八甲田 雛岳でひな祭りディープパウダー4本！

2024年03月03日(日) [日帰り]

• GPS: 06:30
• 距離: 7.9km
• 登り: 1,075m
• 下り: 1,061m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:14
• 休憩: 0:16
• 合計: 6:30

8:20 箒場登山口
8:26 8:26 箒場コース入口付近の水場
10:42 10:57 馬面岩
14:45 14:46 箒場コース入口付近の水場
14:50 ゴール地点

天候

曇りのち雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

東面C1,090付近（南風および北西風の影響を受けていない）で行った簡易CTの結果。
南岸低気圧前面に降った雪と、その後の冬型気圧配置で降った新雪との結合は良好。
2/19深夜の雨由来の氷板は60cmほど深くまで沈み、そちらの結合も悪くはなさそうでした。
歩いていても切れたり剥がれた場所はなく安定している感で、今日は安心して滑ることができました。
（局所的個人的な見解です）


以下3月5日朝追記

JANの3日の岩木山南〜南西面の積雪観察データによれば、上記低気圧に伴う降雪結晶の反応過敏な弱層がいくつもあったとのこと。
また先週の氷板上に再結晶化が見られる（今後霜系弱層になり得る）との情報があったので、この日の雛岳東側の観測結果は局所的なものだったと思われます。

また翌4日の岩木山東面でも、スキーカットで上部弱層がスライドし、下部の再結晶化も引き続き見られたそうです。
岩木山は全方位要注意だと思います。

4日の八甲田のデータ（標高900付近、方位不明）でも上部の降雪結晶に反応あり、下部融解凍結層の上にコシモザラメ（弱層になりやすい砂のような雪）が観測されています。

