黒瀬谷 時間切れで途中からピストン下山
過去天気図(気象庁) | 2008年06月の天気図 |
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写真
感想
https://powttonchaan.wordpress.com/2008/06/07/67-%E5%8C%97%E5%B1%B1%E5%B7%9D-%E9%BB%92%E7%80%AC%E8%B0%B7-%E5%A2%97%E6%B0%B4%E6%B0%97%E5%91%B3%E3%80%81%E9%80%94%E4%B8%AD%E3%81%BE%E3%81%A7/
時間割
6: 19白川大橋右岸駐車地発→6:55ゴルジュ入口の20m滝下着→7:22 1人目のリードが登り始め→8:12 3人目のリード開始→9:22 のべ5人目リード開始→10:00リードクライマーが20m滝の中段テラスに出る。→11:50 4人とも20m滝の上→12:55 トユ状10m滝下d着→13:15 トユ状滝諦めて昼食休→13:30ピストンで下山開始→15:08黒瀬谷出合吊橋→15:30駐車地着
・最大の衝撃
前夜、せっかく用意した きゅうりと塩(塩はアルミホイルで巻く) 余裕が無かったせいで忘れてしまい喰えなんだ!翌朝、ハタと気がついて大慌てで探し出して喰った!
・今回のテーマ
TKMTさん…濡れた岩を攀じる
YTTNさん…前は殆どの滝を巻いたので今回は直登できるかやってみる。
OKMさん…日曜雨の予報なので晴れた土曜に沢登り!
俺…前に来た時に時間切れで登れなかったトユ状10m斜瀑を直登する!
・前日まで
前日17時半にOKMさんから着歴があり、かけなおしてみると、、、かくかくしかじか
簡単に言うと「日曜に行く予定やったけど、雨っぽくて土曜が晴れっぽいので
土曜組に鞍替えしたい」とのこと。でも日曜組のほうの確認が未だだとかで、話を聞いただけで終わる。
21時に家を発つつもりやったが、21時半になる。しかも(後から気づいたんやけど) よつ葉の箱と注文用紙を出しとくの忘れてた。くっそー!
自宅から30分でTKMTさんのオウチの近くに着く。はっやー。
その後R25で、YTTNさんとの合流ポイントである道の駅へ向かう。道は概ね空いてたけど、結構 時間かかったなぁ。
OKM さんとは上北山の薬師ノ湯の駐車場で合流。白川大橋左岸側のどこかで寝ようかと思っていたが、YTTNさんが あんまいい場所ないど とのことで、同じ会のKWZEさん達が居るという白川又川林道に入る。少し入ると、それらしきテントがあったので「こんばんわー」と覗くと、オッサン軍団や。濃いわー。
この時点で1時15分ぐらい。明日は5時起きの予定なので、早々に退散し、寝る。失礼して すんまへーん。
・当日
テントで目覚めたのが4時45分。アラームが鳴った5時きっかりに皆を起こし、段取りを始める。「6時には出発や」て思たぁったけど、着替えて、駐車地から歩き始めたのは6時20分頃。
白川大橋では恒例の岩屋谷雄滝展望を楽しむ。その後、池原ダム左岸の仕事道を辿り、黒瀬谷吊橋を渡ってから上流側へ踏跡をトラバる。赤テープがついてておおむね分かりやすい。がズルズルして、ズリそうで嫌な道や。水が流れだしたところあたりで沢床に降りる。(6:46)
7 時前にゴルジュ入口の20m滝の下に着く。ここで滝登り手順の意識合わせなど行い、準備を始める。先頭バッターは今回の遡行のきっかけとなったTKMTさん。TKMTさんが「沢登りの中でも濡れた岩を攀じるのが好き」と たまたま口走ってしもたため、この谷に来ることになった。
ガチャ類をTKMTさんに預け、ビレイはOKMさんでスタート。「ハーケン打つのなんかこの遡行で2回目っすよ」というTKMTさん。一緒に並んでルートを見る。お、残置あったど。
残置ハーケンにアブミをかけ乗り込もう…とするが結構苦労している。なんとか乗って、次のハーケンを打ち込む。で、そのハーケンに もう一つのアブミをかけて また乗り込む。次もハーケン打ってたっけ?!なんか忘れたけど、3mぐらい登ったところで、「もうギブー」ゆう感じで落ちてきた。ボチャンっ。皆ドン引き。
次のリードクライマーはYTTNさん。「自信ない」と言いつつも、アブミに乗るのはTKMTさんより上手い。「アブミは今日初めてですねん。」ゆうたはったけどサバ読んでるんちゃう?順調に登っていったが、2枚ほどハーケンを打ち込んでアブミをかけ、そこに乗り込み、俺にゆわれて左のほうのリスを探そうとしたところで、ボチャン。落ちました。またまた皆、引く。なんか、「もう無理ちゃうん」みたいな空気が漂う。
次、ワタクシめ。ギア類を受け取り、さー、登るぞー。えいえいおー。
二つのアブミは難なくこなし、もう2つくらい次のハーケンにアブミを移して乗り込むと左頭上ぐらいに残置ボルト発見。TKMTさんもYTTNさんも気づかんかったヤツ。確かに色も岩っぽいしねー。
で、嬉々としてボルトにアブミをかけ、外傾ぬめぬめのとこに片足を置きつつ、次のハーケンを打ち込み、そこにアブミで乗り込む…と、右頭上に新しいリングボルト発見。ピカピカしとるどー。(これが仇になるとは)
ラッキー!ここのボルトにアブミかけてアブミの上段まで足を乗せれたら、もう次の一歩はバンドに出るぞ!楽勝やん!
