ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 651787
全員に公開
沢登り
大峰山脈

芦廼瀬川 笠捨谷 ゴルジュF1 F2 直登〜20m滝まで

2006年09月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
3.7km
登り
270m
下り
267m
過去天気図(気象庁) 2006年09月の天気図
アクセス

感想

https://powttonchaan.wordpress.com/2006/09/03/芦廼瀬川-笠捨谷-ゴルジュf1-f2-直登〜20m滝まで/

高さは無いが水流のキツい滝登り と ナメ。そして ゐざさ寿司 と たこ焼き。


一緒に行った人…Y口さん
時間行程
7:40白谷池郷林道R425分岐駐車地発 → 7:49芦廼瀬川本流(堰堤前) → 8:04笠捨谷出合 → 8:19 F1滝下 → 9:00 F1リード登攀了 → 9:15 F1セカンド登攀了 → 10:15 F2リード登攀了 → 10:50 F2セカンド登攀了 → 10:50〜11:15 休憩 → 11:57 R425橋下 → 12:32 20m滝下(ここからピストンで引き返す) → 13:12 R425橋袂に上がる → 13:22 白谷池郷林道R425分岐駐車地着
写真
前日までの経緯
 この土曜は1ヶ月位前からバドミントンの約束があった。少し前まで長いこと一緒に仕事してた人と会えるっちゅうので楽しみやった。日曜は特に予定は無かった。天気予報を見るとガンガン晴れ模様。こんな日ぃに谷に行かない手ぇは無い。アメダス降雨量の奈良県南部の木曜の記録を覗くと、結構降ってる。んじゃー、白川又川本流は無しやな。となると…某谷の下降に向かおうかな。一人で行こうか…、何人か電話してみるとY口さんが釣れた。
 んでから、バドミントン。チャリで30分ほどの体育館に向かう。ヘトヘト。暑い。熱中症か?いや、少し塩も入れた水を こまめに飲んでたけど。それにしても暑い。
 2時間で終了、シャワーを浴びて、東三国の お好み焼きへゴー。生ビールさいこー!3杯のんだかな。でも一人2500円で済んで良かった。でも、俺、もうちょっと払うべきやったかも?!
 で、酔っ○いチ○リ運○で帰宅し、急いで用意して Y口さんを待つ。
 21時半蛍池発。吹田ICから近畿道。リッチに南阪奈道。五条のあたりで電光掲示板に「十津川村上野地通行止」って出てる。上野地って どこやったかな?!まー迂回路とかで なんとかなるやろ。
 サークルKで食料調達し、レッツラゴー。5分ほど進むと、なんか警察みたいなんに止められる。スピード違反の取締り?!?!?
 と思ったら、警備のオッチャンかなんかで、「十津川村に行かれへんでー、新宮に抜けられへんでー、分かるやろー」って言うたはる。「どこまで入れるんすか?」と聞くと
道路地図のコピーに×入れてたあるヤツをくれた。なぬー、谷瀬の吊橋あたりまでしか行かれへんやん。えーーーー。どないしょー。
 Y口さんと相談。旭ノ川流域に行き先変えましょか、それとも池原まわりで予定通りのトコ行きまひょか。Y口さん「どっちゃでもいいっすよ」とのこと。「え゛ーーー、ほんまに どっちゃでも えーのー?」「じゃー、池原まわりで予定通りの場所いこか」「3時頃には着くかなー」
