妖精の井原山 240322

2024年03月22日(金) [日帰り]

• GPS: 04:50
• 距離: 5.6km
• 登り: 502m
• 下り: 491m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:59
• 休憩: 0:47
• 合計: 4:46

10:05 水無登山口
12:07 12:08 縦走路水無分岐
12:14 12:55 井原山
12:59 13:01 縦走路瑞梅寺分岐
13:29 13:30 水無尾根分岐
13:43 13:43 林間歩道分岐
14:48 14:51 水無登山口
14:56 ゴール地点

天候

快晴　風強し

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

駐車場までの車道は、昨年通れなかったが、復旧。登山道の川は、木製の橋　新設あり

写真

登山道に入るとすぐに、沢沿いに白い可憐なユリワサビ。

塊で咲いていると、迫力さえある。

同じく沢沿いには、コチャルメルソウ。

本日の主役級、ホソバナコバイモ。
うつむき加減がいい。

少し茶色が濃い葉も。

小さくても、しっかり春の花として存在感あり

何か、踊っているよう。

ニリンソウ、開花数としては少ないが、1週間後には春の妖精としての主役に。

尾根筋にはブナが青空に大きく枝を伸ばしている。もうすぐ新芽が。春のいぶき。

マムシグサ？、芽立ち。これも春を迎えている。

ヤマルリソウ、葉は萎びているが、花の色の瑠璃色はまさに、名前の通り、美しい。誰にも真似できない色、日本固有種らしい色

しかし、崖に咲くことが多く、このヤマルリソウは、カメラマンの土ぼこりを被り、新種「ヤマルリソウ　ツチカブリ」に。かわいそうに。
この瑠璃色はとても濃く、素敵な色なのに、もったいない。

出ました。今日の主役、キバナノアマナ。鱗茎が甘いことから付けられたアマナの黄花。

6枚の花弁に６本の雄蕊が突出している。

花茎の曲がり具合を見ていると、バレリーナが春の陽光の中で踊っているよう。

沢沿いには、薄いオレンジ色の小花が。
トウゴクサバノオ。

トウゴクサバノオ。
今まで見過ごしていた気がする。よく見ると春の暖かさを感じるから不思議だ。

別れを惜しむようにコチャルメルソウ

下には、ニリンソウの開花。
上には、イチリンソウの蕾。
よく混在しているが、イチリンソウの葉の方が細かく深く裂けているので、判別できる。
あと1、2週間すると、二つの共演が見られるかも。

小さくとも際立つ黄色。コガネネコノメソウ。
上からみると花が方形。

これはヤマアイ。瑞々しい。

ヤマエンゴサク、苞葉の切れ込みがはっきり分かる。

ヤマエンゴサクと似ているが黄色い花のミヤマキケマン。色がめだつ

ニリンソウの花弁のように見える萼片の裏はほんのりピンク色

ユリワサビもこう見ると、キリリとしている。

水無の駐車場から少し離れたところにあるツクシショウジョバカマ。

こんな群生が、何十メートルも続く。圧巻。今までにこんな群生見たことがない。

感想

山わくわく

一年前の3月29日、春の妖精を求めて、井原山に登ったが、今年はどうだろうと、待ち切れずに一週間早く訪れる。
ニリンソウ、イチリンソウには、少し早かったが、別の役者たちが妖精を演じてくれました。ユリワサビ、ホソバナコバイモ、ヤマルリソウ、そして、キバナノアマナ。どれもが、春を告げるように咲き誇っていました。

今日の記録
　登り　2h05m 休憩　45m
　下り　1h55m 計　4h45m(写真撮影多し)

今日のわくわく点
　　５点/５点満点

今日の山名一句
　い　　そぎ(急ぎ)来て
　わ　　れ(我)喜びし
　ら　　んまんに
　　※お粗末、季語なし。
　　　早くスプリングエフェメラルに会いたくて　　　　　　1週間早く来たけど、期待通りのわくわくの植物たちが迎えてくれました。

コメント

harehareyama

山ワクワクさん、こんにちは。井原山、初めて知りました。春の妖精がいっぱいですね。キアマナは見たことがないのですが、元気が出る色合いでふね。トウゴクサバノオは、高尾山で一度しか見たことが無く。懐かしいといつか、また見に行きたい気持ちになりました。
harehareyama

山わくわく

harehareyamaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。気づくのが遅くてすみません。
アマナはよく見ますが、キアマナは私も初めて見たのですが、とても美しい色で元気が出ます。井原山は高尾山ほどではないけど、この時期、光り輝いています。ぜひ一度来てください。実は、来週、高尾山に遠征に行く予定にしています。以前から行きたかったのですが、harehareyamaさんなどのレポを見て、決意した次第です。その計画立てで忙しくしていたので、ヤマレコを久しぶりにのぞいたところです。一号路から六号路という計画までしたので、今から皆さんのレポで予習しようと思っています。楽しみです。