大峰(万灯呂山)〜大山&三角点巡り
- GPS
- 04:48
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 463m
- 下り
- 459m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:48
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:近鉄(新祝園) |
写真
感想
◇大山
登山目的ではあまり注目されてない山ですが、井出山・玉岡山等の別名があり、江戸時代の『雍州府志』『都名所図会』、明治の地誌・郡村誌にも記述のある隠れた名山。『日本山名事典』(三省堂,2004年)では山名は大山とのみ記載。
「井出山は玉津岡神社の背後にそびえる高さ348mの山をいい、一に玉岡山とも大山ともいう。玉川をはさんで南の山吹山と相対する優婉な山で、古来、その山麓に清泉を多く湧き出すことから、井出山とよばれた。」『昭和京都名所図会 7 (南山城)』(p.228/竹村俊則,駸々堂出版,1989年)
※井手町の都市計画図では三角点の東450mのピークが標高347.5m。
○江戸
・「井手山 井手の里の東に在り。井出の左大臣、橘の諸兄公の宅地の跡、此の麓に在り。」『雍州府志』(貞享元年/1684年)
・「井堤山」『都名所図会』(安永九年/1780年)
・「井堤山 上井堤のひがしの山をいふ」『拾遺都名所図会』(天明七年/1787年)
○明治
・「大山、(一名玉岡峰又井手山)井手村の東に在て、相楽郡和束郷に交壌す。」『京都府管内地誌 山城之部』(平井義直,明治14-15年)
・井出村「大山 一名玉岡峰又井手山と称し、村の東にあり。今官有に属す。(後略)」『京都府地誌』「山城國綴喜郡村誌」(明治14〜17年)
・「(井出村) 玉岡山は北部にあり山頂へ8町。」『山城綴喜郡誌』(p.41/京都府教育会綴喜郡部会,明治41年)
・「井出山は、上井出、玉津岡の峯より東を云ふなり、和歌あり。」『山城綴喜郡誌』(p.276/京都府教育会綴喜郡部会,明治41年)
コメント
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3/3に本当は大山も登りたかったのですが、山吹山〜大焼山の後にここに来るコース思いつかなかったのでスルーしてしまいました。大焼山頂上から戻って下れば良いと分かったのは帰ってからSoratoさんのレコを見た後。今後、奥岸谷山とか鏡谷山とかまだ登って無い所を押さえて行きたいと思ってますが、暫くは動けない状態です。
satsuki_ttjさんのレコは色々参考にさせてもらって山行してます。特に一時期沢山付近に凝りましたね。
またよろしくお願いいたします。
大山については、初めて登ったときはごくマイナーな山名だと思っていたのですが、古い文書を調べていると意外と古くから知られた山名だったようで、改めて今回登ってみました。
北側の取り付きから大山の東に続く稜線の途中までは、オフロードが入ってるためかタイヤ痕もあるぐらいで、比較的マイナールートにもかかわらず道は歩きやすかったりもします(3年程前と状況が変わらなければ)。また機会があれば。
奥岸谷山と大山と思われる324mピークを歩いて来ました。大山のプレートは見かけなかったのですが、「点名上井手」で折り返したのがまずかったのですかね。奥はシダの藪で進みたくなかったので。オートバイの轍が沢山あり、遠くからモーター音も聞こえてました。音羽山山系でもありましたが。困ったもんだとは思いますが、バイクが入りこめるような道というのも逆に安心感があります。一人で倒れたりしたら行方不明になりそうな、誰にも会わないようなマイナー登山道ですので。
大山のプレートは三角点近くの低木にやや隠れるようにつけられていました。私も最初見つからず、失われてしまったのかと思ったのですが、じっくり探してやっと見つけることが出来ました。
オフロードは良し悪しありますが、個人的にはマイナールートの情報や山名・峠名などの情報収集で助けられていたりもします。林道等が荒れているのか、通れるかどうかといった情報は山行計画の選択肢に大きく影響しますし。
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