【房総のやま110】関尻浅間山・関大塚山・関豊金比羅山・豊岡愛宕山・地蔵峰

2024年03月07日(木) [日帰り]

• GPS: 05:54
• 距離: 10.1km
• 登り: 539m
• 下り: 544m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:13
• 休憩: 1:39
• 合計: 6:52

9:10 山神社
9:39 9:40 関尻浅間山
11:46 12:04 大塚山
13:36 14:05 山神社＝（車）＝高宕山自然動物園駐車場
14:26 14:37 関豊金毘羅山
14:57 15:27 高宕山自然動物園駐車場＝（車）＝パノラマ台駐車場
15:31 15:37 愛宕山
15:50 15:54 地蔵峰
16:02 パノラマ台駐車場

天候

（当日の天候）くもり（風冷たい）
（神さんの天候）どんよりとした曇り空（態度冷たい）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

＊車を駐車した場所
【関尻浅間山・大塚山】
山神社前

【関豊金比羅山】
高宕山動物園駐車場

【豊岡愛宕山・地蔵峰】
パノラマ台駐車場（愛宕神社前）

コース状況／危険箇所等

【関尻浅間山】
姥石バス停の北西方向に行くと左手の高みに赤い鳥居があるのでそこをくぐる。
枝葉で多少荒れているが、往時の賑わいを偲ばせる立派な参道を登ると2番目の鳥居。
ここの石祀が本社（内田等：「房総のやまあるき（増補改訂版）」, p.58）。
さらに尾根筋わずかで、3番目の鳥居。
ここの石祀が奥社（内田等：「房総のやまあるき（増補改訂版）」, p.58）。

【関大塚山】
この山は少々難しかった。
車を駐めた山神社から里道を拾い、登山口の磨崖仏へ。
防獣柵を開け（閉め）中に入り、その右手の竹林が登山口。
関大塚山の北尾根は、真新しいオレンジ色のテープやお助けロープが最近整備された（整備された方は、YAMAPユーザーの「ももくん」さん）。
整備のおかげで、道迷いせず比較的安全に登山できる。

取り付きは、竹藪を抜け、急斜面を登る。
急斜面にはお助けロープがあり、助かる。
尾根に乗れば、基本的には道は明瞭で、変化のある尾根歩きが出来る。
ただし、倒木や有棘植物が多く苦労する。
また、通行不能なザレ場の巻き道と関大塚山直下の急斜面は滑りやすくて神経を使う。
特に、巻き道は、木につかまりながらの登降となり、トラバース箇所も神経を使う。
頂上直下は、お助けロープが設置されていて助かる。
（付記）
南側（犬岩）からのコースは、破線どおりに進むと道が消失しており、道迷いする方が多い様です。今回の磨崖仏からの北尾根往復が無難だと思われます。
［参考］
https://yamap.com/activities/29511999

【関豊金比羅山】
高宕動物園動物園の駐車場から牛舎跡（？）を右手に見て、すぐ先の四ツ辻を左折、すぐに右手上方の山の出鼻に上がる草深い土手のような道を上がる。
石灯籠から先は、枝葉で少々荒れているが立派な参道になる。
ただ広い頂上付近は、藪もないので自由に歩くことが出来る。
頂上直下に金比羅神社や石祠を見つけることが出来る。

【豊岡愛宕山】
パノラマ台駐車場から石段を登り、愛宕山である訶具都智神社（内田等：「房総のやまあるき（増補改訂版）」, p.228）。
山頂付近は、パノラマ台と言われ、複数の遊具があり、市民の憩いの場所になっている。

【地蔵峰】
林道から尾根筋に上がり、3分ほどで頂上。

写真

3/7 9:08

おはようございます
今日は、房総のやま110のうち5座を登る予定です。
山神社前の広場に車を駐車させていただきます。

3/7 9:08

安全祈願します

3/7 9:11

【関尻浅間山】
まずは、菜の花に映える関尻浅間山にお参りします

3/7 9:21

街道沿いの鳥居がら入山

3/7 9:24

荒れ気味だが、きちんと階段が付けられている

3/7 9:29

ラバーの階段、滑りにくい。
円状の凹は何のためだろう？

3/7 9:31

中宮
浅間神社の本社（内田等：「房総のやまあるき（増補改訂版）」p.58）

3/7 9:34

気持ちの良い尾根

3/7 9:38

奥の院

3/7 9:39

古祠2基
お参りします

3/7 9:54

石段途中からマザー牧場が見えます

3/7 10:04

【関大塚山】
次は、関大塚山に向かいます

3/7 10:10

磨壁仏脇から入山します

3/7 10:16

入山します。
よろしくお願いします

3/7 10:17

ここが入山口だ！間違いない！
（このコースは、いわゆるSM（飴鞭）コースでした）
この先、(M)：M度数1
(S)：S度数1
(SS)：S度数2
(SSS)：S度数3

