天元台から大沢下りおよび遭難者遺体の発見

2024年03月24日(日) [日帰り]

• GPS: 06:52
• 距離: 18.3km
• 登り: 239m
• 下り: 1,621m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:37
• 休憩: 0:16
• 合計: 6:53

10:15 北望台
10:31 10:34 かもしか展望台
10:53 10:53 人形石
11:16 11:17 ヤケノママ分岐
11:22 11:23 藤十郎分岐
11:59 11:59 弥兵衛平分岐
12:19 12:30 明月荘
17:08 ゴール地点

牧場管理小屋から先の林道元小屋線はところどころ雪が切れ，下部になるにつれて切れている距離が大きくなる。板を脱いで歩く箇所もあり，雪がつながっている時より時間がかかる。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

天元台スキー場トップの北望台が登山口

コース状況／危険箇所等

吾妻牧場管理小屋からの元木屋林道はところどころ雪が切れ，下部になるほど切れている箇所が長くなり，歩きを交えることになるので時間がかかる。

その他周辺情報

大沢駅は今年も冬季閉鎖で列車が止まらないため，大小屋集落を経て関根駅に出る必要がある（3/26まで）

写真

3/24 10:32

西吾妻方面。今日は大快晴。

3/24 11:17

雪原を行く

3/24 11:44

先行者は東大顛へ向かったようだ

3/24 12:01

大沢下りへは私のみ

3/24 12:19

明月荘で昼食。

3/24 12:41

古いツアー標識。明月荘から滑走開始点へ向かう。

3/24 13:13

樹林帯はうまくコース取りできなかった。

3/24 13:57

忠ちゃん転ばしを終え林道へ。

3/24 15:31

雪に埋もれた遭難者遺体発見地点。地点を示すために遺留品のスキー板の画像を貼りました。辛うじて携帯電話がつながり臨場のままで指示を仰ぐことができました。

3/24 15:53

露出している沢があり，板を脱いで渡渉。牧場の管理小屋を過ぎてからの林道元小屋線も雪がところどころ切れている。

撮影機器：

AQUOS wish2 SH-51C docomo シャープ

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 日よけ帽子 毛帽子 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

備考

下山途中の林道で埋没遺体を発見する。

感想

nangaparbat

下山中の林道上で遭難者遺体を発見。携帯電話がつながり臨場のまま警察の指示を仰ぐことができたが，つながらない箇所での発見もありうるので，参考までにその時の行動等を記しておく。
発見時は雪面に刺してあったスキー板片方と両ストック，ジャケットの一部（頭部）とリュックの一部とブーツの先だけが雪上に見えた。雪崩跡や他の人の跡などもない樹林帯の雪原中に現れたため違和感を感じる。
ブーツ付近を掘り返して足が出たことで人の埋没を確信。ジャケット付近を掘り返すと鼻と口が現れたが息はなかった。ある程度全身が見えるまで掘り返した時点で警察に通報。それ以上の掘り返しはせず。
警察の指示により，現場画像を撮影→私の帰りの都合も考慮し下山口でパトカー待機→列車に乗る予定の無人駅まで移動→待合室で調書取りや画像閲覧をすることに決める。

・現場の位置確認で緯度と経度を聞かれたが，スマホで表示できる状態ではなかったので答えられず。代わりにGarminのGPSマシンで地図上の位置（林道と等高線の交点）を確認し，伝える。
・現場の写真はいろんな角度から，いろんな距離で（アップや引き）撮影した。遺体や遺留物だけでなく周囲も撮影したが，ヘリコプター作業のための上空向き写真（上空が開けているか）を撮り忘れた。
・調書取りは当方の予定も考慮してもらえる。警察署まで行かなくても可能である。かかった時間は1時間半ほど。

翌25日，ヘリコプターにて遺体ピックアップしたと連絡がありました。