中山道（信濃西ー美濃東 南木曽駅から坂祝駅）

2024年03月14日(木) 〜 2024年03月17日(日)

• GPS: 31:33
• 距離: 85.1km
• 登り: 1,639m
• 下り: 1,974m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:09
• 休憩: 0:18
• 合計: 8:27

8:17 南木曽駅
9:23 9:28 妻籠宿
10:43 10:43 男滝女滝
11:21 11:25 一石栃立場茶屋跡
11:43 11:43 馬籠峠
12:58 12:58 馬籠宿
13:07 13:08 馬籠バス停
13:45 13:53 「これより北 木曽路」の碑
14:49 14:49 落合宿
16:44 宿泊地

2日目

• 山行: 8:08
• 休憩: 0:03
• 合計: 8:11

8:01 宿泊地
8:15 8:15 中津川宿
11:55 11:56 大井宿
14:11 14:11 槙ケ根一里塚
14:23 14:24 槙根 三角点
14:43 14:43 祝峠
15:32 15:33 紅坂一里塚
16:12 宿泊地

3日目

• 山行: 9:27
• 休憩: 0:11
• 合計: 9:38

6:50 武並駅
8:43 8:43 権現山一里塚
9:41 9:50 大湫宿
10:31 10:32 八瀬沢一里塚
11:40 11:40 奥之田一里塚
12:22 12:22 細久手宿
13:15 13:15 鴨之巣一里塚
14:51 14:52 謡坂一里塚
15:57 15:57 栢森一里塚跡
16:17 16:17 御嶽宿
16:28 宿泊地

4日目

• 山行: 5:08
• 休憩: 0:03
• 合計: 5:11

7:15 宿泊地
8:25 8:26 伏見宿
11:04 11:06 太田宿
12:26 坂祝駅

天候

概ね晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

中津川駅前に駐車、電車で南木曽駅（妻籠宿前）、中山道を辿り坂祝駅（太田宿先）から中津川駅へ戻る。

コース状況／危険箇所等

街道筋はサインも含め概ねよく整備されていました。ごく一部交通量のある国道で歩道がごく狭いところもありました。岐阜県側で街道カラー（黄と白）舗装が施され分かりやすかった。

