黒滝山、白滝山(さくら堂〜黒滝山〜白滝山〜さくら堂)【竹原市、広島県】
- GPS
- 01:57
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 458m
- 下り
- 462m
コースタイム
- 山行
- 1:18
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 1:51
さくら堂下の駐車場 1353 ― さくら堂脇の登山口(A) 1356 ― 乃木将軍腰掛けの岩 1400 ― 霊水池 1403 ― 幸福の鳥居 1406 ― 休憩所 1407 ― 観音堂・山頂ひろば分岐点 1414 ― 観音堂 1415 ― 山頂ひろば 1418 ― 黒滝山 1423/1429 ― 尾根道に合流(B) 1434 ― 尾根道正面道の分岐点(C) 1440 ― 林道横断 1445 ― 展望台 1458/1501 ― 龍泉寺 1504 ― 白滝山 1509/1519 ― 龍泉寺 1523 ― 龍泉寺駐車場 1527 ― 貧乏山分岐 1530 ― 尾根道と正面道の分岐点(C) 1536 ― 尾根道に合流(B) 1541 ― さくら堂脇の登山口(A) 1550 ― さくら堂下の駐車場 1551
●行動時間 1:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(広島の家=さくら堂下の駐車場) さくら堂下の駐車場―黒滝山―白滝山―さくら堂下の駐車場 (さくら堂下の駐車場=広島の家) ●登山口へのアクセス ○さくら堂下の駐車場 ・山陽道「本郷IC」、「河内IC」、国道2号いずれからであれ、県道59号で忠海へと南下する。忠海の街へと進む手前で「黒滝山」を案内する標示に従い左折。道なりに約1.4km進むと道路脇に駐車スペースがある ・数台程度だが駐車できる。無料 ・JR呉線の忠海駅から歩いても20分程度の距離 ○白滝山龍泉寺駐車場 ・先ほど同様に変動59号を南下するが、黒滝山よりも手前の「甲原橋」交差点で県道75号へと左折。やがて現れる「国立公園白滝山龍泉寺」を案内する標示に従い右折し登坂。行き着いたところが龍泉寺駐車場 ・使っていないので不詳だが、20台程度は駐車できそうに見えた (いずれの記述も2024.3現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○さくら堂〜黒滝山 ・よく整備された道。コンクリート舗装もある。土の木段は、土痩せのために歩きにくいところもある ・標示は頻繁に現れる。また、観音さまなど名付けポイントも多数ある ○黒滝山〜正面の尾根〜白滝山 ・黒滝山山頂から両山を結ぶ尾根道までは山道らしい道姿。木段主体の急下降道 ・両山を結ぶ尾根道は平坦な山道。道は明瞭。分岐には道標もある。ただし、行き先は至近のものしかないものもあるので、地図との併用が望ましい ・そこから白滝山正面の尾根道へは、一旦下降し林道を渡って登り返しとなる。正面の尾根道は途中からは遮るものの少ない見晴らしの良い道となる。下りであれば、ずっと多島美を眺めながらの歩行となるので、下りでの使用がいいのかもしれない ・龍泉寺から山頂へは、龍泉寺本堂の左手にある登り口からコンクリート舗装の細道を上がる ○白滝山〜駐車場〜尾根道〜さくら堂 ・龍泉寺から駐車場までは舗装路。ただし駐車場側には車止めがあるので、乗り入れはできない ・駐車場からは一旦登り返して尾根道となる。あとは平坦な山道が続く ・黒滝山への道を分けたあとも、巻き道は山道が続く。途中からは行きと同様に黒滝山の観音さまも現れて、行きに利用したさくら堂の登山口の更に左手に顔を出す (いずれの記述も2024.3現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○コンビニエンスストアは。上記ルートで自動車利用の場合には、国道2号から県道59号へと入る交差点付近にある。また忠海の街中にもある ○飲食店は忠海にもあるようだが、本郷周辺のほうが多そう ●日帰り温泉 ・近隣に日帰り入浴施設はなさそうだ ●ほか ・忠海からは、ウサギの島として有名になった大久野島に行くことができる。船便は昼間帯1〜2時間ごとに7便 (いずれの記述も2024.3現在) |
写真
感想
午前中の雪や寒さも緩んだ午後に沿岸の山へと向かった。
黒滝山は、因島の白滝山と生口島の観音山(火瀧山)とともに白黒緋の三嶺三大観音と崇められている。先に観音山に登った際にその旨の掲示を見た。てっきり、ここの白滝山かと思ったら、因島にある白滝山のことらしい。
山越えをして忠海へ。山際のうねうねとした道を進んで駐車場へ。駐車場は墓地の駐車場にもなっており、先客はお墓参りの方であった。
ここもすでに見晴らしがあり、帰りに出会った地元の方は、ここからの眺めで十分に満足ともいわれていた。それだけ山が海際まで競った地形ということだ。
さくら堂の下には毎日登山の出発拠点があり、この山が地元でよく歩かれていることが分かる。黒滝山への道すがらにも、多数ある観音さまだけではなく、乃木将軍腰掛け石や平山郁夫画伯が描いた眺望など、近代の由緒も記されている。
この山の観音さまはもっぱら石板の磨崖仏のようだ。小ぶりだが、多数ある。
それらを楽しみながら進む。眺望の良い観音堂、天照皇大神を祀る宗忠神社のある山頂ひろばを経て山頂へ。山頂手前には社寺巡礼の最後、出雲大社と大峯神社が同居した大岩がある。いっぽう山頂には大岩があるものの、小さな山頂標示以外はあまり目立った設えはない。
一息ついて、白滝山へ。白滝山のほうがこちらよりも一段背が高いので、こちらから見ても山頂部の龍泉寺は上に見える。山頂部の岩がちな険しい光景を一瞥し、一旦下降。尾根道に出会ってそれを伝って白滝山へと接近していく。
上りに正面の尾根道を選んだが、ずっと眺望の利く上りだったので、帰りに歩いた方が気分良く歩けるのかもしれない。龍泉寺のすぐ手前には展望台も設けられている。
龍泉寺にお詣りをして、本堂脇から山頂を目指す。よく手入れをされた舗装路を上っていくと、山頂直下の八畳岩という大岩を巻くようになる。その岩には様々な磨崖仏が形作られており、中にはユーモラスな表情のものもある。修行の果てに見るものではあろうが、往事の人間味を感じるものでもある。
山頂からは文字通り360度の絶景が広がる。黒滝山越しの多島美は言うに及ばず、県央の鷹ノ巣山や呉の山々も見えている。
八畳岩以外にも小高い岩があり、どこが最高地点かはよく分からないが、いずれも容易に登ることができる。それぞれに登り、抜群の展望を楽しんだ。
下山は龍泉寺駐車場を経由して尾根道を直線的に下降。途中からは、再び黒滝山の観音さま群が現れ、目につくところでは手を合わせながら登山口へと戻った。
低山だが、四方を見渡す展望の良さが際立つ山であった。
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