ボルトにアブミをかけ、ちょっと引っ張る。で、そのアブミに片足を乗せ、両足を乗せた。で、次に…
と思いきや、いきなり 岩に身体のどこかを打ちつけ、自分の身体は水面まで。。。
あり?何?ブラ下がってる?!
ビレイヤーのTKMTさんに「ビレイはずして」と伝え、とりあえず、水から上がる。6mほど落ちたことになる。
メインの紐に何か3つぐらいブラ下がっている。よく見ると、、、新ピカリングボルトが抜けている。。。
がっくし。うぅ、右肘が痛い。右肘を動かすと痛いやんけ。打ったんやな。折れてはいぃひんやろ。
はぁ。。。テイスティングが甘過ぎたのか。くっそー。やり場の無い怒り。まぁ、俺が最後に打ったハーケンは抜けずに残っている。他、3つほど抜けちゃったが、まぁ よしとしよう。
次はTKMTさん再度、登る。と思ったら、「さぶいっすー」と水中から上に身体が出る間も無く戻ってくる。OKMさんはパスとのことで、「次、YTTNさん行かはります?」と訊くと「自信ないですー」といいながらも再度チャレンジ。アブミに乗り込み、その後、ハーケン打って、あぁでもないこぉでもない と試行錯誤してはったが、「もぉゴボウで上の支点まで行きますわ」とのことで、ウリャウリャウリャーっと一気に腕力で登ってもた。すげー。これには一同、拍手喝采。迫力があった。
で、俺が残置ボルトを抜いちゃったところで かなり苦労していたが、時間をかけてリスを選び、ハーケンを一枚 打ち込み、そこに あぶみをかけ、ジワジワっと登り、最後はバタバタしながらも中断テラス直下のスタンスに出る。おぉ。その後1m弱をズリズリ登りで こなしはった。すげー。皆から おぉ〜の声。
で、次、俺のぼる!が、あり、アブミ、使いにくいて思たら、カラビナの位置がまちごうとるやん。俺が間違ったんかなー。で、なおして、再度トライしようとするが、ザックのせいかどうなのか、どうにもこうにも登り難い。体力ばかり消耗する。右肘も痛くて あまり力が入らない。もぉこうなったら、ロープ登高だ。ということで、Ropeman mk2とBasic(PETZL)を使て登る。4分ほどでなんとか登れてYTTNさんのバンドにたどりつく。そこからは、YTTNさんにビレイしてもろて俺が滝の上側を水流右沿いに登る。ハーケンをキンキンに決めて、まぁ無難に登れたと思う。途中、ナッツを使ぉうとしたが、上手くいかなかった。いい位置にリスを見つけ、これまたキンキンに決めてフィックス。合図すると、OKMさん、TKMTさんの順に登ってくる。最後はYTTNさんをセカンドビレイ。
次の短い淵をOKMさん先頭で右端をクビまで浸かりながら通過し、緩い斜瀑を越えると、枝谷が合流している、斜瀑。これは水流左側、俺は水流左端を登る。 OKMさんがイッパイイッパイになりつつあり、お助け紐をフィックスして登ってもらう。この後、釜を水中へつりして滝の水流左側を登る。落ち口がいやらしいがTKMTさんトップで、一箇所、靴を押さえてあげて、登れた。で、あとはザックを渡してから登る。お助けなしでもなんとかなった。この次 少しいくとトユ状滝が見えてくる。随分前にKJTNさんと来た時は滝は直登せず、この右岸側の壁を上流側へトラバースっぽく登ったなー。結局 谷に降りるには時間切れと判断し、右岸尾根まで上がって、尾根沿いを降りたんやった。
で、今回は直登がテーマや。全部直登。で、奥のリングボルトから懸垂してトユ状滝の下端に立ち、大股びらきで突っ張りして登ろうとしたが、3m弱いったところで、もぉ無理ーーー。
あと、TKMTさん、YTTNさんにも交代してもらうが無理。YTTNさんは身を挺してカラビナ類を回収してくれたので残置せずに済んだ。
「もぉここらで打ちきろか」ゆうことで昼食が済んでからピストンで谷中を戻る。最初のゴルジュ入口滝は左岸側のスグのところを40mロープ2ピッチで降りる。4人いると結構時間がかかる。
で、終了っすー。今回は お風呂はなしで、R25の柏原経由で帰った。見慣れたR309の風景とは違い、少し新鮮。
YTTNさんは よぉ登れる人。もともと紐とかなしで登るのが好きやったみたいやが、今回、アブミを使った登りも出来て満足そうやった。
俺の今回の目標は 以前に来たところよりも奥へ進む!ことやった。達成でけへんかったけど、YTTNさんもTKMTさんも谷を十分味わえたようなので、ヨシとしたろ。
俺も 落ちたせいか、身体はバキバキや。
宮滝ポン酢こぉたで。TKMTさんもOKMさんもこぉてた。
TKMTさんをnew worldで下ろした後、高速料金所で間違って一般側を突破してまう。あぁそんなつもりなかったのに。
眠気とチビの泣き声に悩まされながら猪名川に行き、その後、自宅へ。はぁ、結構疲れた。。。
それにしても、OKMさんが元気ないようにみえたのは気のせいか。。。
・反省点
残置にしろ、自分で打ったにしろ、ハーケン・ボルトの打った後の確認をしっかりする。特にエイドの時は 静的荷重・動的荷重 両方で試験。残置も必ず確認!エイドで落ちたらヤバい。
・その他気づいた点など
残置は新しいヤツより古いヤツのほうが抜け難いってことはあるんかなぁ。とにかく新しい残置、心してかからないと。もちろん古いやつも。
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