その他周辺情報

YH、旅館、ビジネスホテルを利用しました。いずれも親切な宿でした。

写真

3/14 7:36

中津川駅から南木曽駅まで、木曽路に戻ります。

3/14 8:23

一段高い街道筋に戻ります。今回は三留野宿を過ぎたここから

3/14 8:37

木曽義仲、巴御前の伝承が残る木曽路、袖振りの松と

3/14 8:40

水舟、フランス人のカップルにこれはなんだと聞かれたので、horse drinking ムニャムニャと言ったら分かったみたい。直ぐに先に行かれました。

3/14 8:50

上久保一里塚、両塚が残ってます。江戸から80番目

3/14 8:59

蛇石道標、元道はこの沢を上っていたらしい。17C 初頭の整備から災害等により道は変わってます。

3/14 9:04

妻籠城址への分岐

3/14 9:13

妻籠宿への入り口

3/14 9:18

高札場と水車、作られた宿は必ず水が引かれてます。これだけ高度差があると水車を入れるのは正解かも。音もなく廻っていたのでベアリング入れてると思います。

3/14 9:19

妻籠宿

3/14 9:22

脇本陣

3/14 9:23

本陣跡は交流施設に。

3/14 9:23

この時期、凄いお雛様たち。すごい身分差別、職業差別をはっきり示してる。毎年、繰り返し、

3/14 9:25

手書きは好き

3/14 9:34

西の枡形で、宿保存の原点らしい

3/14 9:36

確かに風情あるし、建物が華奢でこんな風なんだったんだろうと。

3/14 9:43

ついしめ縄を撮ったけど結構しゃれてます。田舎の手作りとは違う。

3/14 9:52

災害で旧道を辿れません。

3/14 10:00

宿外れ、奥の石塔は

3/14 10:02

中山道と飯田街道の分岐、大平峠を経て飯田に直結

3/14 10:15

いい日になりました。

3/14 10:34

仕事で来てる人に通れないよね、とか声かけにくい。

3/14 10:42

山側の街道は閉鎖され、滝コースへ

3/14 10:43

いい滝でした。

3/14 10:51

行っていけそうだけど、滝コースのほうがよかった。

3/14 11:10

一石栃立場の番所、木曽木の流出監視。木曽路には嫌というほどある。それだけ危険を冒して木を出してたってことだろうな。

3/14 11:13

お茶屋の前にある桜、広々したところで気分よく休めます。　

3/14 11:37

馬籠峠に向かいます。

3/14 11:41

峠の茶屋、通る人多そう

3/14 11:47

熊野神社、宿への入り口

3/14 11:48

馬籠峠を越え岐阜県に入ると黄白舗装に。街道歩きには助かります。

3/14 11:49

3/14 12:19

下り道、木曽路終盤ですが広がった風景はすでに木曽路ではない。

3/14 12:23

沢筋に雪の残る恵那山。これからずっと見えます。地域のシンボル、北側のコルは東山道ルート。

3/14 12:28

馬籠宿高札場跡

3/14 12:51

蕎麦屋で昼食

3/14 12:54

歩きやすく整備されている

3/14 13:03

雰囲気もあります。

3/14 13:06

京側桝形

3/14 13:08

宿の入り口、向かいは観光バス駐車場。外国人が多かった。

3/14 13:37

行く先、落合、中津川、大井方面。奥のコルを越えて行く。右手は笠置山、恵那山の対面でこの山もシンボリック

3/14 13:46

ここまでが木曽路、旧尾張藩です。馬籠宿だけ岐阜県に編入、藤村さんの字

3/14 13:46

信濃と美濃の国境はここでした。

3/14 13:47

一里塚

3/14 14:30

落合川、清流

3/14 14:32

飯田街道の分岐、赤い橋は高速道路

3/14 14:51

落合宿の本陣を過ぎて善昌寺の門冠の松

3/14 15:24

坂の手前の立場

3/14 15:25

お不動様とお大師さま、英語の説明文

3/14 15:31

一里塚跡、周りを削って塚風にした？

3/14 15:49

枝垂桜と庚申塔（17C末)

