくつか古墳が認定されています。古墳,奈良時代から続く寺院,中世の山城,近世の神社さん...いろいろな時間が詰まったコースです。
公園のレストラン棟の前にたたずむ像。いい感じ。(戦前に技術官僚から始まって大阪・京都知事をも歴任し,戦後は造園界の大御所として務められた足利ご出身の方です)
2024年02月29日 12:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 12:16
公園のレストラン棟の前にたたずむ像。いい感じ。(戦前に技術官僚から始まって大阪・京都知事をも歴任し,戦後は造園界の大御所として務められた足利ご出身の方です)
華やかな織姫神社さんでストックをしまいました。最後の下りです。途中に大山阿夫利神社さんが勧請されています。足利では江戸時代に大山講が盛んだったらしいです。
2024年02月29日 12:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 12:20
華やかな織姫神社さんでストックをしまいました。最後の下りです。途中に大山阿夫利神社さんが勧請されています。足利では江戸時代に大山講が盛んだったらしいです。
この階段を降りると山道はぶじ終了。なお,たしか織姫神社さん境内にあった展望解説板に「南アルプス」が見えることになっていましたが,さすがにそれは間違いでしょう。。。
2024年02月29日 12:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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この階段を降りると山道はぶじ終了。なお,たしか織姫神社さん境内にあった展望解説板に「南アルプス」が見えることになっていましたが,さすがにそれは間違いでしょう。。。
「さいこうふれあいセンター」さんの片隅に残る二宮尊徳像を前景に,天狗山と両崖山。間にこの木なんの木。私が通った小学校にはありました,尊徳像。
2024年02月29日 12:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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「さいこうふれあいセンター」さんの片隅に残る二宮尊徳像を前景に,天狗山と両崖山。間にこの木なんの木。私が通った小学校にはありました,尊徳像。
森高千里さんその1。
2024年02月29日 12:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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森高千里さんその1。
森高千里さんその2。

こんな,文字を追っただけで涙が出てくるようなせつない文字列を,人はどうして書けるのでしょうか。
2024年02月29日 12:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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森高千里さんその2。

こんな,文字を追っただけで涙が出てくるようなせつない文字列を,人はどうして書けるのでしょうか。
「ばんな寺」さんの漢字は誰も読めないので,ロードサインもひらがなです。
2024年02月29日 13:06撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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「ばんな寺」さんの漢字は誰も読めないので,ロードサインもひらがなです。
ばんな寺さんの多宝塔。元禄の再建だそうです。こちらの梅は終わっていました。境内は開放的で庭園公園のようになっており,足利市民がうらやましいと思いました。
2024年02月29日 13:10撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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ばんな寺さんの多宝塔。元禄の再建だそうです。こちらの梅は終わっていました。境内は開放的で庭園公園のようになっており,足利市民がうらやましいと思いました。
そして向こうに国宝のご本堂。北関東3県・新潟県以北で建造物の国宝指定は8カ所しかありません。そのひとつ。※複数指定のある瑞巌寺・日光をそれぞれ1か所と数えれば。
2024年02月29日 13:11撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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そして向こうに国宝のご本堂。北関東3県・新潟県以北で建造物の国宝指定は8カ所しかありません。そのひとつ。※複数指定のある瑞巌寺・日光をそれぞれ1か所と数えれば。
ご本堂のお賽銭箱の脇に,「猫のおみくじ」がありますけど?マジですか?! この不意打ちに,私の今日の半日が,このにゃんこさんにのきなみ回収されていくような,そんな気持ちになりました。ありがとうございました。
2024年02月29日 13:14撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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ご本堂のお賽銭箱の脇に,「猫のおみくじ」がありますけど?マジですか?! この不意打ちに,私の今日の半日が,このにゃんこさんにのきなみ回収されていくような,そんな気持ちになりました。ありがとうございました。

感想

半年ほど前にこの計画を構想しはじめてから当日の朝まで,「早春の気持ちの良い里山の尾根歩き」がテーマでした。実際,お天気に恵まれ,展望のある,明るい,期待どおりの楽しい尾根歩きでした。でもそれ以上に,現地にいくまではほとんど関心のなかった,コース上の五か所で通過した寺社の来歴・たたずまいが,重めに心に残りました。浄因寺さんの,荒廃寸前の予感はよそ者ながらいたましく,同時に能因→西行→芭蕉の「なくなったものを愛惜する系譜」みたいなものが脳内をよぎりました。そして最後のにゃんこさんおみくじの不意の打撃は,強烈な印象を残しました。

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