 R425に入り、1時頃、芦廼瀬川左岸まで来た。Y口さん「ガソリン足るかなぁ」。計算すると、ギリギリっぽい。帰り、池原あたりで給油でけたら問題ないけど、7時頃までに閉まってまうやろし、なんかトラブって下山が遅ならんこともないとはいえない。うむ…、安全策を取ろー。ってことで、これ以上 奥突っ込まずに、今いるすぐ近くの谷か上北山方向へ戻る道すがらにある谷…、笠捨谷はどや!すぐ近いど。ここは今年のGW明けに男前はんと来てんけど、その時は最初の二つの滝を巻いてしもてたが、巻きつつも「あれ、登れるんちゃうかなぁ」と思ってて、直登してみたいと考えとってん。そーと決まれば話は早い。白谷池郷林道の分岐まで5分ほどで戻る。レガシーが一台と、チャリが2台デポしたある。芦廼瀬川遡行チームが2つ居るんやろか?!テン泊。結構 冷えるなー。缶ビール1杯のみグビっ。Tシャツ・短パンとシュラフカバーのみ。寒いかなー。
当日
 寒ぅて目覚める。Y口さんは羽毛寝袋にフリースまで着用して すやすや寝ていたようや。風邪ひいてへんかなー、俺。ま、えっか。
 準備をする。先週 白川又川で撤収時のシュリンゲ類回収のためにテープシュリンゲを途中で結び目作ってアブミにしてんけど、その結び目がほどけない。Y口さんに頼むと、車載のドライバーで うまいことほどいてくれた。今日の核心部は この「結び目ほどき」かな。
 通い慣れたガレを降りていく。芦廼瀬川本流の水量は通常程度。狼返しで軽く飛び込み。じきに笠捨谷出合や。なんにしろ、今日は快晴や。快晴のもと、沢登りが出来る。笠捨谷の滝は…、いやー、結構 お水 流れてまっせ。今年ここ見るの三回目やけど、今日が一番 水量多いがな。げげー。本流は大したことないのに支流は多いってこともあんやのぉ。
 さー、鵜飼の鵜にチャレンジやー。「水流きついとこは幅狭なっとるから突っ張りで行ったら行けるかも。」と唆し、Y口さんガンバ、Y口さんガンバ!
 結構しぶとく粘っていたが、流れのきついとこを越えられず、戻ってきた。
 次はオッチャンが行きまっせー。水流、前よりキツかったけど、突っ張れば、なんとかいけた。で、Y口さんを引き上げる。
 さー、作戦タイムやー。それより何より寒いなー。寒い寒い。寒いがなー。
 この滝、F1、近くで見ると、斜度緩いのよ。緩斜面よ。まこちゃん流に省略すると「かんしゃ」。
 男らしく?!水流の中央を登るどー。でも、確保なしで行くのは ちょっとなー。流れの中でボルト打つんも寒そうやしなー。
 よし、滝落ち口手前の左岸のリスにハーケンを打ち、そこで確保してもらう。で、要するに途中まではトップロープ状態で登るわけ。最後2〜3mが、気合でこなす区間や。まず、適切なリスを探すんが大変や。まーなんとか見つかった。ハーケン2枚とフレンズ一個つこたな。途中で詰まったとき用にハーケンだけやのうてジャンピングやボルトもスグ使える状態にしておく。で、Y口さんに確保してもらい、まずは下に降りる。水流の真ん中に立つ。気ぃ抜いたら足ごとさらっていかれそうや。でも、岩とアクアステルスのフリクションは悪くない。途中まで順調。だんだん立ってくる。手ぇで、岩の凹凸を確かめ、慎重に足を置く場所を選ぶ。ド真ん中や。手ぇで探るとフラットな場所がある。そこに両足とも載せちゃう。安定度抜群や。あと残り1m。えい!立ちこんだ。立ち込めた。後ろ足も持ってくる。終わりー。終了。なんてこたーなかったなー。割合 楽勝。
 この後、Y口さんをセカンドビレイするための支点作りが結構大変やった。これもハーケン2枚とフレンズで作成。Y口さんも なんとか登ってきた。
 さー、次や。お次のほうが問題や。結構 立っててツルツルの様に見えるけど でも、近くで見てみたら登れるんちゃうか。最悪、ボルトも持ってきたーるし…。
 Y口さんに確保してもらい、次の滝の水流の右側に泳いでとりついた。右側、流れ結構あるけど、わりかし浅くて簡単に立てた。で、水から上がってY口さんを引っ張って水揚げする。