3/14 15:51

3/14 15:54

中津川へ下りこみます

3/14 16:11

結構な坂、石畳も

3/14 16:25

元禄期（16C末）から、元はお酢屋、今は栗きんとん

3/14 16:33

間家、尾張徳川家御用商人

3/15 7:34

駅から落合のYHへ。初めてだけどちょっとほっとします。

3/15 8:11

中津川の町中から再開、町中の四ツ目川を越えます。

3/15 8:12

高札場跡

3/15 8:16

木のうだつ

3/15 8:17

本陣ではなく庄屋宅、7カ村の大庄屋

3/15 8:18

町中できれいに整備されていて助かります。

3/15 8:22

中山道カラー（黄白）舗装、先は左に曲がって桝形へ

3/15 8:29

中津川

3/15 9:02

上宿の一里塚

3/15 9:20

立場跡、小高い丘が続き休み場、中継地点が点々とあります。

3/15 9:35

六地蔵石憧（17C）、回転式

3/15 9:58

お大師様は道上、昔の道は一段上だったのだろうか

3/15 10:21

高速道路工事中、昔も今も交通の要衝

3/15 10:35

篠原茶屋本陣跡、皆さんお休みにおく

3/15 10:39

景色が良いから、奥には

3/15 10:39

木曽御嶽が白く輝いてます

3/15 10:41

北東には中央アルプス、駒、空木

3/15 10:47

石塔群、この辺から遠州秋葉道が分かれた。

3/15 10:55

木曽路を越え、一気に物流が多くなった気がします。豊かな地域みたいです。

3/15 10:59

大正年間の青面金剛、見たことのない造形でした。

3/15 11:08

一気に秋葉様が増えてきました。近いし火伏信仰、水絡みは津島様、信濃でも西側は津島様は多かったですが。

3/15 11:16

庚申講が今（10年前）でも講元で行われていると。

3/15 11:20

確かにこの辺でも坂ばかり、上って下って、川は北の木曽川に注ぐ

3/15 11:21

坂の上からは景色が良い。展望台もあるし

3/15 11:22

奥に白い木曽御嶽

3/15 11:37

関戸一里塚跡、跡形なし

3/15 11:40

坂を下って高速を越えて大井の宿へ

3/15 11:44

笠置山も形が変わってきた

3/15 11:46

宿に入る坂にあった長石塔、大きいから明治期以降かと思ったら17c、

3/15 11:47

女性たちの講で建てた馬頭観音さま

3/15 11:47

3/15 11:52

大井宿の高札場

3/15 11:54

相変わらず中山道カラー舗装

3/15 11:56

桝形もカラー舗装で迷いなし。

3/15 11:58

ここも右へクランク、大井宿はカクカクが多い。

3/15 12:00

物流も盛んだったらしい

3/15 12:05

宿末（口）の市神神社

3/15 12:07

宿の京側口外に木曽木材の監視場

3/15 12:09

阿木川を渡ります

3/15 12:10

広いけど結構傾斜がありそう

3/15 12:11

街歩きっぽくなってきました。

3/15 13:25

趣味です

3/15 13:42

また山道に入ります。西行法師ゆかりの地、西行さんといえば桜

3/15 13:58

十三峠の東口、最後の難関です。長いよ。

3/15 13:59

石畳、残っていたり整備してくれていたり、

3/15 14:11

一里塚

3/15 14:13

原型が残ってるようです

3/15 14:14

振り返れば恵那山、大きい山ですね。馬籠からずっと見えてます。東山道が真っすぐあの北を越えて伊那谷に続いてます。

3/15 14:23

で、坂のアップダウン

3/15 14:34

土の道も

3/15 14:46

和宮のために建てた御殿跡

3/15 14:56

また坂

3/15 15:09

また坂、でもカラー舗装は分かりやすい

3/15 15:20

また坂

3/15 15:33

紅坂一里塚

3/15 15:33

ここも両塚がほぼ原形どおりあるらしい。

3/15 15:43

また坂

3/15 15:50

結構な傾斜です

3/15 15:57

藤村高札場跡、深萱立場で本日終わり、バスで武並駅へ下ります。

3/16 6:51

武並駅からのバス、土日はありません。歩くのですが、駅前にはしっかり中山道の案内図がありました。

3/16 7:11

ゆるい里道を上がって中山道へ

3/16 7:24

深萱立場の案内図。十三峠は中部北陸と東海自然歩道が接続してる。坂ばかりで13坂とおまけの7つとか。おまけが少ないと思う。

3/16 7:26

立場跡がたくさんあります。

3/16 7:28

サインが。はっきりしていて歩きやすい。

3/16 7:33

坂の名前の石碑、みんな名前をつけたのかな？

3/16 7:44

石畳が結構残ってます。往来の多さに対応したのでしょう。整備したりするのに坂の名前があると確かに便利。似たような地形だし。

3/16 8:05

いい天気で、うんざりしつつも気持ちいいものです。

3/16 8:20

観音様とお大師さまのセットはよく見かけます。

3/16 9:07

33観音石窟、石を積んだ仏龕もけっこう見かけました。野天や木屋根でなく、なにか鎌倉期のやぐらを思い出します。

3/16 9:07

3/16 9:33

十三峠もやっと終わりました。二日がかり。

3/16 9:38

大湫宿の入り口（枡形）、久しぶりに自販機を見ました。

3/16 9:51

大湫宿

3/16 10:00

3/16 10:07

石が目印？

3/16 10:10

広重の浮世絵にある大石

3/16 10:13

でかい石はいい目印。しかも、京側から見た名前・・

3/16 10:20

石畳が続きます。坂も終わりじゃないし。

3/16 10:29

