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Yamareco

記録ID: 6524424
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ハイキング
奥武蔵

棒ノ嶺(棒ノ折山 969m)低山で見る雲海

2023年04月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:07
距離
5.9km
登り
699m
下り
691m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:34
休憩
0:33
合計
3:07
7:24
29
7:53
7:53
16
8:09
8:15
4
8:19
8:21
20
8:41
8:41
19
9:00
9:10
10
9:20
9:21
13
9:34
9:35
3
9:38
9:42
14
9:56
10:05
26
【注! 追記】

この活動記録で、
「道迷いの危険性も低く」
「岩の路は、チョット分かり辛い部分もあるのでしょうかね。。」
と、私の素直な感想として書きました。

しかしながら、ある本に棒ノ嶺での2件の遭難死亡事故について書かれておりました。

経験者にとっては迷う事のない道でも、初心者は簡単に迷い、遭難する良い例だと思いました。
実際に私もこの日、道を外れそうになったご婦人と遭遇しております(文中にある通りです)。

最初は、上記表現を削除しようと思ったのですが、それでは注意喚起になりませんので、あえて文章を残し、追記としました。

私を含め、経験者達が決してウソを書いているわけではありませんが、経験者の常識は、初心者の非常識である場合が多いのかも知れません。
なので、山行記録はなるべく多くの投稿を見ることをオススメします。

同じコースでも、かかる時間が全然違ったり、ある人にはキツいと書いてあり、ある人は楽勝と書いていたりするかも知れません。
難コースをさも簡単にクリアしたかのように書かれている、まるで実力自慢をしているような活動記録も、残念ながら拝見したことがあります。

とにかく、本当にその山のそのコースは自分のレベルに合っているのか、、、精査したり正しく判断したりするには、サンプル数はなるべく多い方が良いです。母数を増やし、確率を上げるためにも、下調べは入念に行うようにしたいものです。

「道間違い」は、間違いを正せば確実に元に戻せます。つまり、できるだけ早く間違いを認め、引き返せば良いのです。
「道迷い」は、元に戻るルートすら見失い、戻れる保証はありません。
この二つは、似ているようで、全く別物です。

低山でも、一つ間違えば命に関わる、という事も忘れてはいけないと思います。
実際に私も先日、歩き慣れているはずの道なのに、うっかりコースを外れて歩いてしまいました。

私が分岐やコースについて長文を書いているのは、YAMAPさんの、
「この活動日記が誰かの安全に繋がります」
という一文に、とても強く感銘しているからです。

楽しさも共有したいですが、それよりもっと、「危機感」を共有する方が大切だと思います。

ちなみに棒ノ嶺での遭難について書かれていた本です。
・「おかえり」と言える、その日まで (山岳遭難捜索の現場から) / 著・中村富士美

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突然ですが、、、。
外国語に聞こえる日本の地名(自分調べ) ベスト3

1位:麻布十番 (アザぶジュヴァ〜ん ≒ フランス語)
2位:西麻布 (ニシぁーザぶゥ〜 ≒ フランス語)
3位:棒ノ折 (ボゥノ・オーレ! ≒ イタリア語)

というわけで、今日は4年ぶりに棒ノ折山に行ってまいりました。
でもなんか、棒が折れる、というのはトレッキングポールが折れるみたいに聞こえて縁起悪いので、私は「棒ノ嶺(ボウノレイ)」と呼んでいます。

そういえば、途中の看板に「棒ノ峰」と書いてあったんですが、これは何と読めばいいのやら。。。ボウノレイとは読めないし。ボウノミネって呼び方、あったんかいな。


さ、さて、気を取り直して。。。

雨の翌日でも登山道が楽しく、晴れていなくても楽しく、午後一に帰宅できる山。。。
もう、ココしかありません! 即決。


以前、相性の悪い山として、大山と雲取山を挙げました。
実は、雨男の私でも、相性の良い山もあるんです。
それが、大菩薩嶺と棒ノ嶺なんです。
予報が芳しくなくても、なぜかこの2つの山では、タイミングよく天気が回復するんです。

山頂の景観は、私は大好きですが、富士山やアルプスが見えるわけでもなく(筑波山は見えるよ)、万人にオススメできるほど極上というわけではないのですが(失礼)、とにかくこの山は、楽しい。もう何回も登っていますが、何回来ても、楽しい。
白谷沢登山口のコースは、登り始めはずっと沢沿いで、マイナスイオンてんこ盛り。音を聞いているだけで、歩くのが楽しいです。
またすぐにゴルジュ帯に突入。ロープあり、鎖場あり。

今日は快晴になったわけではないのですが、ガスったおかげで、1,000m以下の低山なのに、山頂の景観は雲海でした。
とても綺麗でした。。。
やっぱりこの山と私、かなり相性良いわ〜。桜も残っていてくれましたし。


もし最近登山を始めたという方は是非、棒ノ嶺は登ってみて下さい。
関東で、交通の便が良くて、こんな近くで手軽にゴルジュ帯が楽しめる山なんて、、、何てワンダフォーなんでしょう。
誰でもアスレチック気分が楽しめ、冒険要素テンコ盛りです。
道迷いの危険性も低く、ゴルジュの危険度もそれほど高くない、まさに初心者の心を鷲掴みです。勿論、上級者の方も沢山登られていらっしゃいます。
あと1.5倍ほど長さがあれば、もう満点です。

また、必ず手を使わなければならない場面が出てきますので、体幹バランスやザックのパッキングの重要性なんかも感じられちゃったりします。
ホント、この低山によくもまあこんなに山の楽しさを詰め込んでくれたもんだ、と思います。自然に感謝!


ただし!
ツルツルソールの靴はNGです。
岩場は滑ります。明らかに尻もち付いたようなスリップ痕がアチコチにあります。
初心者さんがツルツルのソールという事は無いはずですが、とにかく、靴はちゃんとチェックして行きましょう。
ビブラムソールはさすが。グリップ良いったらありゃしない。


・都心からのルート(甲州街道方面から)
  甲州街道 〜 新奥多摩街道 〜 旧青梅街道 〜 東青梅駅を過ぎた信号右折(成木街道) 〜 ずっと真っすぐ
  松の木通り右折
   ここがチョット分かり辛いですが、右角に大きな松の木がある道で、手書き看板で「名栗へ 3km」とあります。
  しばらく行くと突き当りますので、左折(信号ありません) そのあと、ひたすら真っすぐ
 さわらびの湯 (ここに駐車して登山口まで歩くパターンもあります)

 さわらびの湯を超えて、有間ダムまで進む 〜 ダム入り口を左折 〜 ゲート(朝6時から)を進む
  〜 しばらく行くと6、7台止められる駐車場があるが、ここをスルー
  〜 するとまた6、7台止められる駐車場がある。ココが白谷沢登山口。

登山口前の駐車場ですが、朝7:00の段階で、あと1台しか空いていませんでした。
ここまで来て駐車できないと、さわらびの湯まで戻らないと止められませんので、土日は早起きした方が賢明です。
私はバイクですので、止めるところに困ったことはありません(ちゃんと駐車スペース内にバイクが止められるスペースがあります)。

公共機関でも、飯能駅(西武池袋線)からさわらびの湯まではバスがありますので、誰でもアクセス可能です。

今日は登山口の前にバイクを止めますので、おのずとピストンになります。
ココヘリに登山計画を出すのを忘れたので打ち込んでいるうち、ワイワイガヤガヤと人が増えてしまいました。。
いつもは山頂の休憩を入れても、往復で3時間はかからないのですが、今日は下る時に、登ってくる団体さんの大渋滞に道を譲る時間が非常に長く、3時間過ぎてしまいました。。。

帰りは小走りで降りたのに、登りと下りがほぼ同時間。
てことは、いかに道譲りに時間がかかったか、という事ですね。岩場は仕方ないですね。
実は、日曜日に来るのは初めてで、あらためてこの山の人気を思い知りました。

山頂、まだ桜が見れますよ〜。


あ、最後にウェアレポート。
私は登り始め10分で、ベースレイヤーのみになっちゃいました。
ただ岩場が多いので、転んだりしたときの為、あまり薄着はオススメしません(スミマセン、自分棚に上げました)。
また、ヘルメットをして登っていた人がいらっしゃいましたが、感心しました。以前私もここで、落石を見た事があります。安全に注意を払いすぎる、という事はありませんよね。
山頂の気温、25度になってましたが、最近買い増ししたこのデジタル計、合ってんのかなァ。。。

あ、今度こそホントに最後。
道迷いの危険性は低い、と言いましたが、下っている時、登山道から外れて歩いていこうとしていた人がいて、お声掛けしました。でも、私を信じられないようで、まだ進もうとしていたので、少々強めに「違いますよ〜」と言ってしまいましたが、大変失礼致しました。
でも、道迷いされるよりは良いですよね。
岩の路は、チョット分かり辛い部分もあるのでしょうかね。。
皆さん、地図コンパスやYAMAPは必ずご用意を!

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【本日の装備】行動開始時気温 15°
・ドライレイヤー = ミレー ドライナミック
・ベースレイヤー = パタゴニア キャプリーン
・ミドルレイヤー = ティートンブロス Run With Octa
・パンツ = 山と道 DW 5ポケットパンツ
・シューズ = スポルティバ ボルダーX MID
・ハット = RIDGEMOUNTAINGEAR Enough Hat Lemon
・グローブ = NorthFace
・ザック = RawLow Mountain Works Beetle (18L)

【携行品】ザック込の総重量 = 2.64kg
・レインウェア = Teton Bros. フェザーレインジャケット
・レインパンツ = 山と道 オールウェザーパンツ
・WB = パタゴニア フーディニ
・トレッキングポール = LEKI カーボン(1本)
・ゲイター = ティートンブロス
・手ぬぐい = BePalのオマケ(マムート)
・その他レスキューセット等の小物


【行動食】
・自家製おから蒸しパン (完食)
・森永 in PROTEIN ベイクドビター 2本 (食べなかった)
・Oilio MCT CHARGEゼリー 3本 (2本食べた)
・味の素 アミノバイタルタブレット 4粒 (食べなかった)
・ベビーチーズ 3個 (2個食べた)
・塩飴 5個 (2個食べた)
・水 900ml (300ml飲んだ)
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
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