 ここから直登は無理や。対岸に渡ろう。滝の勢いはエゲつない。叩き落とされそうや。えいっ!なんとか対岸に渡れた。グリップビレイしてY口さんも来る。やっぱり、予想どおり傾斜は緩い。が、斜面はヌルヌル。どやろか。たわしでコスりながら登れるか。Y口さんに「行ってみる?」と聞く。「へい」と突っ込む。かに見えたが、出だしで躊躇している。で、交代。Y口さんの躊躇する気持ちは よー分かる。とにかくヌルヌルで足を踏みだす先も なんか滑りそうやし…、んーー。もっかい水流の右手に戻ってみた。で、滝下をくぐる、えいー、タタキ落とされる。さほど深くない。んがー、んがー、水流の左側に這い上がれた。はー、やっと一歩前進や。こっから どう行く?もう1mほどトラバースしたいねんけど、やってみたら、水流にタタキ落とされて また戻ってきた。2〜3回やったがダメで諦める。とりあえず ちょっと登ってからトラバることにする。で、クラックにハーケンやらフレンズやら突っ込んで、2〜3mほど登ってからトラバース。で、また登って、滝落ち口近くへトラバースできそうな30cm弱のバンドが見つかるが、支点がとれそうにない。ボルト打つ?!でも時間かかるし、寒いし。もう少し上にあがれば支点とれそうや。上で支点とっといたらいけるやろ。また、上に上がってハーケンで支点をとる。で、一旦おりて、トラバース。おーーーーー、行けそうな気がしてくる。あと少し。落ち口の傾斜は緩い。あとはフリクション次第や。滑ったとしても振り子のように戻るだけや、あの一番上のハーケンが もってくれたら…やけど。
 バンドから踏み出してみる。滑らない。だろう。もう一歩 踏み出した。まだいける。あと二歩、えいえいっ。もう大丈夫。やったー!!!!黒蔵のカンタロウ滝手前の滝を登って以来の感動が湧いてくる。
 上のほうの木ぃで支点をとり、Y口さんに「一番上のハーケンは残置していい」と言ったが水音で よく聞こえなかったみたい。結局 全部 回収して なんとか登ってきはった。途中「紐ゆるめてー」ビービービー。の笛3回があった。
 はー、なんとかボルト使わずに直登でけた。
 それにしてもエエ天気。
 あとは ちょくちょく休憩しつつ のんびり遡行。橋の下に着いたのが未だ昼前やったんで、Y口さん「14時に上がりまひょ」とのことで、もう少し奥まで探索。ここは以前、HGMさん、SWさんと来たところや。懐かしい。前に来た時のほうが苔がよーけあったような気もするが、気のせいかな。次から次へと繰り出されるナメを快適に歩いて20m滝のとこまで行き、滝に打たれて、戻ってきた。
 この日のきなりの湯は空いてて最高。あぁシヤワセ。
 きなりの湯を上がって大広間の太い梁や柱を見ながら一寝入り。その後の帰り道、本日のメーンエベント。R169の吉野以南を通ったことのある人なら誰もが目にしているんやないやろか。各電柱にかかる黄色地に黒字の”ゐざさ寿司”の小さい看板。あの看板の数の多さは一旦 何事? かねてからの懸案であった、”ゐざさ寿司”探索が本日ようやく執り行われた。河合のお店。1個120円。まぁそんなに高くはないわな。笹に包まれている、”ゐざさ”の”ざさ”は笹のことか。酢は さほど効かせていない。上品な感じの味や。家族への土産に詰め合わせ600円ちょいのを1箱買う。次にメーンエベント第二弾、上市ローソンたこ焼き。あっつー、はふはふ、ねぎ醤油マヨ最高。…とグルメトリップをし、帰宅。通行止めがあったが、とてもシヤワセな一日やった。
 もう明け方はTシャツ短パンでは寒いわ。今度 来る時は寝袋要るなー。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:318人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら