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Yamareco

記録ID: 6544379
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊山(石転び沢雪渓〜梶川尾根)

2023年06月19日(月) 〜 2023年06月20日(火)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.7km
登り
1,820m
下り
1,798m

コースタイム

1日目
山行
7:40
休憩
0:40
合計
8:20
6:51
6:51
159
9:30
9:45
180
12:45
13:10
37
13:47
13:47
53
14:40
14:40
5
14:45
2日目
山行
3:45
休憩
0:00
合計
3:45
4:55
17
5:12
5:12
8
5:20
5:20
43
6:03
6:03
157
8:40
飯豊山荘上駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
飯豊山荘前の駐車場までの道路は問題なく通行可。到着時の駐車車両は4〜5台。
コース状況/
危険箇所等
 石転び沢雪渓の状態は安定していました。また、雪渓上に落石は多数ありましたが、行動中に新たな落石はありませんでした。厚みが十分ある場所から雪渓に乗ることだけ注意しました。
 石転び沢雪渓以外では、梅花皮小屋から北股岳への登りと梶川尾根への下降点(扇ノ地紙)から梶川峰付近まで雪上歩きで、それ以外はほぼ夏道でした。石転びの出合から梅花皮小屋までアイゼンとピッケルを使用し、それ以外はツボ足で行きましたが、梅花皮小屋から北股岳への登りはアイゼンを装着した方が歩きやすいと思います。
 門内小屋の水場は雪に覆われ、流れていませんでした。
6時25分に飯豊山荘前の駐車場を出発し、30分ほど林道を歩いて温身平へ。あの稜線まで登ります。この先の林道終点で10人以上の救助関係者と思われる方が入山準備をしていました。
6時25分に飯豊山荘前の駐車場を出発し、30分ほど林道を歩いて温身平へ。あの稜線まで登ります。この先の林道終点で10人以上の救助関係者と思われる方が入山準備をしていました。
梅花皮沢の左岸に沿ってのんびり進みます。
梅花皮沢の左岸に沿ってのんびり進みます。
川沿いにはタニウツギがチラホラ。
川沿いにはタニウツギがチラホラ。
前方に雪渓の末端が見えてきました。が、雪渓が薄そうで怖いのでもう少し上部から雪渓に乗るため、引き続き夏道を進みます。
前方に雪渓の末端が見えてきました。が、雪渓が薄そうで怖いのでもう少し上部から雪渓に乗るため、引き続き夏道を進みます。
高巻道になります。
高巻道になります。
渡渉点。水量が多めでしたが、岩の上を慎重に渡りました。渡渉してすぐに下方を見ると、救助関係者の皆さんがもっと下の地点から雪渓上を歩いているのが見えました。もっと早く雪渓に乗れば、高巻きや渡渉しなくて済んだのですが、勇気がなく・・・。救助関係者の皆さんは和気あいあいとした雰囲気で急いでいる様子もないので、事故対応ではなさそうです。
渡渉点。水量が多めでしたが、岩の上を慎重に渡りました。渡渉してすぐに下方を見ると、救助関係者の皆さんがもっと下の地点から雪渓上を歩いているのが見えました。もっと早く雪渓に乗れば、高巻きや渡渉しなくて済んだのですが、勇気がなく・・・。救助関係者の皆さんは和気あいあいとした雰囲気で急いでいる様子もないので、事故対応ではなさそうです。
ようやく雪渓に乗りました。この後も夏道となる部分がありましたが、稜線までほぼ雪渓歩きとなります。
ようやく雪渓に乗りました。この後も夏道となる部分がありましたが、稜線までほぼ雪渓歩きとなります。
9時30分に石転びの出合に到着。コレコレ!この景色を見たかった!雪渓のと雲の白、空の青、山の緑の組み合わせが最高!
ここでアイゼンとピッケルを装着。遥か前方に1名先行者が見えました。
9時30分に石転びの出合に到着。コレコレ!この景色を見たかった!雪渓のと雲の白、空の青、山の緑の組み合わせが最高!
ここでアイゼンとピッケルを装着。遥か前方に1名先行者が見えました。
本転び沢出合を通過。右が進行方向の石転び沢、左が本転び沢です。雪渓上には落石が多数。常に上方を気にしながら標高を上げていきます。
本転び沢出合を通過。右が進行方向の石転び沢、左が本転び沢です。雪渓上には落石が多数。常に上方を気にしながら標高を上げていきます。
傾斜がきつくなってきた・・・。
傾斜がきつくなってきた・・・。
草付きに到着。ここから傾斜がMAX!一歩一歩がキツイ。
草付き付近で稜線から下ってくる方とすれ違いました。先行して登っていた方がもう稜線まで到達して下ってきたのでしょうか。
草付きに到着。ここから傾斜がMAX!一歩一歩がキツイ。
草付き付近で稜線から下ってくる方とすれ違いました。先行して登っていた方がもう稜線まで到達して下ってきたのでしょうか。
傾斜はこんな感じ。雪が硬くないのでそれほど恐怖心は感じませんが、慎重に登ります。明瞭な踏み跡がないので、草付きから梅花皮小屋のある左上方を目指して進みます。
傾斜はこんな感じ。雪が硬くないのでそれほど恐怖心は感じませんが、慎重に登ります。明瞭な踏み跡がないので、草付きから梅花皮小屋のある左上方を目指して進みます。
ようやく石転び沢雪渓を登り切りました。ここまで来れば安心です。
ようやく石転び沢雪渓を登り切りました。ここまで来れば安心です。
稜線を見上げると梅花皮小屋。
稜線を見上げると梅花皮小屋。
12時45分に梅花皮小屋に到着。小屋の前でしばし休憩です。小屋番の方が外にいたので御挨拶したところ、登山口で会った救助関係者の方々は日帰りでの訓練登山とのこと。小屋泊の予約は2名だけのようですが、まだ時間が早いので門内小屋まで進むことにします。
12時45分に梅花皮小屋に到着。小屋の前でしばし休憩です。小屋番の方が外にいたので御挨拶したところ、登山口で会った救助関係者の方々は日帰りでの訓練登山とのこと。小屋泊の予約は2名だけのようですが、まだ時間が早いので門内小屋まで進むことにします。
小屋前から見た飯豊連峰最高峰の大日岳。
小屋前から見た飯豊連峰最高峰の大日岳。
門内小屋へと稜線を進みます。稜線上は至る所に花畑。この時期の飯豊山は花が豊富です。
門内小屋へと稜線を進みます。稜線上は至る所に花畑。この時期の飯豊山は花が豊富です。
ウメハタザオ
ミヤマキンバイ
オヤマノエンドウ
オヤマノエンドウ
イワカガミ
ミヤマウスユキソウ
ミヤマウスユキソウ
稜線から石転び沢雪渓を見下ろします。これをはるばる登ってきたと思うと感慨深い。
稜線から石転び沢雪渓を見下ろします。これをはるばる登ってきたと思うと感慨深い。
13時47分に北股岳に到着。
13時47分に北股岳に到着。
飯豊連峰は稜線に上がるまでが大変ですが、稜線は天国です。
飯豊連峰は稜線に上がるまでが大変ですが、稜線は天国です。
14時45分に門内小屋に到着(テント場から見上げたもの)。テント場がほとんど雪で覆われており、小屋に誰もいないので、小屋泊に変更します。(テントを張るのが面倒なだけ)
14時45分に門内小屋に到着(テント場から見上げたもの)。テント場がほとんど雪で覆われており、小屋に誰もいないので、小屋泊に変更します。(テントを張るのが面倒なだけ)
時間があるので、小屋前で撮影会です。
時間があるので、小屋前で撮影会です。
今日登った北股岳。
今日登った北股岳。
明日登る胎内山。
明日登る胎内山。
二ッ峰方面から右前方に延びる胎内尾根。この尾根を登ってくる方もいるそうです。
二ッ峰方面から右前方に延びる胎内尾根。この尾根を登ってくる方もいるそうです。
初日が終わります。
初日が終わります。
2日目。蔵王連峰の左から御来光。この日は梶川尾根を飯豊山荘まで下ります。自宅までの長距離ドライブが待っているので、早朝出発で下山します。4時55分に小屋を出発。
2日目。蔵王連峰の左から御来光。この日は梶川尾根を飯豊山荘まで下ります。自宅までの長距離ドライブが待っているので、早朝出発で下山します。4時55分に小屋を出発。
胎内山を越えるとすぐに梶川尾根の下降点となる扇ノ地紙。朝なので雪は硬いですが、傾斜がないのでツボ足で下ります。
胎内山を越えるとすぐに梶川尾根の下降点となる扇ノ地紙。朝なので雪は硬いですが、傾斜がないのでツボ足で下ります。
正面に蔵王連峰を見ながら下っていきます。
正面に蔵王連峰を見ながら下っていきます。
右手には飯豊本山、大日岳、北股岳などがズラリ。
右手には飯豊本山、大日岳、北股岳などがズラリ。
左には朳差岳。よく見ると朳差小屋も見える。あそこもいずれ行きたい。
左には朳差岳。よく見ると朳差小屋も見える。あそこもいずれ行きたい。
梶川峰を通過すると延々と続く樹林帯の下り。黙々と下ります。
梶川峰を通過すると延々と続く樹林帯の下り。黙々と下ります。
眼下に飯豊山荘が見えてきました。
眼下に飯豊山荘が見えてきました。
8時40分に飯豊山荘に無事下山。
8時40分に飯豊山荘に無事下山。

