藤山、岩山尾根※P2手前敗退
- GPS
- 06:08
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 288m
- 下り
- 267m
コースタイム
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 6:34
天候 | 晴れ時々曇り、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
藤山〜岩山 区間は脆い、細い、地面はふかふかの三重苦 ザイル必携というか、ある程度上州の岩質になれてからのよいと思われる。初心者とか連れてくと発狂すると思われる。 |
写真
感想
最初、この山行の話をkudanさんから聞いた時、クライミングも縦走もある山行なのでめちゃくちゃそそられた。
アプローチ至近の10時30分出発。まあまあな傾斜を登り詰めて藤山山頂へ。そこからの下り、ほんの4.5mだが、岩がもろくてロープを出すことにした。
今考えると、巻道を見つける眼力、ロープを出さずに降りれる歩行技術が足りなかった。この山行を完遂するには技術不足だったのだろう…。我々はほとんど行動し続けたにも関わらず、記録では1時間40分休んだ事になっている。沢での行動でも同じことを反省したことがある。うう…もっと強く、上手くなりたい…😢
P1の1ピッチ目は僕リード。岩が脆いことに早々に気付く。NPもセットしたいが、岩ごと剥がれそうなくらい、いろいろ脆い。いつ剥落するかわからない岩を持ってるのに足元の岩もべこっと大きく剥げそうにもなったときは、なんでこんな所に来ちゃったんだろう…とも思った😂しかし大怪我してしまうので何が何でも落ちるわけにはいかない。
比較的硬そうな所を頼りに這いつくばってでも上に上がる。奮闘の末、ピッチを切れる所まで這い上がる。その後、kudanさんがリードを代わり、P1を登り切る。
なんというか、登れる登れないはその時の岩次第で、スポーツを楽しむ登攀ではない気がした…😂
P2の始めも僕リード。左に巻きながら登るんだろう…と思い、巻き気味に登っていくが、どうも左は岩が脆いわりにランナーがなかなか取れそうになく、どん詰まる。そこから直上も試したのだが、やはり岩が脆いうえに支点が遠くてしかも怪しい。
パートナーから見えない所で登り続けて進退極まるのもいい気分ではない。
「kudanさん、そっちからなんかいい支点になりそうなの、見えない?!」と大きく声をあげる。
「右側に木が見える」
そこでちょいと右側フェースに目をやると確かに立派な松の木がある。遠いが、しかし今まで取ってきた支点のなかでダントツにしっかりしてて使えそう。
本来は上に登らないといけないのだが、まずは支点をとらないと恐ろしくて進めたもんじゃない。松の木までトラバースすることにする。スラブ気味で足はしっかりしているのだが、持てる手が乏しい。
なんとか松の木まで辿り着き、支点をとるが、この時点で物凄くロープが屈曲してて重い。
登る距離はあと2mくらいに見えるが、手になる岩もアロンアルファでくっついているだけかのようにすぐ取れる。このロープの重さでムーブを起こして乗り越すことができるのか…。必要なムーブとロープの重さを計算すると、ここでピッチを切ったほうがいいと判断した。変なところでピッチを切ってkudanさんには申し訳ない。だがもうワシは限界だ…😂
kudanさんと合流したとき、ここで午後3時だと気付き、タイムアウトで敗退を決めた。
岩の脆さといい山道の難しさといい、西上州の洗礼を受けた気がする。
その後は絶品タンメンと絶品餃子を食べる。このためにも、また西上州には戻ってきたい🔥
相方がまた下仁田のタンメンが食べたいというので、前回ビビって行かなかった破風山東壁を狙いに、、それだけだと行程が短いので、もう1山行追加するかなぁと思って、周り探したら下仁田至近で気になる記録が、、
記録は3つあったがどれも上州フリークの非常に濃ゆいメンツ、、
ゆるっと決めて、登山開始も11時と(渋滞してたのもあるが、、)舐め腐った時間。。
藤山までは急傾斜だが普通の山道、それ以降は色々きつい。。
今までの山行の中で懸垂下降数は断トツトップ、岩は脆すぎておよそクライミングといえることはさせて貰えず疑心暗鬼のまま前進せざる負えない精神負荷が高い状態。カムを決めてもテイスティングすると岩ごと崩壊しかねない恐ろしい状態。岩と泥が7:3くらいの割合だからと思われる。
P1
1ピッチ目 相方
脆い、泥、フカフカの大地
2ピッチ目 私
トラバース、歩き
P2
1ピッチ目 相方
脆い、凹角、トラバース、イワヒバ、フカフカの大地(ハズレ付き)
撤退
藤山から岩山尾根まで7つの岩峰を越えるらしいがP2の時点で15時半、
合流時にこのまま核心部突入はリスク高すぎる、今、懸垂下降して撤退なら100%安全に降りれることを伝えて撤退判断。。
つるべで行ったとはいえやばいパートばかりリードさせてパートナーには申し訳ない。次は頑張ります。
帰りの歩きに山野井さんの山行中は冷静に発狂しているという言葉を思い出した。もはや狂気の領域だ。
またリベンジしましょう!(P1カットでP2からでいいかな。。)
Tips 斜め懸垂は片手ホールド掴みながら降りるのがベター
参考山行記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2981178.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3898722.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3843904.html
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