引き続き警戒は怠らない方がよいでしょう。

その他周辺情報

深沢温泉（撮影禁止の張り紙あり）

写真

今シーズンラストパウダーかも．．．そう思いながら岩手からここまでやってきた（p）

八甲田がホームのふくろう氏に導かれ、いざ出発！

張り切って歩くp。序盤は昨日のトレースのお陰で比較的楽に行けました。

（ふくろう氏の写真より）芸術作品だ。でも自分はこちらに気がつかなかったよ。
ふく）本日のめんこちゃん、製作者は私でした〜

瘤だらけのブナ．．．

平坦だった樹林帯も徐々に斜度が上がってくる。帰りは最後までツリーランが楽しめるね。
ふく）前日のでっかいジグトレースがこの日はのちのちまで本当に役に立った♪

樹林外まで登り詰める。そして視界が消えてゆく．．．
ふく）急がば回れ。私はクトー装着しました〜

この辺りでは複数のパーティさんにお会いしました。なかなかの賑わいぶりでした。

視界が悪いので雛岳の山頂はパスすることに。
ふく）北面もこの視界ではパスだ！

滑走前にしっかりと位置と方向を確認。さて、東面に向かっていって見ようー
ふく）南風の影響を受けてなさそうな、北東の沢を狙うことにしました

視界が悪いのでどうかなと思いきや、先行したふくろう氏の無線より「オーバーヘッド！」との歓声あり。

それで自分も思いっきり行けた！意外とすぐに視界も回復！

1本目、ナイスパウダー、ナイスバーンだった。
ふく）久しぶりのオーバーヘッドに歓喜

登り返し。先行者さんのトレースをお借りしました。

先行者の3名様。ありがとうございました。

よく見れば信号機カラーだねぇ。
ふく）テレマーカーTさん、もしご覧になっていたらお写真持っていってくださいね♪

ふく）Tさん専用
ほんとに信号機だったw

樹林帯を抜けてオープンバーンに。この辺でシールオフ。

2本目はふくろう氏が先行。自分が追いかけます。スキーセッションの始まり！
ふく）語彙力低下、ヤバい！楽しい！しか出てこん

オープンバーンからツリーランへ！この変化も楽しもう！

ナイスパウダー！
ふく）野生の猿がずっと鳴いていたような気がします。決して私ではないですよ！

2本目を終えて小休止。今日は雛岳で雛祭り。ふくろう氏の配給も雛仕様。ご馳走様です。

3本目も同じところまで登り返す。
ふく）目標は4本になった

3本目もセッション。今度はpが先行。

ふくろう氏が追いかけてくる。

pの後ろはパウダーが顔にかかって厄介らしい．．．
ふく）真後ろは避けて別ラインから

しかし雛岳の樹林は素晴らしいなぁ。

おっ、下界が見えた。

沢も綺麗に埋まっていたので上手く登りトレースに戻せました。
ふく）これより下はデスゾーンになります

ちょっと登り返してラインを決めて。最後までツリーランを楽しんだ。
ふく）この4本目の絶妙な沢地形ラインが最高過ぎた！

御満悦のようで何より。

しっかりと今季ラストパウダー（？？）を楽しんだ。我々が最後の下山でした。お疲れ様でした。

装備

共同装備

トランシーバーやスリングなど

感想

Palomon

今季ラストパウダーとなってしまうのだろうか？
今日の雛岳は全盛期そのものだったよ。

　山頂付近こそ視界は効かなかったものの少し下ることで回復。躊躇することなく極上のオープンバーンへ滑り込んだ。最高の一本目だった。
　一本目が終わってシールで登り返し。その途中のブナ林は、斜度も密度も雪質も、3拍子揃ってほんと素晴らしい。二本目も視界が効く範囲まで登り返してオープンバーンからツリーランへ変化を楽しむ。ツリーランも最高だった。
　そして三本目も同じ場所まで登り返して滑走。全盛期ともいえるパウダーを味わった。八甲田山、雛岳は素晴らしいな。地元岩手にも同じような場所があれば．．．

　貴重な積雪のタイミングに最高の雪と斜面を滑れて今回も大満足だ。
ふくろうさん、ご案内ありがとう。
（まだパウダーに期待できそうだし、ラストパウダーを何回も楽しもう。笑)

ふくろう

5年ぶり？にひな祭りを雛岳で過ごしました。

南の山域で異常なほど雪崩報告があったここ数日。
八甲田への南岸低気圧の影響は未知数だったので、当日朝まで標高別の風向きや、積雪量などチェックしていました。
どうせなら低気圧前面の降雪結晶も観察してみようと珍しくルーペも持参しました。
C1,090東向き斜面にて簡易CTを行ったところ、低気圧通過前後の雪の結合は良好でひと安心。

視界不良と、遠方からせっかく来てくれた友人にラスト?パウダーを1本でも多く楽しんでもらいたかったので、CTをする時間が勿体無く北面はパスして安牌の東側に全力を注ぐことにします。

そこからは怒涛のディープパウダー天国！
沢地形ではオーバーヘッド！
面ツルオープン斜面はキレのターンが気持ち良いツルツルなめらかパウダー！
そこからうねりのないブナの疎林を、ラインを変えて一気に落とすこと2本！
4本目は登りでたまたま雪質の良さをチェックしていたちょっとした沢地形が大当たり！
もふもふ弾力パウダーで跳ねながらターン！
最後はトレース線路のジェットコースターでわーい♪
今季1番楽しいスキーで、気付けば猿に変身していたふくろうでした。


津軽漬の皆さま、T田さん（もしご覧になっていたら写真どうぞ〜）、グダリ沼から入山のOさんチーム。
また、前日の登りやすい大きなジグトレースを作ってくれたどなたか。
皆さまのトレースを部分部分お借りできたおかげで、今日はこんなに沢山滑ることができました。
心から感謝いたします♪

コメント

かかし

雛岳良いですよね。
動画も拝見しましたが雪を撒き散らしていて、楽しさが伝わってきました。
雪も安定していたようで、こちらとはかなり条件が違うのに驚きです。
ラストパウダーはまだありそうですね！
何処かでお二人と楽しめたらと期待しています。

ふくろう

かかしさん
ありがとうございます！撒き散らして…との表現に笑ってしまいました（実際その通り）
私もいつかPさんとかかしさんのセッションを見たいなあと密かに思っています😁
確かに安定していたと私は感じたのですが、先ほどJANの観察データを見たら真逆の結果も書かれており驚きました。
それについてコース状況欄に追記しておきましたので、ぜひご覧ください。
原因について考えていますが、やはり風の影響をあまり受けていないためかなと思います。
少ない情報なので決定的なことは言えませんが、独立峰の岩木山の方がなんとなく悪い印象を受けますね🤔

Palomon

かかしさん、こんばんは。
3月に入りパウダーシーズンも終盤ですね。今回は天気的にナイスタイミング。ラッキーパウダーでした。天気予報を見ると今週末もまたパウダーが楽しめそうですよ。そのうち山へご一緒出来ることを楽しみにしてます😊