感想

 過去レポです。速報性はありませんが、同じ季節に同じ山域に行く方の参考になるかもしれませんので、備忘録を兼ねてアップします。
 7年ぶり2度目の飯豊連峰に行ってきました。前回は2泊3日のテント泊山行で、8月上旬の酷暑の日に飯豊山荘から大グラ尾根を登って(メチャクチャきつかった)本山小屋で1泊。2日目は飯豊連峰最高脳の大日岳に寄り道し、門内小屋でテント泊。3日目は丸森尾根で飯豊山荘まで下りました。
 その後、山雑誌で山岳写真家の西田省三さんが撮影した石転び沢雪渓の写真が紹介されているのを目にし、「いつかこの雪渓を登りたい」と思っていました。雪渓の厚さが十分にある6月に、梅雨の合間を狙って1泊2日の山行です。本格的な雪渓歩きは白馬大雪渓以来ですが、石転び沢雪渓の方が人も少なく傾斜も急なので、思う存分雪渓歩きを楽しめました。
 飯豊連峰は登りがハードですが、稜線に上がってしまえばお花畑に囲まれた天国が広がります。石転び沢雪渓の上部も傾斜が急なので大変ですが、前回登った長大な大グラ尾根に比べると体力的にはかなり楽に登ることができた印象です。
 今度はまだ足を延ばしたことがない朳差岳まで行ってみたいものです。

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