3/7 10:16

（S）
藪に突入！
オレンジテープが目印。
「オレンジテープ、分かりやすい！感動した！！ありがとう！！！」（by小泉純一郎元総理大臣）

3/7 10:24

（S）
「お助けロープ、助かった！感動した！！ありがとう！！！」

3/7 10:26

（M）
尾根に上がれば平和

3/7 10:28

（M）
歩きやすい

3/7 10:32

（M）
わ〜気持ちいい

3/7 10:44

（M）
少し痩せてきた
私も痩せたい（泣）

3/7 10:52

（M）
目指す関大塚山

3/7 10:52

（SS）
超えようとする倒木の間にトゲトゲ植物が！
これが房総の山だ！

3/7 10:53

（M）
山麓は、のどかな山村。
山上は、厳しい試練

3/7 10:57

（SSS）
なぜなら、これがあるから！
下山したら、手の甲にひっかき傷多数！

3/7 11:18

（SSS）
ぎょ！ザレ場の急登！無理！！

3/7 11:18

（M）
左手を見ると、
「絶妙な位置にオレンジテープ！感動した！！ありがとう！！！」

3/7 11:30

(M)
「素敵な道だ！感動した！おめでとう！！」

3/7 11:40

(SS)
山頂前はスリッピーな急坂
「お助けロープ、助かった！感動した！ありがとう！！」

3/7 11:47

(M)
関大塚山山頂
お弁当食べます。
「腰の痛みに耐えてよく頑張った。感動した！おめでとう‼️」

3/7 12:01

(M)
「三角点だ！感動した！おめでとう❣️」

3/7 12:32

(SSS)
下山途中で、さきほどのザレ場の巻き道。
とても滑りやすく、立木頼りでそろりそろりと歩きます。
かなり危険を感じた。

3/7 13:24

(S)
ここに降りてきたが、柵を乗り越えることが出来ず、竹藪に突入し、入山した磨崖仏へ戻った。

3/7 13:28

(M)
無事、下山することが出来ました。
ありがとうございました

3/7 14:05

【関豊金比羅山】
愛宕山自然動物園入口から出発です。
この動物園、流行っているのだろうか？

3/7 14:11

あれが、関豊金比羅山か？

3/7 14:51

牛舎（跡？）の横を通って、

3/7 14:50

「手造りチーズ工房」の看板のところを左折

3/7 14:13

左折すぐのところで、草深い土手のような道を鋭角的に右折します

3/7 14:14

石灯籠（天保14年建立だそうです（内田等：「房総のやまあるき（増補改訂版）」, p.225）

3/7 14:15

ちょっと草深いが明瞭

3/7 14:18

ここは、上がるかくぐるか

3/7 14:44

上がったら、これだー！
絶妙な位置の有棘植物

3/7 14:20

歴史を感じさせる石段

3/7 14:22

広いいい道

3/7 14:26

が、突然道が消える。
房総の山のあるある。
もう山頂の一角なので、一番高みを目指し適当に登るだけ。
ここで、鹿の群が逃げていきました

3/7 14:34

ここが、一番高いところ。
山名板など何もなし。

3/7 14:37

頂上より一段低いところに、金比羅神社。

3/7 14:36

手水鉢

3/7 14:48

次は豊岡愛宕山を目指します

3/7 14:49

手を合わせて行きます

3/7 14:55

高宕自然動物園の駐車場は広い

3/7 15:27

【豊岡愛宕山】
パノラマ台駐車場に駐めます

3/7 15:28

長い石段を登り

3/7 15:31

訶具都智神社（豊岡愛宕山）

3/7 15:32

遊具がある豊岡愛宕山頂上

3/7 15:33

石祠

3/7 15:33

滑り台の滑り口が展望台

3/7 15:34

鋸山かっこいい

3/7 15:35

南房総

3/7 15:35

三浦半島
横浜方面

3/7 15:35

東京方面と鹿野山

3/7 15:37

東京方面ズーム

3/7 15:55

【地蔵峰】
車を駐めた場所から、林道を歩き、

3/7 15:46

林道から、この尾根に乗ります

3/7 15:48

3分で地蔵峰到着

3/7 15:49

こっちが、大日如来の石像（内田等：「房総のやまあるき（増補改訂版）」, p.228）か？

3/7 15:50

こっちが、馬頭観音の石像（内田等：「房総のやまあるき（増補改訂版）」, p.228）か？（馬の頭に見えなくもない）

3/7 15:49

これを見つけるのを楽しみにしてきました。
「パーカー」さんお手製の山名標

3/7 15:50

反対側の尾根を下って行きましょう。

関大塚山が難関でしたが、なかなか楽しい山旅でした。

撮影機器：

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

感想

Swan_song

房総のやま110のうち5座を登ってきた。

関尻浅間山と関豊金比羅山は、信仰深い山なのか、多少荒れているが立派な参道がついていた。
参道には、史跡が多く残されており、信仰が盛んだった往時の賑わいに思いを馳せた。

関大塚山へは、無難に磨崖仏からの北尾根コースを往復した。
このコースは、最近、YAMAPユーザーの「ももくん」さんが、環境整備をしてくださったおかげで、道迷いをせず（一箇所ルートミスをしたが）、安全に登山が出来た。
もし、環境整備が入っていなかったら、登山の困難さは倍加していたであろう。
ここに、感謝の意を表したい。
それでも、数多くの倒木や有棘植物の繁殖、滑りやすい斜面、際どいトラバースなど、スパイスのきいた（今となっては）面白い山であった。
しかし、油断が出来ないので、歩いている時は必死であった。
この山は、登山者もごくわずかにも関わらず、死亡事故が起きている山である。

豊岡愛宕山と地蔵峰へは、戸面原ダム湖畔から歩いて登ろうと考えていたが、娘の送迎時刻が迫っていた。
仕方がないので、訶具都智神社（愛宕山）直下のパノラマ台駐車場まで車で上がり、この二座を足早に周回した。
愛宕山の頂上は沢山の遊具で占領されており、興ざめした。
しかし、展望台から見る景色は絶佳で、東京湾や房総の山々の景色がグルッと一望の下であった。
地蔵峰は、馬頭観音と大日如来の石碑がポツンと置かれている寂峰であった。
ここで、ヤマレコユーザー「パーカー」さんお手製の山名標を初めて目にすることが出来、嬉しかった。