琵琶坂で美濃路最高点、美濃路は皇女和宮の遺構が目に付く（整備している）。

3/16 10:32

八瀬沢の一里塚、両塚が残されている。

3/16 10:33

昔からの大きさかもしれない。

3/16 11:08

馬頭観音さまはよく見かけますが、こちらは三面六臂

3/16 11:18

弁財天の池。水場があるとホッとします。人工ではなさそう

3/16 11:19

弁天さまは16世紀（天文年間）

3/16 11:40

3/16 11:40

ここも両塚が残されています。時代がたっても変化がなかったのだろう。

3/16 11:58

3/16 12:21

大黒屋さんは泊まれなそう。

3/16 12:24

宿の絵図が残ってるんですね。

3/16 12:31

こちらも石窟内

3/16 12:53

秋葉坂上の石窟

3/16 12:54

3/16 13:06

道しるべ、鎌倉街道へ一里とか。後で調べてみたい

3/16 13:15

一里塚、自然歩道沿いは立派なのが多い

3/16 13:18

今まで歩いてきました。

3/16 13:20

御嵩へ下るも結構な坂

3/16 13:51

一旦、舗装道路を横切ります。

3/16 13:53

高いところにありました。昔は道はもっと高かったのか？

3/16 13:57

なだらかな地形、三角形の小屋は牛小屋

3/16 14:21

これも皇女和宮遺構、大変な行列、通られるほうも大仕事。

3/16 14:45

一呑清水、なぜ水の中に石塔があるのかわからない。これも皇女和宮に出したとか。

3/16 14:45

3/16 14:47

こちらも石窟の中の三面六臂馬頭観音さま。案外新しいか？

3/16 14:53

こじゃれたお茶屋さん、寄ればよかった。

3/16 14:56

お茶屋さん先の謡（うとう）坂、地名は善知鳥だけど。

3/16 15:00

3/16 15:03

登り口

3/16 15:42

坂を下り切りました。御嵩にある和泉式部墓所（伝？）

3/16 15:44

見にくいけど、中仙道ってあります。13峠開削以前の道だとか。東山道筋が気になります。

3/16 16:08

井戸、秋葉さまが祀られます。尾張藩

3/16 16:13

御嵩塾に入りました。

3/16 16:18

3/16 16:20

蟹大師さま、9C伝教大師創建

3/16 16:31

何とか御嵩駅到着、間を置かずの電車で可児市のホテルへ

3/17 7:18

アサイチで御嵩駅へ

3/17 7:20

お大師様の脇を

3/17 7:28

すぐ桝形

3/17 7:32

秋葉山の常夜灯、尾張美濃は秋葉山

3/17 7:35

鬼の首塚、鎌倉期の伝承

3/17 7:35

3/17 7:36

石碑は新しそうだが

3/17 8:18

旧道へ入り

3/17 8:22

正面は4C末前方後円墳、岐阜県も古墳大国

3/17 8:25

3/17 8:29

規模は小さいが街道歩きに親切

3/17 8:36

弥次喜多の中山道版もあるんだ

3/17 8:45

今は戦国武将が押し？

3/17 8:48

犬山道分岐道標、大正期

3/17 8:55

諏訪神明神社、

3/17 8:57

木曽川がすぐ裏です。河川崖際

3/17 9:21

木曽川河畔が一段下に

3/17 9:33

JR中山道踏切、電車じゃないね

3/17 9:52

今渡神社、太田渡し対岸で賑わった今渡立場の神社

3/17 9:54

河畔にはお地蔵さま、だけじゃなく

3/17 9:55

河畔のお寺

3/17 10:00

渡し場のお寺、弘法堂

3/17 10:02

この先が渡し場

3/17 10:02

錦江水、ちょっと泥臭かった。都市化した現代と昔は違うのだろう。

3/17 10:06

木曽川の橋の上から、カヌーか、釣りか、船で下ってみたい木曽川

3/17 10:10

対岸に太田の渡し、流れは穏やか

3/17 10:15

現代の渡し

3/17 10:15

こんな石板もナウいね

3/17 10:17

渡し場直下から流れが速い。堰みたいなのを作ったか、自然の造形なのか。

3/17 10:26

太田の渡しから対岸を見ます

3/17 10:46

3/17 10:51

太田宿内の中山道カラー、すぐに右にクランクします

3/17 10:53

歌碑があるお寺

3/17 10:55

祐泉寺15C創建

3/17 10:55

3/17 10:56

観音堂も

3/17 11:00

太田宿本陣付近、歩道が中山道カラー

3/17 11:04

3/17 11:06

3/17 11:07

太田宿のクランクの多さが分かると思います。拡大していったのかな

3/17 11:08

中山道カラー、歩道だけでもいい感じ

3/17 11:10

高札場跡、郡上八幡への分岐でもある

3/17 11:15

尾張藩川並番所跡、道筋川筋に尾張藩番所

3/17 11:29

この辺から木曽川沿い

3/17 11:36

木曽川の流れが速くなってこの先右に曲がります

3/17 11:39

堤防沿いの道（中山道カラー）、道も安定していなかったのだろうけど、見晴らしがよくて気持ちいい

3/17 12:11

ここの川下りも気持ちよさそう。「日本ライン」だった

3/17 12:18

宝積禅寺、この裏の坂祝駅で今回終了、戻ります。

3/17 12:19

この先も続きます。

3/17 12:22

17,19Cの石仏

3/17 12:26

お疲れさまでした。

撮影機器：

サイバーショット DSC-HX5V SONY

感想

yuna

今回は、木曽路ハイライトの妻籠馬籠と東美濃でした。妻籠馬籠とその先、外国人ハイカー多数とすれ違ったり追い抜かれたりでした。また、尾張藩がいろいろ張り巡らした番所や火伏の秋葉山、水害除けの津島神社など、尾張美濃文化圏を実感した旅でした。岐阜県はでかい、とも